ドローンの種類ってどんなのがある?ドローンの歴史を見てみよう

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Tokyo2020オリンピックの開会式で夜空に光の集まった球体が現れました。自転をはじめて表面の模様が変わると、光でできた地球に変化したショーです。
ご存じの方も多いと思いますが、光の地球のショーは、1000機以上のドローンを自立飛行させた、日本の技術力の集大成でもあったんです。

 

ドローンの種類や歴史を見てみよう

イトポン先輩
イトポン先輩

久々の出番です。今回はドローンの話を数回に分けてお話ししますよ

後輩キナポン
後輩キナポン

やっと回ってきましたね。私もドローンを飛ばしてみたいからワクワクしています。

キャンプ場でドローンの練習をしてみたいと思ってる方は沢山いる事でしょう。

Tokyo2020では、ドローンのパフォーマンスで世界を魅了した日本ですが、世界のドローン先進国かといわれるとそうではありません。

イトポン先輩
イトポン先輩

意外と日本がドローン先進国だと思った方も多いでしょうね。

後輩キナポン
後輩キナポン

え、違うんですね。

閉会式のドローンは綺麗でしたね。

 

 

海外には、ドローンが荷物の運搬や保守点検を自立飛行で行い、社会インフラの1つとして機能している都市も数多くあります。日本はようやく実験が始まったばかりですね。

実は日本はドローン後進国

残念ながら一歩遅れてしまった日本なのです。
近年のキャンプ動画配信ブームも重なり、まだまだドローンの活用の余地は残されています。

今回は、ドローンの基本的な情報と役に立つ資格、そしてキャンプ動画配信での活用まで数シリーズに分けてお話させていただきます。

後輩キナポン
後輩キナポン

え、資格がいるの?

イトポン先輩
イトポン先輩

まあ、まあ、最後まで話をきいてね。

ドローンの種類と歴史

ドローンの実際に運用が始まったのは1990年代のことです。

一般向けの市販化が始まったのは2010年です。
世の中のIT化や人手不足、エネルギー問題、そしてコロナ禍が問いかける「個人の楽しみ」という問題を解決してくれる、大切なツールの1つとして注目を集めています。

ドローンの軍事的活用

ドローンは、無人航空機の1つに分類されています。

無人航空機というと、アメリカ軍が空爆で使用している軍事用の無人戦闘機が思い浮かびます。

ドローンは民間用から軍事用まで数多くあり、細かな分け方では「空中で自律飛行(ホバリングで止まる)ことができる」とする分け方もあります。

ドローンは1970年代のアメリカで開発されました。当時、ドローンに求められた役割はやはり軍事用です。

敵対国や勢力の偵察、爆撃、対象の監視を遠く離れた場所から安全に行うためでした。最近でもテロ対策でドローンを使用して見張りや銃撃にも使われたのはニュースでもご存じのとおりです。

その後、アメリカ軍は無人戦闘機RQ-1 プレデターを実戦に導入し、一定の成果を上げると、同じ大きさの改良がた無人戦闘機MQ-9リーパーへと進化を遂げ、さらに大規模な無人戦闘攻撃機ジェネラル・アトミックス アヴェンジャーを開発中です。

 

大きさで分けるドローンの種類

メーカーによって呼び方に違いはありますが、ドローンは大きさ別にミニホビー、ホビー、パーソナル、プロの4種類に分けられています。

ミニホビー

小さい順に、ミニホビーとは直径2~10cm以内のいわゆる「手のひらサイズ」のドローンです。

後輩キナポン
後輩キナポン

あ、これかな?甥っ子が持ってたのは。

小さいけど飛んでたわ。

ドローンの種類

ドローンの種類

 

イトポン先輩
イトポン先輩

屋内用でモーターの出力も低めに設定されてます。

子供が楽しめるサイズですね。

カメラとかの重量に耐えられないです。

ホビー

ホビーはミニホビーよりも少し大きめの直径10~30cmほどの大きさで、カメラや小型のアームを持つものもあります。

屋外での仕様も可能で、リモコンで100メートルほどの範囲を飛ばすことができます。

レジャーで一般的に利用され、レース用のモデルもこの大きさです。

後輩キナポン
後輩キナポン

あ、テレビの〇〇番組で風船を割るドローンですね。

小型カメラ搭載なら練習にも十分かも。

パーソナル

パーソナルは、さらに大きな直径50cmまでの大きさのものです。

カメラも性能の良いものが複数、中には可動式のカメラを搭載したモデルもあります。

 

イトポン先輩
イトポン先輩

よくメディアが本格的な番組撮影用に使うのはこのサイズですね。

通信速度も早く、数kmの範囲を飛ばすことができます。

 

