埼玉県は実はたくさんのツーリングスポットがあるのですよ。関東の方だから、あまりツーリングできるところが少ないのかなと思う人も多いですが、
まったくそんなことはありません。埼玉は東京のベッドタウン、副都心でありながら自然も多いためグルメも美味しく日帰りで行けるツーリングスポットもたくさんあります。
埼玉県は、東京都心から電車で約1時間で行くことができる、関東地方の人気観光地です。埼玉県の観光スポットについて詳しく知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
都道府県別ツーリングスポット、今回は埼玉県の秩父を中心におすすめスポットについて紹介します。
春夏秋冬季節別に行きたい埼玉おすすめ秩父ツーリングスポット
バイクツーリングクラブや仲間達と一緒に回れたら楽しいでしょうね。もちろんソロでのんびり楽しんで行きたい方もいらっしゃいますよね。埼玉編は下部2回に分けて掲載しています。秩父の有名なスポットや穴場的スポットを紹介して行きます。
埼玉県は海に面してない県の一つですね。ツーリングクラブの方に教えていただいた情報も掲載します。
その分、美しい山の景色と湖が多いんですよ!
都心部からも日帰りツーリングで賑わっているんですよ。
合角ダム(ゴウカクダム)
ここは秩父郡小鹿野町にある自然にあふれたダムで、ブラックバス釣りなども出来ます。合角ダムは、別名(合格ダム)と呼ばれ合格祈願の名所にもなっています。
駐車場にはカヌーを積んだ車やバイクプチツーリングなどのひとたちが休憩をしているので、絶景を見ながら休憩所として利用するのもいいですね。近くには吉田元気村があり温泉にレストランやお土産もあります。
周囲は山ばかりなので、走っていてとても癒されますね!
人がそこまでいない道なので、快適に走ることが出来ます。田舎の方へ行きたいという人はこのツーリングスポットはおすすめかも。
夏のコースに入れたい・有間ダム
湖を囲む山並みが美しいツーリングにもおすすめのスポットです。日帰りのプチツーリングにもぴったりで、少しだけツーリングがしたいという人にもおすすめです。
夏などはバイク乗りの人に人気のスポットなので、避暑地としてもおすすめです。山の中にあるあまり知られていない穴場なので、混んでいるところが苦手という人におすすめです。
山に囲まれているので絶景で気持ちよく、きれいな景色を眺めながらお弁当を食べるのも最高です。ツーリングを楽しみながら景色も楽しめる最高の場所になっています。また、有馬ダムに面した名栗湖は山に囲まれた湖として美しい湖です。
あ、近くには有馬渓谷観光釣り場がありますよ。釣り好きにはツーリングと釣りを楽しめますね。
それと、近くには足湯スポットがあります!結構広いのでここに来た時は足湯に浸かって疲れた足を癒してます!気持ちいいですよ。
埼玉ツーリング初心者におすすめ・秩父ミューズパーク
日帰りで楽しめるイベントや泊まりなどのイベントもあります。広大な敷地のため一日では回り切れないほどのテーマパークです。秩父ミューズパークはミュージック、アミューズメント、ミュージアムのミューズを使って命名されました。
レンタルバイクで日帰りツーリングや初心者のツーリングにも最適だと思います。125ccなら安いレンタルバイクがありますよ。
敷地内には温泉施設や自然を満喫しながら様々な花や植物を見ることが出来ます。足湯の次は温泉で癒されましょう(#^.^#)
コテージに農産品直売、カフェ等の施設も充実しており宿泊も良いですね。宿泊すれば標高も高いので夜景を見る楽しさと天気によっては朝に雲海が見えることもあり楽しさが倍増します。
これこれ!毎年4月中旬にはバイクのイベントですよ!
ツーリングクラブの方に教えていただきました!
