中長期投資信託初心者が利益を得るためにやってはいけない3つのこと

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1つ目が暴落時に積立をやめてしまう事です。長期投資において暴落時というのは株のバーゲンセールなのです。通常価格より20%以上の安値で買うことができることも多くあります。
しかし個人投資家の口座を見てみるとこれまで蓄えていた利益が減っていたり、含み損を抱えてしまうケースもあります。

FP(ファイナンシャルプランナー)が伝える貯蓄から投資へのシリーズ8回目、中長期投資信託初心者が利益を得るためにやってはいけない3つをお伝えします。
前回は最強の節税効果iDeCoの魅力について、前回の記事はこちらを御覧ください。↓↓

投資信託初心者が利益を得るために気をつけたいこと

資産価値が目減りしていくのは身を切られる思いだと思います。投資信託初心者が利益を得るために気をつけたいことを3つ上げていきます。

長期分散投資

長期投資で暴落時に買い増しせず、損切りしてしまう

まず1つ目は、これ以上資産価値が目減りするようならいっその事、ここで損失を確定させてしまい現金として手元に戻してしまいたくなることもあるでしょう。

このような状況で勇気を持って一歩踏み込み淡々といつも通り買い増しできる個人投資家だけが資産を大きくすることに成功するということ覚えておきましょう。

中長期投資では暴落時に買い増しせず、損切りしてしまうことほどもったいないことはないのです。

暴落時に買い増しを続けた人が次にぶつかる壁

次に2つ目は短期的に利益が上がっていることで利益確定させてしまうことです。

暴落時に買い増しを続けた人が次にぶつかる壁がこの壁です。

暴落時に買い増しした株の価値は景気回復とともに上昇します。

このタイミングであなたのポートフォリオは全体で30%以上の利益を上げているかもしれません。

しかしこのタイミングで現金にしてしまっては資本主義経済の中で豊かになるための唯一の方法である資本収益率を手放すことになります。

現金にしてしまっては配当収入を得ることはできなくなってしまいます。

それに加え、換金手数料として20.315%の税負担を負うことになります。

言い方を変えれば現代の打ち出の小槌を手数料を支払って他人に譲ることになってしまうのです。

暴落を乗り越えた優良な企業の株を手放してしまうことがいかに愚かなことなのかお分かり頂けたでしょうか?

 

3つ目は生活コストを上げてしまうこと

利益が上がったタイミングで利益確定の売却に走ることももちろん愚かな行為ですが、日々の生活コストを上げることはそれ以上に愚かなことです。

例えば100万円を3%の利回りで運用したら年間の配当は3万円です。

つまり年間3万円の節約は100万円の金融資産を保有しているのと同等の価値であるということです。

逆に言ってしまえば少し給料が上がったからと言って今の家賃より1万円高い家に引っ越したとしましょう。

そうすると年間の支出は12万円増えてしまいます。

3%の利回りで運用したケースで考えると年間12万の配当所得を得るには400万円の金融資産が必要なのです。

つまり今の家賃より1万円高い家に引っ越すというのは400万円の金融資産をドブに捨てる行為と言えます。

どうしても必要でない限り生活コストを上げることは経済合理的でない可能性が高いです。

したがって常に自分の支出の費用対効果というものを考慮してお金を使う必要があるのです。

テクニカルなことではなく考え方の問題

上記で紹介した3つのどれもが決してテクニカルなことではなく精神的な問題であったり、考え方の問題なのです。

何度も繰り返していますが資本主義経済が継続する限り株式市場は拡大を続けます。

これは分かり切っていることです。

しかし暴落時に積立を辞めてしまったり、損切りしてしまうのはこの暴落が永遠に続くのではないかという恐怖に負けてしまうからです。

保有株式が利益を上げているときに利益確定の売却をしてしまうのは目の前の誘惑に負けてしまうからです。

毎月積立を継続することができないのは収入に見合った生活スタイルを確立できていないから、つまり所謂普通と言われる生活に囚われているからです。

 

得た知識を実行する人と実行しない人

多くの人が豊かになるために必要な事というのは決して難しいことではないということを理解してもらえたと思っています。

得た知識を実行する人と実行しない人に分かれます。

実行する人たちの中では継続する人と継続しない人に分かれます。

最後まで読んでくださった皆さんなら分かるかもしれませんが継続こそが最も重要なのです。

そこで最後に継続できる人と継続できない人の差が何であるかということを考えてみたいと思います。

座右の銘 継続は力なり

継続というキーワード

そしてこの継続というキーワードは資産運用に限らず仕事や健康など人生のあらゆることを上手く運ぶためには必要不可欠なものです。

物事を継続するために必要なものの1つ目は明確な目標です。

継続するために必要な1つ目は明確な目標

明確な目標がないと人間は怠惰になるものです。

締切のない仕事は後回しにし続けるか、ダラダラとやるかのどちらかです。

なぜ資産運用をするのか、その動機を明確にすればするほど投資を継続することができます。

継続するために必要な2つ目は環境

物事を継続するために必要なものの2つ目は環境です。

これは一緒に成功を目指す仲間がいること、自分のやっていることを妨害す邪魔者がいないことです。

例えば家族がいる人は将来も安定した豊かな生活ができるように家族は協力してくれるかもしれません。

協力してくれている家族がいるのに自分だけ浪費をするということは感情的なハードルがあるため結果的に少なくなります。

逆に自分は頑張っているのに家族が無駄遣いばかりしている場合は自分だけ頑張っているのが馬鹿馬鹿しく感じて継続できなくなってしまうかもしれません。

継続するために必要な3つ目は楽しさ

物事を継続するために必要なものの3つ目は楽しさです。

人間はストレスが溜まるとそれを発散しようと浪費をしてしまうことが多いです。

そしてまたお金が無くなってストレスの溜まる仕事をしなくてはなりません。

この負のループを繰り返します。

つまりあなたのためになる行為を楽しくすれば良いのです。

投資は利益が上がっていれば楽しいです。

ただ値下がりしていると不安に駆られるかもしれません。

そんな時は株のバーゲンセールがやっていると考えを切り替えましょう。

みなさんの大好きなバーゲンセールです。

この株がこんな価格で手に入ると思えば暴落も楽しいものです。

まとめ

このように投資を成功させるためには知識やスキルよりも環境やマインドセットが重要なのです。
そして実は良い環境で正しいマインドセットが出来ていれば案外お金がなくても幸せな人生が送れるかもしれません。
シリーズでお伝えしてきましたが中長期投資ではiDeCoやNISAの商品が節税も出来ておすすめであることは間違いありません。
この機会に貯金から投資に目を向けて見ませんか。