ドローンパーソナル

ドローンパーソナル

このモデル以上になると、個人が趣味で利用するにはかなり高価な買い物になります。

フランスに本社があるParrot社のドローン「AR.Drone」、新品で200,000万円以上と現在の価格と比べても高価な撮影用ドローンです。

プロ

プロ仕様と呼ばれるモデルは、主に産業用に使われる50cm以上の大型ドローンです。

数km以上の飛行距離があり、カメラはもちろん、測量用の計器、作業用のアームや運送用のケースを搭載できるほどの出力があります。

目的別には産業用と呼ばれ、流通や農業で実用化に向けて実験が始まっているモデルです。

ドローンプロ

ドローンプロ

目的で分けるドローンの種類

ドローンが作られた背景から、最も大きな分け方では軍事用ドローンと民間用ドローンという分け方があります。

民間用ドローンの利用目的別では農業用ドローン、撮影用ドローン、災害用ドローン、郵送用ドローン、レース用ドローン、レジャー用ドローンがあります。

農業用ドローン

農場用ドローンは、大規模な農薬散布用というよりも、天候の影響、土壌の温度と乾燥管理、植物の生育状況の把握のために使われています。

土壌の温度を空から計るために赤外線センサーなどのアフターパーツを多く取り付けるため、大型のドローンが利用されることが多く価格も高価です。

農薬散布もできなくはありませんが、日本国内では農地と住宅地が隣り合う地域がほとんどで、農薬は専用の車両で散布されるのが一般的です。

撮影用ドローン

撮影用ドローンは、報道機関や出版会社、映像制作会社で運用される本格的なモデルから、個人の写真家の方が作品制作を目的にする安価なモデルまで幅広く販売されています。

元々、産業用のプロと呼ばれている大型のモデルは後付のパーツでカスタマイズがしやすく、映画製作の場合高性能なカメラ、報道機関の場合長時間飛行可能な拡張バッテリーといったパーツを安価なモデルに搭載して利用することもあります。

個人で写真撮影をされる方は、更に小型のパーソナルモデルを使われる方も多く、ドローンの中では汎用性が高いといえるでしょう。

災害用ドローン

災害用ドローンは、災害時に瓦礫を引き上げるフックのような装置が付いているものを思い浮かべてしまいますが、実際に運用されるのは地震や洪水などの大規模災害の状況を、リアルタイムで把握するために運用されています。

最近では、消防や海上保安庁などのレスキュー隊だけではなく、市役所や町役場の防災でも利用が広がっています。

後輩キナポン
後輩キナポン

災害用ドローンは重要ですね。

特に最近の日本は災害が多いから。

郵送用ドローン

郵送用ドローンは、運送業界で今後利用が広がる種類のドローンで、荷物の運搬に必要なアームとコンテナ、さらに長い距離を飛行可能なバッテリーと通信用のパーツが搭載されています。

輸送用ドローンは、「大きな荷物」を運ぶためのパワーはもちろん、精密機器を運ぶため揺れが少ない安定した飛行性能が求められます。

さらに、荷物の受け取りから配達まで無人でこなすためのプログラムも重要です。

イトポン先輩
イトポン先輩

雪の中配達している映像を見たことがありますが

かなり大変そうでした。
山の中や荷物の運搬に今後ますます利用されることでしょうね。

 

 

レース用ドローン

レース用ドローンは、ドローンレースで障害物のある空間を飛びながら速さを競うために開発されたモデルです。

求められるのは、スピードと操作に対する反応の速さです。大きさは、主にホビーの大きさが販売され、個々人でカスタムされた機体がほとんどで参加するルールによって大きさは変わります。

元々専用に販売された機体を軽量化、上位入賞者やドローンレースチームでは、専属エンジニアの方がプログラムまで作成することもあります。

レジャー用ドローン

レジャー用ドローンは、民間用の中でも最も種類の多いドローンです。小型軽量で安価ミニホビーやホビーの大きさのモデルが販売されています。

価格帯も5000〜100000前後と幅広く室内でお子さんと楽しめるものから、ドローン操縦の練習目的でも購入されています。

中でも、自然の様子を撮影し個人のWebサイトやSNSにアップし、趣味と実用の中間の楽しみを持つ方も増えています。

レジャー用ドローンといっても、室内で遊ぶミニホビーを除くモデルでは、カメラは標準装備、数100mの飛行距離があり、中にはスマホでの操作ができるものも少なくはありません。

そうしたモデルは、個人で趣味と実用の中間の楽しみを探すにはうってつけといえます。

イトポン先輩
イトポン先輩

資格の話は次回以降にしますね。

後輩キナポン
後輩キナポン

そうですね。先ずはドローンの種類を知る事が大事でしたね。

 

まとめ

 

開発当時から、民間での利用も目指されていたドローンは、1990年代後半から民間企業での運用試験が進み、2010年にヨーロッパで初の市販品が販売されます。

他にも、夜間に屋内外で警備を担う警備用ドローン、不法な目的で運用されるドローンを捕獲する捕獲用ドローンなど、目的の数だけドローンが存在します。
今後のドローン開発がもっともっと進んで水害で取り残された地域の方の救助などにも活躍してほしいですね。