知っていれば役に立つ豆知識|金融に絡んだ知識に関する雑学クイズ!

記事内に広告が含まれています。

東京・京都・大阪・兵庫に緊急事態宣言が発出され、近隣県ではGWに閉鎖するキャンプ場も増えてきました。今年も予定していたキャンプ場の動きを日々確認するキャンパーも多いのではないでしょうか。気になるのは閉鎖を受け、昨年同様開いている無料キャンプ場やフリーサイトに人が流れ込むことも予想できます。
密が予想される場合は諦める決断も必要と思います。
今回はおうち時間や暇つぶしの方に向けて、金融に絡む知識を問うクイズを集めてみました。どれもそれほど専門的なものではないので、難しくは考えずに回答してみてください。

引っかけ問題もあり、金融にまつわる雑学クイズ!

 

Q1:2010年6月から完全施行となった現在の貸金業法において、無担保での融資は原則年収の何分の1まで受けることができる?

①  1/2
②  1/3
③  1/4
④  1/5

正解:②の1/3までです。
解説:貸金業法の中でも「総量規制」という規定によるもので、50万円を超える契約になる場合には、申し込み時に年収が証明できる書類の提出が必要になります。
豆知識:総量規制という名称の通り、この規定は1社からだけの融資に関するものではなく、融資額の合計に対してです。つまり、年収が300万円の人がどこかから100万円を借りてしまうと、もう違う会社から無担保融資を受けることはできません。尚、年収を超える借用になることも多い高額のカーローンや住宅ローンなどは担保のあるローン契約なので、この規定は適用されません。

Q2:クレジットカードを使ったショッピングやキャッシングは、1回払いであれば金利は掛からない?

選択肢:
① 〇
② ✖

正解:② ×です。
解説:引っかけ問題でした。ショッピングに関しては、1回払いであれば原則的に金利は掛かりませんが、キャッシングは支払い回数に関わらず、1日単位で金利が発生します。
豆知識:例として、月末締め、翌25日払いのクレジットカードで4月20日に1回払いでキャッシングをした場合、翌日の21日から金利が発生し、5月25日の支払日にはその日も含めて合計35日分の金利と共に返済することになります。4月10日に借りていれば、同じ1回払いでも45日分になります。金利が年率18%だとすると、10万円を借りた場合は35日分なら約1726円、45日分なら約2219円です。このように、同じ1回払いで同じ金額を借りた場合でも、締日などとの関係で金利が変わってきます。

 

Q3:住宅ローンで2000万円を35年間での均等返済(ボーナス月の返済額の変動はなし)、金利が0.5%の固定とした場合、金利の合計額はおよそどれくらいになるでしょう?

①  120万円
②  180万円
③  350万円
④  520万円

正解:② 180万円です。
解説:詳しい計算式は省きますが、2000万円の0.5%になる10万円×35(年)とはならず、およそその半分だと考えてください。これは、返済の度に金利の元となる元金が減少している為で、均等返済の場合は同様に上のような計算で出る金額の約半分だと考えておけば大きな違いが出ることはありません。
クイズボタン

クイズボタン

Q4 2021年4月現在は存在しない消費者金融は?

①  プロミス
②  レイク
③  アコム
④ アイフル

正解:レイクが正解になります。
解説:詳しく解説すると、このレイクはかつては消費者金融でしたが、経営破たんしてしまい、新生銀行のカードローンとしてその名前を残したまま移管されました。そして、そのカードローンは現在では「新生銀行L(エル)」と名前を変えており、レイクという会社、及びカードローンは消滅しましたが、新たに「レイクALSA(アルサ)」という別の消費者金融が誕生しました。
豆知識:レイクALSAは、新生銀行のカードローンだったレイクの特徴(独特の無利息期間や金利など)をそのまま採用していますが、同銀行のカードローンの顧客はそのまま新生銀行Lに引き継がれました。よって、同社を利用する場合はレイクの利用者であっても新規契約となります。その他は現在大手消費者金融と呼ばれる三社で、これの次ぐのがモビット、ノーローンです。

Q5 新規に貸金業として開業するには、自己資金(資本金)として最低〇〇万円を用意しなくてはいけないという決まりがある。〇〇に当てはまる金額は?

①  500万円
②  1000万円
③  5000万円
④  1億円

正解:③ 5000万円です。
解説:2010年6月以降、貸金業として開業する為の審査では、最低でも5000万円の自己資金がないとそれを通過することができません。また、5000万円未満の資本金で開業していた貸金業者も2010年6月から5000万円まで増資することが求められた為、それができなかった業者は廃業してしまったか、いわゆる闇金になってしまったと言われています。
豆知識:この理由は、それまでの貸金業者は銀行から借りたお金を又貸しするというスタイルで行っている業者も多く、その金利差を利益にしていました。これができてしまうと、資本金をそれほど用意することなく簡単に貸金業者として開業が可能ですが、その為に貸金業者が増え過ぎてしまった為にこのような規定ができたと言われています。ちなみに2021年1月現在、資本金が5000万円以上の正式に認められている貸金業者は全国に1500社程度存在しますが、この規定がなかった時にはその10倍の約15000社もありました。

まとめ

金融に関する少しためにもなる問題だったと思います。特に住宅ローンについての問題は、これからそれを組もうと考えている人には是非参考にしてもらえれたらと思います。