結論から申し上げると、積立NISAとiDeCoをどちらも同時に利用するのをもっともおすすめします。投資というのは長期間であれば長期であるほど有利なものです。
つまり早く始めることが重要です。新社会人になったらすぐに始めた方がお得です。
FP(ファイナンシャルプランナー)が伝える貯蓄から投資へのシリーズ7回目。前回は最強の節税効果iDeCoの魅力についてお伝えしてきました。
最強の節税効果iDeCoの魅力、前回の記事はこちらを御覧ください。↓↓
NISAとiDeCoの投資初心者のための投資プラン
具体的なアクションプランとしましては、積立NISAを毎月3.3万円、iDeCoを2.3万円毎月積み立てていきましょう。
「毎月5.6万円の積立は非常に重たいですが頑張りましょう!」とは言っても給料の少ない時は厳しいですよね。
「やはり無理がない程度で積立金を増やして行く方が賢明だと思います。」
無理のない範囲5千円~1万円が多い
営業でこういう話をすると「節税になるなら全部は無理だけどやってみようかな?」と言われる方も20%はいました。
5人に1人の計算ですね。
そのお客様の内訳は半分で始める方や、1万円から始めてみようかなと言う方や後から考えてきて全部する方など様々でした。
その中で併せて提案させていただいた事が保険の見直しです。
保険の見直しの提案
貯蓄と保険が一緒になった養老保険等の見直しです。今まで養老保険等は満期の魅力はありましたが保険は保険、貯金は投資でと考える時代に変わっています。
そこは共済などで割安な生命保険あるいは医療保険を利用し、3000円から4000円程度の保険料で急な病気や怪我での入院に備えましょう。
保険は年齢が上がるほど掛け金も大きくなります。万一の死亡保険金200万がついた終身保険を選びたいところです。
最近の葬儀費用はコロナ禍もあり家族葬が多くなって来ています。家族葬でも必要な資金などを考えると60万くらいはかかります。家族葬であっても後日地域の方や親しかったからのご自宅への弔問客も断りにくいのが現状です。
そう考えると終身保険はまだ掛け金の安い40代くらいには一つ入っておきたいものです。
学資金は確保したいところ
お子様がおられる世帯は学資保険と併せて毎月およそ6万円前後の金融商品の支出で将来への投資と目の前のリスクへの保険は完璧です。
なぜ学資保険を残すかというと保険の節税効果も年間10万以上の掛け金で5万の節税とかなり大きいのです。
学資保険は満期は必ず来てお子様の高校進学時や大学資金は確保できるからです。
投資信託は解約のタイミングが難しいところ
その満期時に投資信託が良い時は解約したくないなと思われることでしょう。
逆に悪い時に今解約するべきではないなと思われるリスクを避けるためでもありました。
そんなリスクの話をしながらライフプランの説明で納得されるお客様も多かったのも思い出します。
けっこうNISAとiDeCoの非課税枠や節税などの知らない制度が喜ばれていて、まだまだ浸透していないんだなと感じた次第です。
投資初心者のための投資プランは毎月の負担は少なく、時間を利用して利益をあげる投資手法です。
20代のうちから始めることができます。
投資中級者向けの投資プラン
中級者向けの投資プランでは積立NISAの代わりに通常NISAとiDeCoの併用を行います。
通常NISAは年間120万円の非課税枠がありますから月々にならすと毎月10万円の非課税枠があります。
iDeCoを併用することができるので、iDeCoの掛け金の2.3万円を合わせると毎月12.3万円の非課税枠を利用することができます。
投資初心者向けのプランでは毎月6万円程度の金融商品への予算をとりましたが、収入があり余裕資金が6万円以上ある場合はこの中級者向けの投資プランを実践してみても良いかもしれません。
投資中級者向になるとインデックスファンド
また通常NISAは積立NISA同様にインデックスファンドへの投資も行えます。
また積立NISAと異なる点として個別株にも非課税で投資を行うことが出来ますからより選択肢が広がります。
この投資中級者向けの投資プランはある程度の収入があり投資初心者プランよりも短期間で利益を上げることが出来る可能性が高いです。
イメージとしては40代以上向けと言えるでしょう。
まとめ
FP(ファイナンシャルプランナー)が伝える貯蓄から投資へのシリーズ7回目いかがでしたでしょうか。
実際に営業で販売していたときの具体的な例を上げていきながらお話しました。非課税制度が優遇されていて具体的な例を上げてお話すると実践される方も数多くおられましたが、投資にはリスクがあってまだ浸透していないのも現状です。
積立NISAとiDeCoをどちらも同時に利用するのをもっともおすすめします。
投資というのは長期間であれば長期であるほど有利なものとご理解いただけたら幸いです。