北海道の春から初夏のアウトドア服装選び:天候と気温に合わせたガイド

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北海道の春から初夏は絶好のアウトドアシーズンです。だからこそ、気候や天候に合わせた服装選びが重要となります。
この記事では、北海道の気候を理解し、アウトドア活動での快適な服装選びについての具体的なアドバイスを提供します。

 

北海道のアウトドアで快適に過ごすための服装

北海道は、アウトドアが盛んな地域です。初夏と春は、気温が穏やかで、アウトドアを楽しむのに最適な季節です。
しかし、気温は日によって大きく変化するので、服装選びには注意が必要です。
ここでは、北海道の初夏と春のアウトドアで着たい服装についてご紹介します。
また、道南の春夏の天気とアウトドアスタイル。北海道でキャンプを楽しめるおすすめのキャンプ場を3つ紹介させていただきます。
北海道のキャンプ場は4月下旬から5月にかけてオープンし、10月上旬には営業を終える場所が多いです

北海道キャンプ風景

北海道キャンプ風景

道南の春の天気とアウトドアスタイル

渡島半島

渡島半島

渡島・檜山・胆振という北海道の南側に位置する道南は、春の訪れが早く秋までアウトドアが楽しめる地域です。

 

道南の春の天気の特徴

桜〈五稜郭公園〉

桜〈五稜郭公園〉

松前の桜というと、北海道を訪れたことがない方でもご存知かと思います。

道南では、ゴールデンウィークの前には桜が満開になり、気温も20℃に届く春が訪れます。4月の間は1日の中でも最高気温と最低気温の差は大きく、夜から朝にかけては1桁の日も珍しくはありません。本格的な春は5月に入ってからで、この頃になると最低気温も10℃を超える日が続き、本格的なアウトドアのシーズンが訪れます。

 

道南の春のアウトドアスタイル

北海道、砂浜のキャンプ

北海道、砂浜のキャンプ

桜とともに訪れる道南のアウトドアシーズン。

ポイントは「防寒」です。5月を過ぎると、日中は20℃を超える日が多く、デイキャンプやバーベキューを楽しむだけなら普段の服装と夏用のキャンプ用品で差し支えありません。ですが、屋外のテントの中で寝るとなると話は別です。

キャンプ用品では、次の4点は必要な装備です。

・グラウンドシート

・エアマット又はコット

・2Way又はダウンのシェラフ

・ガスストーブ

エアマットは、寝心地というよりも地面からの冷気を遮るために使います。好みによっては、コットの上に寝るのもいいのかもしれません。シェラフは耐寒温度0℃と表示されたダウンのものが専門店でも進められますが、私は中を取り外せる2Wayのものを使っています。

服装は、冬山登山のような完全防寒は必要ありませんが夜の冷え込みに耐えるためにあったほうがいいものを取り上げてみました。

・裏地のあるパンツ

・フリースやウールの上着

・ヒートテック

・起毛の靴下

パンツは普段着の上に防寒のものを重ね着してもいいのですが、荷物が多くなるので裏地のあるパンツがおすすめです。フリースやウールの上着も欠かせません。意外と疎かになりがちなのが足元の防寒です。靴が普段の暮らしで使っているものなら、起毛の靴下を履くだけで地面からの冷気を防ぐことができますよ。

 

道南の夏の天気とアウトドアスタイル

北海道の夏というと「涼しい」イメージがあるのですが、近頃は本州とそう変わらない暑い夏が続いています。

道南の夏の天気の特徴

洞爺湖

洞爺湖

本州からは遅く感じますが、道南も6月になると25℃を超える夏日が訪れます。

その後はぐんぐんと気温が上がり、7月から8月は最高気温は30℃を超える真夏日が続きます。北海道の中でも湿度が高く蒸し暑い道南は、どちらかというと東北の夏に近いといえます。

天気は、6月下旬頃には雨の日が続く「蝦夷梅雨」という時期もあり、天気予報のチェックは欠かせません。太平洋側の渡島や胆振は、暑い日に突然大雨が降ることもあり注意が必要です。

道南の夏のアウトドアスタイル

北海道の夏 ラベンダー花畑

北海道の夏 ラベンダー花畑

道南の夏のアウトドアを楽しむポイントは、「暑さと陽射し」「雨」対策です。

北海道で暑さ対策は必要ないと思われがちですが、6月に夏至を迎えてから8月に立秋を迎えるまでは本州よりも北海道の方が日照時間が長い時期でもあります。暑さと日差し、そして雨に備えることができる2つの装備があるとキャンプがもっと快適になりますよ。

・タープ

・ハンモック

・高性能の保冷剤、凍らせたペットボトル

2ルームテントをお持ちの方はタープを張らない方も多いかと思います。陽射しが強く午前中から30℃を超える道南の夏、汗をかきながらテントを張るのは少々危険です。

サッと張ることができるタープはテントの設営と撤収の前に荷物を置いたりする間、暑さをしのぐことができますよ。

道南の夏のアウトドアは、特別な服装は必要ありません。ただ、突然の雨には備えておきたいものです。

・ウィンドブレーカー

・帽子

ウィンドブレーカーは、量販メーカーから缶ジュースほどの大きさに収まる薄手のものが販売されています。焚き火やバーベキューで火の粉がつくキャンプでは、高性能で高価な上着は必要ないと私は思います。

