北海道の春夏の天気は?道南、道央、道東、道北の地域別気温と季節特徴

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北海道は、日本最北端の島であり、四季折々の美しい自然が魅力です。春夏は、気温が上がり、過ごしやすい季節となります。このページでは、北海道の春夏の天気について、道南、道央、道東、道北の地域別に解説します。

 

北海道の春夏の天気は?観光やアウトドア活動に最適な時期はいつ?気温や降水量、服装などについて解説

広大な自然と四季折々の美しさで知られる北海道。その中でも春と夏は、訪れる人々に新緑と爽やかな風を提供します。
しかし、道南、道央、道東、道北と地方によって、その天候や気温は大きく変わります。
この記事では、北海道の春夏の天候と各地方の季節の特性について詳しく紹介します。

北海道の春から夏にかけての天気に触れる前に、北海道の地域のお話をさせていただきますね。
本州の都府県に比べて広大な面積の北海道は、大きく4つの地域に分けられます。

北海道の春夏:一年の中でも特別な時期はいつの季節?

地域の分け方は、いくつか種類があるのですが、今回は天気予報に合わせて分けてみます。

北海道地図

北海道地図

地方別ガイド:北海道の春夏の天候と気温・北海道の4つの地域と13の支庁

北海道の広さは77,983.90 km2、日本の4つの島では本州に次ぐ第2位の面積です。

どのくらいの大きさかというと、九州と四国を合わせた面積を上回り、関東の全てと中部・北陸地方の半分の広さです。北海道は、4つの地域と13の支庁と呼ばれる地域に分けられています。

道央・道南・道北・道東と呼ばれる地域が本州の都府県を超える大きさで、石狩・後志・渡島檜山と呼ばれる支庁が都府県と同じくらいの大きさです。

道央は、石狩・後志・空知と日高の西側。

道南渡島・檜山・胆振。

道北は上川・宗谷・留萌と紋別の北側。

道東は日高の東側と十勝・釧路・根室、オホーツクと呼ばれる北見網走地区です。

自然が豊かな北海道では、どの地域でもアウトドアが盛んなんですよ。

北海道地図

北海道地図

北海道の春と夏の訪れは?

北海道の天気は、天候の分け方で亜寒帯湿潤気候と呼ばれています。

道南の一部は西岸海洋性気候・温暖湿潤気候と呼ばれる東北地方に近く、北海道の中でも暖かい地域です。

四季の訪れは、春分・秋分のように旧暦の暦に当てはめる方法がありますが、北海道には当てはまりません。春分の2月は、北海道では全ての地域が雪に閉ざされ、吹雪が起こっているからです。そこで、桜が咲く季節を春、気温が25℃を超える夏日が始まる季節を夏の始まりにするのが北海道の四季の訪れの目安になります。

北海道で桜の咲く季節は、ゴールデンウィークの前後から5月中旬にかけて、夏日の訪れは6月の中旬頃からです。

夏の終わりは、夏日の終わり頃でおおよそ8月終わりまでで、この頃になると天気予報で「夏もそろそろ終わり」「今年は残暑が続きます」と言われるようになります。

北海道の春はおおよそ4月末から5月末までの1カ月、夏は6月から8月末までの季節と思っていただくとわかりやすいかと思います。

初秋のひまわり畑

初秋のひまわり畑

北海道春夏の天候:道南、道央、道東、道北の比較・地域別の北海道の春から夏の天気

面積が広く、それぞれの地方を分ける山地がある北海道の四季の訪れは、地域によって大きく違いがあります。今回は南側の道南から順に北海道の春夏の天気を紹介させていただきますね。

道南の春夏の天気

北海道の桜

北海道の桜

北海道で暖かい季節が早く訪れ、夏の期間も天候が安定しているのが函館を含む道南です。

函館周辺の地域では、ゴールデンウィークの前には桜が満開になり、気温も20℃に届く日があります。

ただ、5月中旬頃までは最低気温が1桁の日もあるので、アウトドアでは服装選びが難しい季節でもあります。6月になると25℃を超える夏日が訪れ、猛暑だった2020年には30℃以上の真夏日もあります。夏本番の7月と8月は、1週間のうち4〜5日は真夏日が続き、アウトドアにはとてもいい季節が訪れます。

道央の春夏の天気

羊蹄山と満開の芝桜

羊蹄山と満開の芝桜

春の訪れは道南に次いで2番目夏は蒸し暑い地域が多いのは札幌や小樽を含む道央です

観光では札幌や小樽が有名ですが、アウトドアなら何といってもニセコの地域です。

ニセコは羊蹄山を中心に広がるドーナッツ形の大きな盆地です。春の訪れ道南から1週間ほど遅れて、5月の中旬頃山に囲まれた地域でもあるので、最低気温が1桁の時期は道南よりも長く続きます。

