2021年11月28日に宮城県仙台市で行われたクイーンズ駅伝。JP日本郵政グループの3連覇なるかとの期待でしたが1区(7.6㎞)でマラソン五輪選手の鈴木 亜由子がまさかの14位でタスキを繋ぎ、昨年2位の積水化学は森 智香子が9位と波乱含みの展開の幕開けで始まりました。
2021クイーンズ駅伝 東京五輪代表8選手が集結
まずは本日開催された2021クイーンズ駅伝。毎年テレビで見ていますが、やっぱり注目選手は昨年2020クイーンズ駅伝で1区で区間新記録を出した長崎県出身の廣中璃梨佳選手。
そして昨年は5区の鈴木 亜由子がは55秒差で2位でタスキを受け継ぎ見事トップへ出て日本郵政グループが連覇を果たした2選手に今年は注目です!
クイーンズ駅伝にエントリーした東京五輪日本代表8選手
日本郵政グループからは 鈴木亜由子(マラソン 19位) 1区
廣中璃梨佳(10000m 7位 / 5000m 9位) 3区
積水化学からは 卜部蘭 (1500m 予選2組9位) 2区
新谷仁美 (10000m 21位) 5区
ワコールからは 一山麻緒 (マラソン 8位) 3区
安藤友香 (10000m 22位) 1区
天満屋からは 前田穂南 (マラソン 33位) 補欠
エディオンからは 萩谷楓 (5000m 予選1組12位) 1区
の8選手がエントリーで、今年は特に面白いクイーンズ駅伝です。
2021クイーンズ駅伝レース展開
1区(7.6㎞)のレース展開
寒い中のレース展開。団子状態の中から2回選手が3人ほど転び波乱の幕開けです。1区は五輪の代表選手が3人走る中、鈴木亜由子選手は途中まで先頭集団で走っていたもののアームウオーマーを外し疲れが抜けきってないのか先頭集団から遅れ、苦しい顔でまさかの14位でタスキを繋ぎます。
エディオンの萩谷楓 五輪代表選手も17位。
そんな中、ワコールの 安藤友香五輪代表選手は3位でタスキを。
1位は昨年6位のヤマダホールディングス 岡本 春美選手がトップでつなぐ展開。
2区(3.3㎞)のレース展開
この2区はレース展開が早く1位から5位までが区間新記録のレース展開。
そんな中、5人が区間新記録
1位 積水化学の卜部蘭五輪代表選手が区間新がトップ。
2位 井手 彩乃 (ワコール )
3位 清水 真帆( ヤマダホールディングス)
3位 矢野 栞理 (デンソー)
5位 大西 響 (ユニバーサルエンターテインメント)
この時点で順位は
1位ヤマダホールディングス
2位ワコール
3位資生堂
4位デンソー
5位積水化学
3区(10.9㎞)のレース展開
10.9kmの長距離のレース。この3区は2人の五輪代表選手廣中璃梨佳(日本郵政グループ) 一山麻緒 (ワコール)選手が走ります
この3区で注目していた廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が圧巻の走りをやってくれました!
12位でタスキを受け継ぎ昨年同様の見事な走り。ナント10人抜きで一気に2位でタスキを見事繋ぎます。この3区では見事に区間記録です。
しかし積水化学の佐藤 早也伽選手も強かった!見事トップで2位以下に差を広げるレース展開。
どちらが区間賞を取るかのレース展開でしたが廣中選手の34分24秒の区間記録!次ぐ34分29秒積水化学の佐藤選手。
廣中選手の区間賞の記録は続きます!来年も楽しみです!
昨年は3位で区間新記録を出した新谷仁美選手が5区を走る事で積水化学が初優勝が見えてきたレースです。
この時点で順位は
1位 積水化学
2位 JP日本郵政グループ
3位 ヤマダホールディングス
4位 デンソー
5位 資生堂
4区(3.6㎞)のレース展開
5位からトップに出た積水化学 と2位に上がったJP日本郵政グループのトップ争いの中にかと思われた4区ですが、ここからは外国人の走りが許されている4区です。やはり資生堂のジェプングティチ ジュディとデンソーのデスタ ブルカ選手が食い込む順位が縮まる
この時点で順位は
1位 積水化学
2位 デンソー
3位 JP日本郵政グループ
4位 資生堂
5位 ヤマダホールディングス
5区(10.0㎞)のレース展開
5区は10.0kmの長距離。積水化学は絶対的なエースの 新谷仁美五輪代表選手が走ります。昨年3区を走った新谷選手が区間記録をなんと1分10秒も縮める圧巻的な走りを思い出します。
トップでタスキを受け最終ランナーへどれだけ差を広げて繋ぐかで積水化学の優勝が決まる5区です。
期待されていたオリンピック10000mの新谷仁美選手(積水化学)。得意とする10㎞で期待に応えます。新谷仁美選手が5区で走る、いや5区に置いた時点で、この瞬間に積水化学の初優勝が見えました。独走態勢です!新谷仁美選手と五島 莉乃(資生堂)選手が区間新記録です。
この時点で順位は
1位 積水化学
2位 資生堂
3位 デンソー
4位 JP日本郵政グループ
5位 ダイハツ
6区(6.795㎞)のレース展開
新谷仁美選手(積水化学)から受け継いだ木村 梨七選手が積水化学の初優勝に向けて走ります。2位は資生堂でトップと33秒差で逆転の可能性を残し高島 由香にタスキを委ねます。
初優勝を目指す積水化学の走りが52秒の差を付け見事フイニッシュです!
優勝 積水化学(大会新記録)
2位 資生堂
3位 デンソー
4位 JP日本郵政グループ
5位 ダイハツ
6位 ヤマダホールディングス
7位 ユニバーサルエンターテインメント
8位 ワコール
8位以内が来年のシード権獲得なのです。
まとめ
積水化学さん大会新記録での初優勝おめでとうございます。
毎年TV前で見るのが楽しいクイーンズ駅伝です。廣中璃梨佳選手は中学校時代から区間記録が続いていることまた面白さが増しました。
クイーンズ駅伝はやっぱり面白い!駅伝はチームで戦う面白さがあります。来年もテレビで応援し、鈴木亜由子選手と廣中璃梨佳選手に注目していきます。