北海道の春から初夏の天候:何を期待するべきか

北海道は、春から初夏にかけて一年で最も美しい季節を迎えます。
桜の花が咲き始め、緑豊かな風景が広がり、野生動物が活動的になります。
しかし、気候は日本の他の地域とは異なり、夜間の気温は依然としてかなり冷え込む可能性があります。
特に山間部では、日中と夜間の気温差が大きいことが特徴です。
そこで、昼夜の気温変動に対応した服装選びが求められます。

服装選びの重要性:北海道の春から初夏のアウトドアで心地よく過ごすために

北海道の春から初夏のアウトドア活動では、気温や天候に適した服装がその体験を大いに左右します。
朝晩の冷え込みに対処するためには暖かいレイヤーが必要で、一方、日中の暖かさに対応するためには通気性の良い服装が重要となります。
また、突然の雨に備えて防水性のあるアイテムを携帯することもおすすめです。
適切な服装を選ぶことで、どんな天候でも楽しく快適なアウトドア体験が可能となります。

適切な服装選びで楽しむ北海道の初夏アウトドア活動:具体的なアドバイス

適切な服装選びは、北海道の春から初夏のアウトドア活動を心地よく楽しむために必要不可欠です。
まず、基本となるのはレイヤリングです。
つまり、多数の薄着を重ね着することで体温調節を行う方法です。
また、急な雨に備えて撥水加工が施されたジャケットを持ち歩くことも重要です。
さらに、日差し対策として帽子やサングラスを忘れずに。以上のような具体的なアドバイスを活用し、北海道の自然を心地よく満喫しましょう。

北海道ならではの注意点

気候変動:北海道の気候は一日の間に大きく変動することがあります。
日中は暖かく、夜間は急に冷え込むこともあります。
特に初夏には、他の地域よりも涼しく、山間部ではまだ雪が残っていることもあります。
そのため、気温や天候の変化に対応できる服装が必要です。

野生動物:北海道には大型の野生動物が生息しています。
例えば、エゾシカやエゾヒグマなどです。
キャンプやハイキングの際にはこれらの動物と遭遇する可能性があるため、対策が必要です。
特にエゾヒグマに対する警戒は重要で、その存在を認識し、出会わないための行動を理解することが必要です。
素手では倒せない!北海道のキャンプでヒグマと出くわさない方法は?

虫対策:春から初夏にかけて、蚊やブヨなどの虫が活発になります。
これらから身を守るためには、虫除けスプレーや虫よけバンドの使用、長袖・長ズボンの着用を推奨します。

UV対策:北海道は日本国内で最も北に位置しており、特に春から夏にかけては紫外線が強くなります。
そのため、日焼け止めクリームの塗布やUVカットの帽子の着用が重要です。

これらの注意点を押さえて、安全に北海道のアウトドアを楽しみましょう。

 

春夏におすすめの道南のキャンプ場

道南の春夏の天気とアウトドアスタイルのお話をさせていただいたところで、北海道でキャンプを楽しんでいる私からおすすめのキャンプ場を3つ紹介させていただきますね。

北海道のキャンプ場は4月下旬から5月にかけてオープンし、10月上旬には営業を終える場所が多く、3月からキャンプをできる場所はほとんどありません。

はこだてオートキャンプ場 函館市

北海道キャンプ

北海道キャンプ

函館市からアクセスのいいはこだてオートキャンプ場は、4月中旬にオープンします。

テントサイトはフリー、オート、キャンピングカーと3種類あり、車で訪れるオートキャンプに向いています。道外から訪れる方は、函館空港や函館駅前からレンタカーを借りて訪れてはいかがでしょうか?

函館市戸井ウォーターパークオートキャンプ場 函館市

戸井キャンプ場

戸井キャンプ場

函館市内で4月下旬にオープンするキャンプ場は、もう1カ所あります。

函館市戸井ウォーターパークオートキャンプ場は、徒歩圏内に温泉がある設備の整ったキャンプ場です。テントサイトはフリー、オートに加えてコテージもあります。少ないキャンプ用品だけを持ってコテージに泊まるのもいいかもしれませんね。

鶉ダムオートキャンプ場ハチャムの森 厚沢部町

地平線が見えるキャンプ場の夕陽

地平線が見えるキャンプ場の夕陽

道南の日本海側にあり、春夏のアウトドアを思い切り楽しめるのが鶉ダムオートキャンプ場ハチャムの森です。オープンは4月下旬で、テントサイトはオート、フリー、コテージと設備重視の大規模なキャンプ場です。

ご家族で連泊されるのに向いているおすすめのキャンプ場です。

まとめ

北海道の初夏と春のアウトドアで快適に過ごすためには、気温の変化に対応できる服装選びが重要です。
薄手の長袖シャツや長ズボン、ウィンドブレーカー、帽子、サングラスなどを着用し、日焼けや熱中症に注意しましょう。
また、雨天時でも対応できるよう、レインウェアを用意しておくと安心です。
この記事を通じて、そのための具体的なアドバイスを提供しました。
これらの知識を活用し、北海道の美しい自然を体験しながら、自身の快適さを確保しましょう。