毎年4月中旬には秩父ミーティングというバイクのイベントがあり、ハーレーやいろいろなバイクの店舗が集まりに来てにぎやかです。バイクのイベントがあるのはバイク好きにはたまらないですよね。このイベント目的でツーリングするのもとてもおすすめです。
たくさんのバイクの人たちとかかわりたいという人にぴったりですね。
冬のコースに入れたい・道の駅 果樹公園あしがくぼ
飯能方面から秩父へ向かう途中にありソフトクリームや特産物が売っています。
水辺のカフェも人気のカフェになっています。
道の駅の端にはバイク駐車場があるので、休みの日にはたくさんのバイクが集まります。
写真のように夜のライトアップも綺麗です。
穴場的なバイク乗りのコミュニティ名所になっているようなので、バイク仲間が出来る可能性があります。
夏から秋にかけて道も走りやすくなるようなので、絶景を眺めながらツーリングをするのがおすすめです。
休憩所があるので走りつかれたら休憩所で少し休むことが出来るので、一度ツーリングスポットへ行ってみてください。
あしがくぼは秩父三大氷柱の一つで、冬の時期は1月から2月に写真のような氷柱がライトアップされて綺麗ですよ。自然に出来た巨大な氷柱に圧巻されること間違いなしです!
秩父三大氷柱(つらら)は、あしがくぼ氷柱の他に2月内渓谷氷柱と三十槌(みそつち)の氷柱です。冬のツーリングは三大氷柱を目指しましょう!
ベテランのコースに加えたい・二瀬ダム(秩父湖)
ここの道は初心者の方は道が狭く少し難しいかもしれません。
ですが、ベテランのバイク乗りの方に関してはとても楽しくバイクが乗れるので、少し険しい道を走ってみたいという人にぴったりです。
ただ、ダム管理所が新しくなり、ダム横のトンネルは取れなくなっています。
また、ダムに行く道が峠道なので、ベテランライダーのご用達穴場となっています。
誰もが知っている場所ではないので、たくさん人がいない場所がいいという人は是非おすすめです。
夏は市内より気温が涼しいので、おすすめですし、秋は紅葉がきれいなので、この2つの時期が特におすすめです。
二瀬ダムの秩父湖は人工湖なんですよ!
秩父湖もライダーの間でも見逃せないスポットになっていますね。
高原牧場・彩の国ふれあい牧場
埼玉でおすすめのツーリングスポットの高原牧場は彩の国ふれあい牧場として知られている見所が多いスポットです。
特に毎年5月ごろには1000万本以上の大量の美しいポピー満開の花がこの牧場地の敷地内にある5ヘクタールもの広さを真っ赤な色で埋め尽くし圧巻の美しさです。
本当に広大な牧場なので、見ていてすごく癒されますし、ポピーの花の時期に来たら景色も美しいです。
圧倒的な広さや広大さに驚くでしょう。こういった場所なので、気持ちよくツーリングをすることが出来ます。
美しいポピーと次に紹介する芝桜は5月に両方見られるように計画立てて行ってくださいね。
春のツーリングにピッタリの羊山公園
先の彩の国ふれあい牧場から15kmほど行くと芝桜の丘、羊山公園があります。
名前のとおり芝桜の名所で4月中旬から5月上旬にかけて見事な美しい芝桜が見れます。
広大な敷地の中に芝桜の絨毯が広がる景色と甘い香りはおとぎの国に来たような錯覚に陥ることでしょう!
春のツーリングにピッタリですね。ゴールデンウイークには凄い人出になります。時期を見逃さないように計画して出かけるといいですね。
園内には羊山公園なので牧場で羊が放牧されていますよ。秩父の春の名所になりましたね。
天空の楽校
埼玉でおすすめのツーリングスポットの天空の楽校は山里にあった小さな分校を再利用しておしゃれなカフェにした個性的なスポットです。
天空の楽校は標高が550メートルもの高さの場所に位置しているので、絶景を楽しめるスポットとして人気の場所です。
山の中にある不思議なカフェで一見するとカフェに見えないかもしれませんが、中に入ると休憩が出来るので疲れを癒すためにはぴったりですね。
絶景を楽しみながらゆっくりしたいという人は是非利用してください。
長瀞ライン下り・岩畳・阿佐美冷蔵(秩父)
長瀞は年中楽しめるスポットです。春は桜が綺麗で、夏は川遊びにかき氷、秋は紅葉の景色がとてもきれいで冬にはこたつ船が運航しておりツーリングにも最適なエリアと言っていいでしょう!
