キャンプスタイルで選びたい、テントの4種類と実用的な耐水圧とは?

記事内に広告が含まれています。

ゴールデンウイークが始まりましたね。東京・京都・大阪・兵庫の4都府県に緊急事態宣言が発出され今年のGWもお家で過ごす方も多いでしょう。今年も予定していたキャンプ場のGW閉鎖で残念な思いをされている方や、キャンプ場のキャンセル待ちを探している方多い事でしょう。

GWは九州のキャンプ場(一部)も中止の連絡でがっかり。

私は5月1日から3日までキャンプ予約していた大分県の某キャンプ場から電話があり、「市役所から通達で県外をまたぐキャンプは中止になりました。」との連絡がありました。
多分そうなるんじゃないかと思っていました。キャンプ場に文句言ったって仕方がないと自分に言い聞かせています。
キャンプ場の方と話したのですが、市から連絡がないので大丈夫だと思って予約確認のメールを送った矢先の中止に憤りを感じたそうです。市役所の対応が遅すぎです!
早々と予約していましたが2年連続のGWキャンプ中止となりがっかりです。が、これだけ感染者が増えれば仕方ないですね。

GWはおうち時間になるので、浮いたお金でテントを新調しようかなと思いながら記事を書いていきます。

初心者向けキャンプ耐水圧テント

キャンプに欠かせないテント、最近では形や色のデザインも豊富で迷ってしまいますね。

今回はキャンプ初心者の方が初めてテントを選ぶ際に役に立つ、テントの構造の違いによるメリットとデメリット、雨に耐える性能の耐水圧も含めてお話させていただきます。

テントの構造と4種類のテント

テントは屋根に当たるフライシート、床に当たるグランドシート、室内の壁になるインナーテントの3枚の布と骨組みに当たるポールで作られています。
骨組みのポールと、それぞれのシートの組み合わせで4つの種類に分けられます。

テント4種類とは

クロスしたポールの上からフライシートをかけるドームテント、さらに広い空間のツールームテント。
1つのポールで三角屋根を作るワンポールテントは、ティーピーテントとも呼ばれています。
ポールの数が多く山小屋のような形をしたロッジ型テントと呼ばれるテントもあり、細かな違いはありますが、大きく4種類に分けて販売されています。

好みと目的で選べる4種類のテント

ドームテント、ツールームテント、ワンポールテント、ロッジ型テントはデザインの好みで選ぶのも愛着が湧いていいと思います。

より、テントを活用いただくには目的のキャンプスタイルも考えてみてはいかがでしょう。

キャンプの定番ドームテント

キャンプ場で見かける機会の多いドームテントは、キャンプの定番といえるテントです。構造は、2本のポールをクロスさせてインナーテントを立ち上げ、上からポールシートをかぶせると、東京ドームのような丸い屋根のドームテントが完成します。

フライシートをピンと張るため、伸ばしたロープをペグで固定する必要はありますが、ペグを打たなくてもテントの形を保つことができます。ドームテントのメリットは、室内が広く雨風に強いことです。
利用されている方も多く、キャンプ初心者の方が最初に買ってもいいテントといえます。

北海道砂浜のキャンプ ドームテント

北海道砂浜のキャンプ ドームテント

タープいらずのツールームテント

キャンプの定番ドームテントは、そのままでは室内で過ごす寝室空間です。日差しや雨を避けるためには、タープと呼ばれる屋根だけの道具が必要になります。

テントの中には、ドームテントのフライシート部分を大きくしてポールで固定し、屋根と壁になる前室を作るツールームテントと呼ばれる種類があります。

ツールームテントは、テントだけで屋外のリビングにもなる広いスペースがあり、2〜3人で過ごすならタープを使わずに過ごせるメリットがあります。
一方で、多くのツールームテントは10kgから20kgと重く、持ち運びには不便でもあります。

キャンプ

河川敷でキャンプ

 

おしゃれなワンポールテントとティーピーテント

三角屋根のおしゃれで可愛らしいテントは、ワンポールテントです。名前の通り、1本のポールを中心に円錐型に立ち上がるタイプのテントで、アメリカの先住民が使っていたことからティーピーテントとも呼ばれています。

構造は、フライシートの周りに張ったロープをペグで固定し、中心にポールを立てて立ち上げます。販売されている多くの種類で、インナーテントは天井から吊るすだけととてもシンプル。
メリットは、ポールが1本のためとても軽くお値段も手ごろなところです。
アレンジがしやすくおしゃれな一方で、立て方が独特で慣れる必要があります。

ワンポールテント

ワンポールテント

過ごしやすいロッジ型テント

見かける機会はあまり多くはありませんが、テントの中には実際の山小屋のような形をしたロッジ型テントがあります。ロッジ型テントは、建物の柱に当たる部分がポール、壁と屋根に当たる部分が布でできた構造です。

とても大きなテントもあり、屋根の部分から煙突を出すことで、テントの中で薪ストーブを使えるものもあります。メリットは、コテージに泊まっているような広さと快適さです。

デメリットは、サイズの大きくポールも多いため、20kg前後の重さとお値段です。これから長い目でキャンプを楽しむ方へ向けたテントでもあります。

ロッジテント

ロッジテント

耐水圧の数字の見方

テントのカタログを見比べてみると、耐水圧〇〇mmと書かれていて、メーカーやテントによって違いがあります。

耐水圧とは?

耐水圧とは、防水性の目安になる数値です。防水には、水が染み込まない耐水と表面が濡れない撥水の2種類があります。テントでは、雨水が染み込んで雨漏れを起こしてしまうと中で過ごすことができなくなるため、耐水が防水性の目安になっています。

耐水圧は、例えば1000mmという数値の場合、10mm四方に筒を立てて1000mmの水の柱まで染み込まないという表記がされています。

実用的な耐水圧は?

それでは、実際にどのくらいの雨に耐えられるのでしょう。情報元によって違いはあるのですが概ね次のようになっています。

・300〜500mm 小雨
・1000mm前後 普通の雨
・1500mm以上 大雨

また、濡れた地面に大人が座った際に耐水圧は最低2000mm必要とあります。テント選びでは、フライシートは1500mm以上インナーテントでは2000mm以上の耐水圧が表示されているものが安心して利用できるとされています。

まとめ

テントには、ドームテント、ツールームテント、ワンポールテント、ロッジ型テントの4種類があります。販売されている中で最も種類が多いのは、昔からあるドームテントです。
余談ですが15年前始めたキャンプで最初は貸しテントでしたが次行くときはやっぱりテントが欲しくなりました。テント選びでは、突然の雨に備えて、耐水圧の数値をカタログで確認しておくことが大切ですよ。参考になれば幸いです。

参照:

ゼビオのアウトドア特集:Let's GO Outdoor!
コールマン|Coleman
キャンプは、まっさらなアウトドアに、好きな空間や時間をつくるあそび。コールマン オンラインは皆さんのアウトドアライフに役立つヒントやアイデアを提供しています。
素材について│ロゴス:LOGOS
ロゴス製品で使用されている素材をご紹介しています。
耐水圧とはなんですか - ワークマン公式サイト
生地の上に1cm四方の水が入る筒を立てて、筒の中に水を入れて何メートルの高さの水の水圧に耐えられるかという基準です •300mm・・・小雨に耐えられる •2,000mm・・・中雨に耐えられる •10,000mm・・・大雨