6月になると気温は安定し、夏日が長く続きます。夏本番の7月と8月は真夏日が続いて、最低気温が25℃を下回らない熱帯夜が訪れます。

ニセコの夏の天気は海沿いにキャンプ場のある道南に比べて寒暖差は少ないのですが、突然のゲリラ豪雨が起こりやすいので、雨対策は欠かせません。

湿原の湖畔

湿原の湖畔 ニセコ ,バカンスリゾート

道東の春夏の天気

十勝平野

十勝平野

春の訪れは遅くても、夏は真夏日が多い地域が帯広から釧路のある道東です。

十勝地方と呼ばれる広い平野が広がる道東はとても広大な地域。

平野が広がる十勝、海沿いの日高釧路・根室、北の海側に面するオホーツク。中でもアウトドアが盛んなのは、十勝地方と日高地方です。

道東は東側と書いていても、道南や道央のニセコよりも北側に位置しています。春の訪れ5月の中旬から末にかけてです。そこから春はすぐに終わり夏日になる6月が始まると、他の地域よりも真夏日が多い夏が訪れます。

意外に思えますが、真夏の季節北のほうが日照時間が長くなり、内陸側では気温が上がりやすくなるんです。7月と8月の道東のキャンプでは熱中症にも注意が必要ですね。

十勝平野を一望できるキャンプ場

十勝平野を一望できるキャンプ場

道北の春夏の天気

利尻島

利尻島

春でも雪が残り、夏もそこまで暑くはならないのが旭川から北の道北です。

他の地域よりも北側の道北に春が訪れるのは5月末頃です。山地が多い道北は、冬に降った雪が春になっても残っている地域。

道北でアウトドアが盛んな場所は、礼文島と利尻島と呼ばれる2つの島、どちらも海のレジャーを楽しむことができます。

夏もそこまで暑くはならない道北は、暑さを逃れる避暑地にはぴったりですよ。

道南、道央、道東、道北の地域別気温と季節特徴

北海道は、日本最北端の島であり、四季折々の美しい自然が魅力です。
春夏は、気温が上がり、過ごしやすい季節となります。
北海道はその広大な土地と多様な気候条件から、地域によって春と夏の天候や気温が大きく変わります。この記事では、道南、道央、道東、道北それぞれの地域での春夏の天気、気温、季節特性について詳しく探ります。

道南:穏やかな春と涼しい夏

道南は北海道の中でも比較的温暖な地域で、春は4月中旬から訪れ、新緑の季節が始まります。
夏は日中でも30℃を超える日は少なく、涼しい気候が特徴的です。
道南は、北海道の南部に位置し、太平洋に面しています。
春夏は、比較的温暖で降水量が多い傾向にあります。
気温は、5月から6月にかけては15度から20度、7月から8月にかけては20度から25度が中心となります。
降水量は、5月から6月にかけては100ミリメートルから200ミリメートル、7月から8月にかけては200ミリメートルから300ミリメートルが中心となります。

道央:快適な温度と雄大な自然

道央は、北海道の中央部に位置し、札幌市が位置しています。
春夏は、気温や降水量がまばらな傾向にあります。
春は5月から始まります。
気温は、5月から6月にかけては15度から20度、7月から8月にかけては20度から25度が中心となります。
夏は最高気温が30℃程度にとどまるため、過ごしやすい気候が魅力です。
降水量は、5月から6月にかけては50ミリメートルから100ミリメートル、7月から8月にかけては100ミリメートルから200ミリメートルが中心となります。

道東:豊かな自然と変わりゆく四季

道東は様々な動植物が生息する地域で、春は5月から始まります。
夏は湿度が低く過ごしやすい気候ですが、夜は比較的冷え込むことがあります。
道東は、北海道の東部に位置し、日本海に面しています。
春夏は、夏は暑く、冬は寒い傾向にあります。
気温は、5月から6月にかけては15度から20度、7月から8月にかけては25度から30度が中心となります。
降水量は、5月から6月にかけては100ミリメートルから200ミリメートル、7月から8月にかけては200ミリメートルから300ミリメートルが中心となります。

道北:遅い春と短い夏

道北は北海道最北部に位置する地域で、春は5月下旬から、夏は7月から始まります。
夏でも気温が25℃程度までしか上がらず、涼しい夏を過ごすことができます。
道北は、北海道の北部に位置し、オホーツク海に面しています。
春夏は、気温が低い傾向にあります。気温は、5月から6月にかけては10度から15度、7月から8月にかけては15度から20度が中心となります。
降水量は、5月から6月にかけては50ミリメートルから100ミリメートル、7月から8月にかけては100ミリメートルから200ミリメートルが中心となります。

季節特徴まとめ

北海道の春夏は、地域によってその天候と気温が異なり、その地域性がまた一つの魅力となっています。
この記事を参考に、各地域の季節の特性を理解し、最適な訪問時期を選んで、北海道の春夏の美しさを存分に楽しんでください。

まとめ

北海道の春夏は、地方によってその天候と気温が異なり、その地方性がまた一つの魅力となっています。
北海道の春夏の天気は、地域によって異なります。
道南は、比較的温暖で降水量が多い傾向にあります。
道央は、北海道の中心部に位置し、気温や降水量がまばらな傾向にあります。
道東は、夏は暑く、冬は寒い傾向にあります。
道北は、北海道の最北端に位置し、気温が低い傾向にあります。
北海道の春夏の天気は、観光やアウトドア活動に最適な時期です。
このページを参考に、北海道の春夏の天気をチェックして、最適な時期にツーリングや旅行を計画してください。