冬キャンプでも油断大敵!知っておきたい紫外線UVA対策とケア方法

冬でも紫外線は油断大敵

12月~2月は1年で最も紫外線量が少ない時期です。しかし、私たちの肌に全く影響がないわけではありません。

特にシワ、たるみの原因となる紫外線UVAは季節による量の増減があまりなく、常に同じくらいの量で降り注いでいます。

※ UVA…紫外線種類のひとつ。肌の深く真皮層まで浸透し、コラーゲンやヒアルロン酸などを作り出す線維芽細胞を傷つける。これにより肌のハリが減少し、シワやたるみの原因となる。

紫外線対策は冬でも手を抜かない

冬の紫外線対策は、意識の高い人のみがするものと思うかもしれません。ところが、冬であっても、誰もが紫外線の悪影響を受けているのです。

ウィンタースポーツを楽しむ人は特に注意しましょう。ゲレンデは標高が高いため、紫外線量がアップします。そのうえ、雪による照り返しで足元からも紫外線を浴びてしまいます。ゲレンデでは、真夏と同レベルの紫外線対策をしておくと安心です。

また、ウォーキングやランニングを習慣にしている人も、冬だからと紫外線対策の手を抜いてはいませんか?

紫外線の照り返しアスファルトや水辺でも起こり、芝生でさえゼロではありません。太陽と地面の両方から浴びる紫外線は冬でも意外と多いため、紫外線対策を行っておかないと、シミやたるみのリスクが高まってしまいます。

こまめな紫外線対策でシミやシワのリスクを減らす

同じ環境にいても日焼けの仕方は人それぞれです。確実な紫外線対策を行うためにも、自分の肌タイプを知りましょう。

例えば日焼けをしても赤くならず黒くなるのは、メラニン色素量が多いタイプです。メラニンはシミやそばかすの素と思われがちですが、本来は紫外線から肌を守る役目があります。作られたメラニンは、通常であればターンオーバーとともに剥がれおちますが、正常に剥がれ落ちなければ色素沈殿し、シミなどのトラブルを引き起こします。

とはいえ紫外線は浴びないに越したことはありません。日焼け止めを塗るなどの対策が重要です。日焼け止めは時間経過とともに効果が薄れてしまいます。また、汗や皮脂、衣類などのこすれで少しずつ落ちていくので注意しましょう。2、3時間ごと、こまめに塗りなおすと効果も持続します。

紫外線は肌だけでなく目にも悪影響を及ぼす

紫外線対策の基本は、肌を直接紫外線にさらさないことです。外出の際には長袖を着たり、日傘やツバの広い帽子などで紫外線を少しでも遮るように意識しましょう。

紫外線から守るべきなのは肌だけではありません。髪の毛や頭皮が日焼けを起こすとパサつき、きしみなどのダメージが現れ、毛根が傷めば抜け毛につながります。

さらに、目も紫外線対策が必要です。目が紫外線にさらされると充血やドライアイを起こしやすくなるうえ、最悪の場合は目の病気を引き起こすこともあります

目の紫外線対策

目の紫外線対策にはサングラスが有効です。

サングラス

サングラス

ただし、色がついているだけのサングラスでは、瞳孔が開いた状態で紫外線を多く吸収してしまうため、逆効果です。UVカット効果のあるサングラスを選びましょう

紫外線でダメージをうけた肌のケア方法

日焼けとは、肌が火傷をしている状態です。紫外線によりダメージを受けてしまった肌は、適切にケアしなければなりません。日焼けした箇所は早めに冷やしましょう。

紫外線防止クリームを塗る女性

紫外線防止クリームを塗る女性

日焼けした肌は乾燥して過敏

日焼けした肌は、紫外線により水分を奪われて乾燥しています。タオルに包んだ氷や保冷剤などで肌をよく冷やしたあとは、刺激の少ない化粧水で十分な保湿をしましょう。

普段のように手でパッティングするのではなく、コットンに含ませた化粧水をまんべんなく肌にしみ込ませていきます。

乾燥した肌をいたわるように、こまめに保湿をしてください。熱や痛みが引くようであれば、化粧水のうえから乳液を塗るとさらに効果的です。

日焼け後の肌は過敏になっているため、いつもの化粧水や乳液でも肌に異常が現れることがあります。くれぐれも肌に負担をかけないようにケアしましょう。

日焼けの状態がひどい時

重度の日焼けをした後は、肌に水膨れができたり、皮がむけたりします。ここまでくると痛みを伴うことも少なくありません。

肌の状態が気になりますが、決してつぶしたり、無理に皮をむいたりしないように注意しましょう。ただでさえ過敏になっている肌を傷つけてしまい、炎症のもとです。

また、肌の表面だけでなく、水分補給をしっかり行い、体の内側からもケアして肌の再生能力を高めましょう。化膿などのトラブルになりかねないため、肌の状態が落ち着くまで、化粧水などの余分な塗布も禁物です。