今年の日本の夏は例年水害が多い6月7月の梅雨を乗り切ったかと思うと、8月に線状降水帯が増え水害が数多く発生しました。かといえば真夏の猛暑日が増えたり暑さの記録更新というアナウンスが増えた夏でしたね。
ここ数年間では、熱中症対策としていろんなグッズが出ていますが、今夏の必需品グッズは空調付き作業服やファン付きベストが沢山売れたことでしょうね。外で作業する方や釣り人やキャンパーの必需品にもなってきています。
今回は防災士の立場から見た地球温暖化問題に関する身近な天気の変化や世界規模の食料危機までをシリーズ化していきます。
地球温暖化がもたらす異常気象
天気予報でも「クーラーを使って熱中症対策を行って下さい」と呼びかけられるのは当たり前の光景になりました。
かつてはお盆を過ぎてから訪れる台風は、今や春先から日本の近くに現れはじめ、真夏のゲリラ豪雨に合わせて上陸することもあります。
お米の産地は、いつの間にか新潟県や長野県などの中部・北陸地方から、東北・北海道地方に変わっています。こうした日本の天気の変化には、地球温暖化が深く関わっていたんです。
クイズ形式で地球温暖化を復習しよう
私たちが石油や石炭を利用することで、地球全体の気温が上がってしまう地球温暖化。
多くの方は、地球温暖化がどんな環境問題なのかをご存知です。
では、具体的にどんな理由でどんな問題か起こっているのでしょう?
このブログは天気にまつわることわざや四字熟語等お子さんたちも多く読んでくれています。そこでクイズ形式にしてみます。
久々の登場でーす!地球温暖化問題をこのブログでも取り上げてきました。地球温暖化を復習させていただくためにもクイズ形式で、どんな問題が迫っているのかを明らかにしてみますね。
地球温暖化とは?
Q1.地球温暖化とは、(A)現象です。 Aに入る言葉は?
①地球全体の平均気温が上昇を続ける
②北極の氷が解ける
③海水温が上がる
解説:地球温暖化とは地球全体の平均気温が上昇を続ける現象で、世界中で対策が進められてきた環境問題です。
地球温暖化には、過去数10万年前に氷河期から温暖な気温に変化したように、自然現象による温暖化と人の活動による地球温暖化の2種類があります。
ここで問題です。
Q2.現在では、10年間ごとに摂氏(B)ずつ上昇し、気温上昇速度を早めていると確認されています。(B)に入る言葉は?
①0.05℃
②0.1℃
③0.2℃
解説:現在では、10年間ごとに摂氏0.2℃ずつ上昇し、気温上昇速度を早めていると確認されています。
日本では1950年から2019年までの推移で、平均気温が約1℃上昇しています。
約70年間でたった1℃程度だと思われるかも知れませんが、この間に渡って緩やかに上がってきた訳ではなく、ここ25年間で急に0.5℃ほど上昇していることが分かっています。
地球温暖化について世の中の専門家の意見は、「人の影響で地球温暖化が進んでいる」「自然現象で地球温暖化が進んでいる」「地球温暖化はしていない」と分かれるようですが、日本やヨーロッパの地域では「人の影響で地球温暖化が進んでいる」という意見が主流になっています。
止まらない地球温暖化
暑くなれば暑くなるほど、熱中症を予防するために私たちはクーラーを使います。
クーラーはもちろん電力で動いているので、発電するためには二酸化炭素の排出は避けられません。
人の影響で最も大きいのは、二酸化炭素 、 メタン 、 亜酸化窒素などの温室効果ガスの増加です。
火力発電や乗り物で燃料を燃やすと、これらのガスが増えることになります。
ここで問題です。
Q3.さらに、二酸化炭素を吸収し炭素に変えて地中に封じ込める役割の(C)ことも大きな理由です。(C)に入る言葉は?
①農業が減っている
②森林が減っている
③酪農が減っている
つまり、排出増加>吸収減少となっているため、二酸化炭素の増加はとどまることを知りません。
増えた二酸化炭素は、地球全体を毛布のように包み込み、熱を逃さない働きがあります。
まとめ
クイズでは日本では1950年から2019年までの約70年間でたった1℃の上昇程度?と思われたかも知れませんね。しかし、ここ25年間で急に0.5℃ほど上昇していることが分かって来てるんですよ。
2100年には東京で44℃説がありますが、今年の夏を見ると、このままのペースで上昇し続けるホントに2100年には東京で44℃説は間違いないのかもと思ってしまいそうです。
学校でもSDGsの事を習っているようにこのブログでも取り上げていきます。
子供たちの未来を守るため地球を守るためキナポンはシリーズで情報発信続けていきますよ。