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日本のシンボル富士山の歴史と文化・世界遺産としての価値信仰と芸術の源泉

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日本を象徴する富士山は、海外からの旅行客にも人気の観光名所です。
日本人の心の拠り所でもある富士山は、2013年に世界遺産に登録されています。
「富士山‐信仰の対象と芸術の源泉」という世界遺産の名前のように、富士山にまつわる信仰と歴史についてまとめさせていただきますね。

前回の記事は 日本世界遺産平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群でした。

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富士山の自然美・日本のシンボルの歴史と信仰と芸術

 

英語表記)Fujisan, sacred place and source of artistic inspiration
登録区分)文化遺産
登録年)2013年
登録基準)(3), (6)
国内の登録順位)No.17

 

富士山の標高は3775.51m、山頂には直径は780 m、深さ約237mの火口が口を開けています。

活動火山でもある富士山は、現在分かっている限り、最も古い噴火は数十万年前とされ、おおよそ8万年前頃から1万5千年前頃までは、活発な火山活動が続いていました。

火山には溶岩の温度や山の形でいくつが種類があり、富士山は成層火山に分類されます。

傾斜が火口に近いほど急になる円錐状の成層火山は、同じ火口から複数回噴火を繰り返して成長する火山です。

成層火山の特徴が目立つ富士山は、円錐型の山の形、岩石は玄武岩・安山岩・デイサイトと呼ばれ、過去に爆発的な噴火が繰り返し起こったことを物語っています。

富士山は日本国民の「信仰の対象」でもあり、「文化的価値」そのものに例えられます。

2000年代には世界的な評価も得られ、2013年に文化遺産の基準の1つ「3.現存または消滅した文化的伝統、または文明の唯一、少なくとも稀な証拠」、自然が生んだ日本文化の象徴は「6.顕著で普遍的な意義を有する出来事(他の基準と組み合わせて適用する)」として世界遺産の中でも高い評価を受けることになります。

 

山岳信仰と神仏習合

富士山を神聖な存在として敬う風習は、富士信仰と呼ばれています。

特に山岳信仰と神仏習合のお話は、富士山を信仰を対象としてお話を進める上で欠かせないことです。

山岳信仰とは?

自然の風景や天候の変化に、神聖な存在が宿ると信じ崇拝することは自然崇拝と呼ばれています。

日本国内で神道の元になった信仰の時代から、海や山など広大で古くからあるものほど力の強い神や精霊が宿るとされ、山そのものを敬うことは山岳信仰と呼ばれています。

中でも、霊峰富士として富士山の見える地域はもちろん、噂を見聞きするだけの地域からも信仰を集めていました。

記録の残る飛鳥時代には、修験道の役小角が始めて富士山を開山したとされ、世界的な登山記録『世界登頂年代記』にも掲載がされています。

平安時代には、富士山の神と木花開耶姫命(このはなさくやひめ)を祭る富士山本宮浅間大社が坂上田村麻呂によって築かれ神体山(英:a sacred mountain)として富士山への山岳信仰が確かなものとなります。

古代の自然崇拝と神仏習合

日本人の信仰を遡ると、記録の残らないほど昔の自然崇拝、さらに伝承がまとめられた「日本書紀」によって当時の中央政府の影響下では神道が広まることになります。

さらに、海外から広まった仏教も、整備された教えの内容と仕組みによって各地に広まることになります。

日本古来の神道と海外から広まった仏教は、やがて融合し神仏習合と呼ばれる信仰が根付くことになります。

明治維新後は、神仏分離令という法律が制定されましたが、人々の心の信仰までは制限することができず、戦後を経た現代でも富士山を崇める心は私たちの中に受け継がれています。

日本の象徴と富士山

ご神体でもある富士山へ登る参拝は、登拝と呼ばれ平安時代が始まりとされています。

身体を清め、経典を読み上げる形式の富士講が整備されたのは江戸時代とされ、江戸後期には富士山への登山に加え、周囲の富士五湖を含む富士八海への巡礼が盛んに行われたことが記録に残っています。

世界遺産検定公式過去問集(4級)からの例題

 

Q1.「富士山‐信仰の対象と芸術の源泉」に関し、富士山の噴火を鎮めるために、坂上田村麻呂が築いた神社は何でしょうか?

