春や秋の季節になると、「エルニーニョ」と「ラニーニャ」という言葉を聞きませんか?エルニーニョとラニーニャは、どちらも天気に大きく影響する海にまつわる自然現象です。今回は地球温暖化が日本にもたらす影響にエルニーニョやラニーニャは関係するのかひも解いていきますね。
地球温暖化問題は身近な天気の変化に世界規模の食料危機までシリーズ の2回目となります。
今回はエルニーニョ現象です。昨年亡くなった野村克也監督がエルニーニョ現象が起きると俺は強いって楽天監督時代の言葉を思い出すんだよね。
1993年のヤクルト監督時はエルニーニョで記録的な冷夏の年で初の日本一に輝きましたね。97年もエルニーニョで、暖冬を引き起こした年で日本シリーズを制しましたね。
楽天監督の最後の年には万年最下位チームを2位まで上げたんだよね。次の年に野村さんの講演会に行ったときに、「楽天は俺が育てたんだよ。星野監督は優勝するチームになったから引き受けたんだよ。一番いい思いをするのは星野監督だ」って野村節でぼやいてましたね。
現に星野監督時代に楽天は初優勝しましたもんね。ノムニーニョって言葉もありましたね。って横道にそれてしまいましたが防災士の観点から見た地球温暖化を始めて行きますね。
エルニーニョとラニーニャの違いってなに?
エルニーニョは、正式にはエルニーニョ現象と呼ばれ、中部・東部太平洋の赤道付近の海水温が1年以上にわたって上昇する現象とされています。
ラニーニャも同じようにラニーニャ現象と呼ばれるのですが、こちらは反対に中部・東部太平洋の赤道付近の海水温が1年以上にわたって低い現象のことです。
エルニーニョとラニーニャ現象って珍しいの?
エルニーニョとラニーニャは、数年おきに交互に繰り返されるので、起こることそのものは珍しくはありません。
エルニーニョやラニーニャが起こる原因そのものは、いくつかあるため確定はされていないと発表されています。
発生する原因は?
原因には、月の潮汐力、赤道の北側を循環している赤道海流の変化、フィリピン沖での風急激な変化が起こる西風バーストなどです。
地球温暖化とエルニーニョ、ラニーニャの関係は注目を集めています。
地球温暖化とエルニーニョ、ラニーニャの関係
エルニーニョとラニーニャは、どちらも「中部・東部太平洋の赤道付近の海水温」に関する自然現象ですが、地球温暖化のシミュレーションでは太平洋赤道域東部の海水温はわずかに上昇しエルニーニョが強まるという予想が多く報告されています。
ただ、反対意見も多く過去数10年の中部・東部太平洋の赤道付近の海水温の変化には「地球温暖化が関係している」という意見と「自然現象である」という意見に分かれているんです。
そのため、結論が出ておらず、「関連している可能性がある」程度が適切な認識なのでしょう。
地球温暖化が日本にもたらす影響
エルニーニョとラニーニャについては結局のところ、まだ答えは出ません。
ですが、地球温暖化が日本の天気にもたらす影響は明らかになっています。
まず、地球全体では「海水温の上昇」「海の酸性化」「降雨パターンの変化」「熱帯性の感染症の拡大」「病害虫の増加」が起こります。
海水温の上昇
ここではエルニーニョの関係で、「海水温の上昇」を挙げて行きます。
地球上の熱は、大気と海水との間でやり取りされていて、一部は宇宙空間に放熱されています。
地球温暖化が進むと、宇宙空間へよ放熱が少なくなるとされ、自然と海水へ熱は移動することになります。
海水温が上がることで、起きる現象は海面の上昇と海の酸性化です。
海の酸性化って?
海の酸性化は、南極や付近の大陸の氷河が溶け、大量の水が流れ込むために起こります。
もちろん、海の生き物たちには大きな影響があります。
「降雨パターンの変化」にも、海水温の上昇は大きく関わっているんです。
活発になる生き物
気温が上がることで活発になる生き物たちもいます。
それは、なんと昆虫や病原菌なんです。
東南アジアなどの熱帯の国では、蚊が運ぶ感染症マラリアが猛威を振るっています。
マラリア自身には、移動する力はありませんが、蚊の生息範囲が広まることで、感染症は広まるとされています。
熱帯性の感染症の拡大と病害虫の増加は、どちらも人の生命を脅かす深刻な問題です。
日本にとって大きな影響があることが海水温の上昇・降雨パターンの変化・病害虫の増加ではないでしょうか。日本も東南アジアくらいに平均気温が上がると、蚊が運ぶ感染症マラリアが入って来る可能性も否定できません。
まとめ
今回はエルニーニョ現象やラニーニャ現象と海水温の上昇について掲載しました。熱帯性の感染症の拡大と病害虫の増加は、どちらも人の生命を脅かす深刻な問題です。
未来の子供たちのためにも自然を残していと地球温暖化お抑えなければならない地球。
人と人との争いで壊し続ける国々。国家の事なので表現の仕方が難しいですが一国の欲望や野望のために核を持っている国々。歴史を見ると戦争のない時代はありません。
それは国家存続の為なのでしょうか?人の欲望の為なのでしょうか。ニュースを見ていると本日がアフガンからの撤退期限。テロが起きないよう祈るばかりです。
なんか地球って生きているんだなと改めて感じますね。自然の脅威は地球の防衛本能が働いているような気がしてなりません。
自然の力って考えれば考えるほど不思議ですね。
次回も地球温暖化シリーズを掲載していきます。
また来てね~。