【雑学】コロナ禍でお家時間に暇つぶしする?天気にまつわるクイズ 

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天気にまつわることわざも多く存在しています。天気にはことわざも多いですが…例えば、「とんぼが低く飛ぶと雨」といったようなものがそれで、雨の前には天気中の水分量が多くなる為、それによってとんぼが高く飛べなくなると考えられていることからきています。こういったことわざもクイズにならないこともありませんが、俗にそう言われているという程度のものも多いので、クイズと言ってしまうには不適当な場合もあります。

天気にまつわる面白いクイズと豆知識を紹介

ここではきちんとしたクイズとして成立し、その答えを知ることで少しでも為になると思われるものをいくつか紹介していきたいと思います。

問題1. 雹(〇〇〇)と霰(〇〇〇)、霙(〇〇〇)、雪(〇〇)の読み方は?

1. 雹(ひょう)と霰(あられ)、霙(みぞれ)、雪(ゆき)               2. 雹(あられ)と霰(ひょう)、霙(みぞれ)、雪(ゆき)                3. 雹(みぞれ)と霰(かすみ)、霙(あられ)、雪(ゆき)

答えは1. 雹(ひょう)と霰(あられ)、霙(みぞれ)、雪(ゆき) です! 漢字で書きなさいとの問題だったら難しいですね!
解説:雨の成分が塊となって地上に落ちてくるこれらの気象現象は、その物体の見た目などによって呼び方が変わってきます。
豆知識:雹(ひょう)は1粒が直径5ミリ以上になる大きな塊での場合に使う言葉で、霰(あられ)はそれ未満のものを指します。そして、雪はそこまで固い塊ではなく、落下速度がそれよりも遅い場合に使われる表現で、どちらか判断が難しい場合には「雪霰(ゆきあられ)」と呼ぶこともあります。この雪霰は「霙(みぞれ)」と呼ばれることもありますが、霙は正確には雪と雨が同時に降ると指して使う言葉です。

 

問題2. 雪が降ると音を吸収するために静かになるというのは本当?

1.本当  2.違う 3.どちらでもない

答えは1.本当 です!
解説:これは本当で、雪には音を吸収する性質があります。降っているだけでそれが大気を覆っていることから音が伝わりにくくなり、その為に静かに感じるものですが、積もるとそれが先のように音を吸収する為、余計に静かになります。
豆知識:どうして積もった雪が音を吸収するのかと言えば、本来なら地面で反射する音の伝播を雪が止めてしまうからで、これを吸収と表現しています。

 

 

問題3. 冬日、真冬日って?冬日とは、1日の最低気温が0度未満になる(なった)日のことで、真冬日は、最高気温が0度未満の日になります。 〇か×でお答えください。

 

答えは〇です!
解説:夏に「夏日」や「真夏日」という表現があることは有名です。夏日は1日の最高気温が25度以上になった(なる)日のことで、真夏日はそれが30度と定義されています。近年には「猛暑日」と言うものも加わり、35度以上になるとちらが使われるようになりましたが、「冬日」と「真冬日」は聞いたことはあるものの、どのような定義で使われるのか知らない人も多いでしょう。
豆知識:冬日とは、1日の最低気温が0度未満になる(なった)日のことで、真冬日は、最高気温が0度未満の日になります。これらは最低気温、または最高気温が元となる違いがあるので覚えにくいですが、共に0度が基準になっています。

 

問題4. 世界の最高気温、及び最低気温の記録は?

1.  最高気温は56.7度 最低気温-89.2度                              2. 最高気温は61.7度 最低気温-50.2度                         3. 最高気温は50.7度 最低気温-61.2度

答えは1. 最高気温は56.7度 最低気温-89.2度       です!
解説:日本では2021年2月現在での歴代最高気温は41.1度で、静岡県の浜松市と埼玉県の熊谷市で観測されています。最低気温の方は北海道の旭川市で-41度という記録がありますが、世界に目を向けると、最高気温はアメリカのデスバレーで観測された56.7度で、最低気温は南極大陸での-89.2度となっています。
豆知識:このように考えると、日本のそれらはまだまだ大したことがないと思ってしまいますが、日本のような比較的狭い国土で上と下の温度差が80度もある国もそうあるものではありません。例として、オーストラリアは最高気温は日本以上で、50度を超えたこともありますが、0度を下回ったことはこれまでの同国の歴史上、一度もありません。これが「日本は四季がはっきりしている」と言われる所以です。

 

問題5. 降水確率が0%でも信用できない? 〇か×でお答えください

はてなの雲

シンキングタイム

答えは〇です!
解説:天気予報における降水確率とは、同様の予報を100回出した時に、その回数だけ降水量が1ミリ以上の雨が降るという意味です。よって、30%の予報を出した100回のうち、30回は実際に雨が降ることになります。
豆知識:これが0%だとすると、100回それを出しても一度も降らないことになりますが、この0%だけは便宜上の表現となっており、「5%未満」のことをそのように使っているのです。その為、降水確率は0%だと発表されていても、20~30回に1度程度は降ることになり、絶対に雨は降らないという意味ではないので注意してください。

 

問題6. 「台風」は実は当て字だった? 〇か×でお答えください

 

答えは〇です!
解説:日本では毎年秋にはおなじみ「台風」ですが、これは英語の“Typhoon”(タイフーン)を無理矢理同じ読みの漢字で表現したもので、いわゆる当て字だと考えて構いません。
豆知識:よって、日本の台風は海外でもほぼ同音でそのまま通じます。天気とは関係ありませんが、英語からのこのような同音の当て字表現は他にも多く、缶コーヒーや缶ジュースなどと使うことの多い「缶」もそのうちの1つで、英語では同音で“kan”と表現します。もちろんそちらの方が先なので、日本語の「缶」は完全な当て字がそのまま日本語化してしまったもので、「台風」も然りという訳です。

 

まとめ

ここで挙げてきたものは、どれもちょっとした知識になるので、覚えておいて損はないでしょう。難解なクイズを解くのも面白いですが、天気にまつわるものにはそれだけではない楽しみがあり、これは是非知っておきたいというものがあった時には、後から人に教えてあげることもできそうです。