(引用元:p72,2018年3月世界遺産検定4級)

1. 下鴨神社
2. 富士山本宮浅間大社
3. 伊勢神宮
4. 春日大社

答え:(2)富士山本宮浅間大社

 

Q2.「富士山‐信仰の対象と芸術の源泉」に関し、ご神体でもある富士山そのものに登る信仰形態はなんと呼ばれるでしょうか。

(引用元:p80,2018年7月世界遺産検定4級)

1.登願
2.登拝
3.敬神
4.敬宮

答え:(2)登拝

 

 

Q3.「富士山‐信仰の対象と芸術の源泉」に関し、富士山のような「神聖視されている山」を英語で何というでしょうか。

(引用元:p80,2018年7月世界遺産検定4級)

1.a modem mountain
2.a terrible mountain
3.a complete mountain
4.a sacred mountain

答え:(4)a sacred mountain

Q4.「富士山‐信仰の対象と芸術の源泉」に関し、江戸後期には富士登山や巡礼を行う集団が多く組織されました。その集団の名称は何でしょうか。

(引用元:p105,2018年12月世界遺産検定4級)

1. 熊野組
2. 熊野詣
3. 富士講
4. 富士集

答え:(3)富士講

 

富士山の歴史: 古代から現代まで

富士山は、日本最高峰の山であり、その壮大な自然美とともに、古代から現代まで多くの人々を魅了し続けてきました。
この記事では、富士山の歴史を探求し、その地位が日本の文化と歴史にどのように影響を与えてきたのかを見ていきましょう。

古代の富士山

富士山の存在は、日本が文字で記録を残し始めるずっと前から知られていました。
『日本書紀』などの古代の文献では、神々が生んだ神聖な山として富士山が言及されています。
また、山岳信仰の対象として古くから崇拝されてきました。

中世の富士山

中世になると、富士山の信仰は広範囲に広がり、富士講という信仰集団が全国に形成されました。彼らは一生に一度は富士山に登ることを目指し、その登山は信仰の一環とされました。
また、富士山の美しさと壮大さは、連歌や和歌、浮世絵など、さまざまな形で芸術作品に表現されました。

近代の富士山

近代に入ると、富士山は日本の象徴として認識され、国民の誇りとされました。
明治時代以降、登山が広く一般化し、多くの文学作品や芸術作品にその風景が描かれるようになりました。

現代の富士山

現代の富士山は、観光名所として、また自然の驚異として、国内外から多くの人々が訪れます。
また、科学的な観点からも富士山は重要で、火山活動の研究や地質学的な知見の発展に寄与しています。

2013年には、富士山が「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」としてUNESCOの世界文化遺産に登録されました。
これは、富士山が日本の自然、文化、宗教に対して果たしてきた重要な役割を国際的に認められた証です。

これらの経緯を通じて、富士山が日本の文化と歴史に深く根ざしていることが理解できます。
その美しさと壮大さは、多くの人々を魅了し、その影響は古代から現代まで、日本の様々な面に及んでいます。
これからも、富士山はその重要性を持続し、私たちの心を捉え続けるでしょう。

 

まとめ

2013年に文化遺産に登録された富士山のお話をさせていただきました。
世界遺産検定の過去問は、正解できましたでしょうか?

文化遺産で評価を受ける機会の多い地域信仰の内容は、日本神道と仏教の教えが合わさった神仏習合のように、関連する用語と一緒に覚えておくと、他の問題の正解につながりやすい内容ですよ。

次回の記事は  富岡製糸場と絹産業遺産群:群馬の世界遺産が語る経済発展の軌跡です!お楽しみに!

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