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信仰に関係した文化遺産・神宿る島沖ノ島と関連遺産群と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

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世界遺産の中では、比較的新しく登録された九州地方の2つの世界遺産。
今、海外から注目を集めている文化遺産でもあります。

今回は九州にスポットを当て福岡県の神宿る島沖ノ島と関連遺産群と熊本県の天草地方の潜伏キリシタン関連遺産に付いて世界遺産検定シリーズもの記事を書いて見ました。

前回の記事は 日本の世界遺産は西高東低?国内の世界遺産数と文化遺産と自然遺産の割合でした。
こちらもご覧いただくとよく理解できると思います。

異国文化を感じる中世日本の世界遺産

福岡県の『「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群』、長崎県と熊本県の『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』は、どちらも日本の歴史と海外の文学が交流したことが明らかな、異国文化を感じる世界遺産です。
さらに、どちらも信仰に関係した文化遺産という共通点があります。

 

北九州の福岡県・長崎県・熊本県の世界遺産

○「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群

英語表記)Sacred Island of Okinoshima and Associated Sites in the Munakata Region
登録区分)文化遺産
登録年)2017年
登録基準)(2), (3)
国内の登録順位)No.21

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群では、文化遺産として登録された遺産群のほとんどは宗像大社(むなかたたいしゃ)の関連施設です。

宗像大社は、宗像三女神の田心姫神(沖津宮)、湍津姫神(中津宮)、市杵島姫神(辺津宮)を祭る神社の総本山とされています。

日本書紀にも記載があり、日本最古の神社の一つとして島全体が神聖な聖域とされて崇められています。

古代日本の九州地方は、中国大陸や東南アジアと行き来する玄関口でもありました。

宗像大社の由来は、日本書紀とされていますが、細かな解釈によっては異国文化を表現している内容もあるとされ、九州地方で海外との交流があったことを裏付けているのかもしれません。

宗像大社は、祭られている神様毎に沖津宮(福岡県宗像市大島沖之島)、中津宮(福岡県宗像市大島)、辺津宮(福岡県宗像市田島)の3か所の本殿があります。

世界遺産として登録されているのは、福岡県宗像市の沖ノ島、大島、田島の3か所の宗像大社、福津市の「津屋崎古墳群」が登録されています。

また、英語表記の「神」「God」ではなく「Sacred」が使われているのも、国際的な配慮がされています。

キリスト教・イスラム教にとって「God」は、ただ1つの存在「唯一神」のため、聖典に記載された
場所以外には存在しないとされています。

宗像大社を含む日本神道で信仰されている「神様」は、伝承や願いに応じて存在する「多神教」の神様のため「唯一神のGod」と区別するため、「神々しい・聖なる」という意味を持つ「Sacred」が使われたとされています。

 

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

 

英語表記)Hidden Christian Sites in the Nagasaki Region
登録区分)文化遺産
登録年)2018年
登録基準)(3)
国内の登録順位)No.22キリスト教徒の正式な呼び方が、クリスチャン(英:Christian)とうのはWebサイトをご覧になる年代の多くの方がご存知のことでしょう。

 

キリシタンという言葉は、戦国時代から戦前まで日本国内のキリスト教徒を指し示す日本独自の
呼び方です。

キリスト教徒の中でも、戦国時代に布教が広まったカトリックの関係者がキリシタンと呼ばれ、プロテスタントや当時の日本人の宗教観では線引の難しいユダヤ教徒はキリシタンとは呼ばれていなかったとされています。

中世日本では、豊臣秀吉の政権でキリスト教の宣教師を国外追放するバテレン追放令が始まり、後に徳川幕府によって1614年に正式な禁教令が施行されます。

戦国時代に布教を受けた日本人のキリスト教徒の一部は、表向きは仏教や日本神道を進行しながら、密かにキリスト教の信仰を続けていたため潜伏キリシタンと呼ばれるようになります。

潜伏キリシタンは、マリア像に見立てた観音菩薩を「マリア観音」として祈りを捧げたり、アワビ貝を聖具に見立てて信仰を続けていたとされています。

潜伏キリシタンの信仰の場は、九州地方に残るものが多く、長崎県と熊本県に残る12件の遺跡文化財が文化遺産として登録されています。

世界遺産の登録を決める世界遺産委員会では、検討開始からわずか20分で満場一致で登録が可決する快挙を遂げた世界遺産でもあります。

キリスト教が信仰されている地域の代表委員はもちろん、非キリスト教国も含め「ユニークな遺産
である」「ヒューマンヒストリーを表現している」と高い評価を受けてスピード登録されることになります。

登録後は、キリスト教徒の代表でもあるフランシスコ教皇の談話でも取りあげられ、海外のキリス
ト教徒からも注目されています

世界遺産検定の例題

Q1.古くから神聖視されてきた沖ノ島は、日本のどの県にあるでしょうか?。(世界遺産検定4級)

1.愛知県
2.沖縄県
3.北海道
4.福岡県

答え:(4) 福岡県

 

Q2.『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』に関し、キリスト教の信仰が禁止されていた時代に、潜伏キリシタンたちが聖母マリアに見立てたものは何でしょうか?。(世界遺産検定4級)

1. アワビ貝
2. サンゴ礁
3. 曲がった木
4. いびつな岩

答え:(1) アワビ貝

まとめ

九州地方の2つの世界遺産、『「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群』、『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』は日本神道とキリスト教という人々の信仰に関連した文化遺産です。

古代日本の周辺国との関わり、中世日本の遠い国との交流、どちらも異国文化を取り込み、暮らしの一部としてきた私たちの歴史が残っています。

次回の記事は 白神山地は日本最高峰級の自然遺産・神秘が息づく森林と湿原の世界遺産です!お楽しみに!

 

 

 

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