写真の好きな方もカメラ片手に訪れる方が多いですよ。
秋の紅葉が綺麗・長瀞ライン下り
自然豊かな観光スポットでもあり、国指定名勝と天然記念物の景勝地です。
長瀞ライン下りは絶景を見ながら荒川を下ります。
是非体験したいアクティビティですね。
秋には紅葉祭りが開催され、冬にはホカホカこたつ船が運航しているので年中通して違った景色を楽しむことが出来ます。
大自然を肌で感じ、満喫しましょう。
岩畳
長さ600メートルもある岩畳は実際に上を散策する事も出来ます。
岩石が隆起して畳のように層になってることから岩畳と呼ばれています。
不思議な形をしています。ライン下りでも岩畳を見ることが出来ます。
他にも数十メートルもある秩父赤壁の岩壁は大自然を感じてしまいます。
夏に最適!阿佐美冷蔵のかき氷
長瀞の山麓から湧き出た水で天然氷を製造しています。
伝統製法で天然水を使って製造する氷はミネラル成分豊富で、味わいもまろやかです。
夏にはかき氷に凄い行列ができます。長瀞にあります。
夏のツーリングはここで決まりですね。
パワースポット・聖神社と和銅遺跡
ここも秩父の観光スポットで金運アップのご利益があるそうですよ。
聖神社は銭神様と呼ばれ、祈願するとお金に不自由しないと言われています。
聖神社から車で5分位で和銅遺跡があります。
和銅と言う名前がついてるとおり5メートルの巨大通貨のモニュメントがあるんですよ。
両方とも訪れて金運アップを目指しましょう。
雷電廿六木橋
秩父にある雷電廿六木橋(らいでんとどろきばし)は滝沢ダムの上下を結ぶループ橋です。
このループ橋の手前数キロメートルはかなりの山道になっていてワインディングが続きます。
バイク初心者には注意が必要な山道ですので安全運転で登って行きましょう。
このループ橋は珍しくて2つで一つに見える設計がなされていますので風景を楽しみながら走れること間違いなしです。
途中で滝沢ダムが間近に見えるので景観を楽しみながらライディングを楽しんでください。
道の駅両神温泉 薬師の湯
秩父郡小鹿野町にあります。ライダー達にも人気の両神温泉薬師の湯。
自然を見ながら入れる大浴場が人気でツーリングの疲れを癒すことが出来ることで有名です。
そば打ちや豆腐作りの体験や季節によってはいちご狩りも楽しめます。
三峰神社
標高1100メートルの日本百名山の三峰山にあります。
関東では超パワースポットとして有名です。
というのも三峰神社は1900年前に日本武尊(ヤマトタケル)によって建てられ神社境内は神秘的な感覚に陥ります。
静寂、神聖、山の神様、御神木、神秘的な空気に包まれ手を合わせれば不思議と心穏やかになります。
白い氣守は大人気で毎月1日に頒布されます。
浅田真央選手が白い氣守を手に入れた事でも有名になりました。
今では白い氣守を手に入れるためには渋滞と行列は覚悟しなければなりません。
(2021年2月現在、数に限りがあり整理券も必要です。参拝した証で頒布)
西部秩父駅祭りの湯
西武秩父駅直結で温泉が楽しめます。男湯9女湯10風呂と種類も豊富です。
開放感あふれる露天風呂の眺めも最高の景色です。
食事処やお土産処もありますので休憩にピッタリの施設です。
道の駅 大滝温泉 遊湯館
秩父市大滝にあります。
綾甲斐街道のルート上にありますのでこの道を走る方はちょっとした休憩や温泉施設で汗を流すのもおすすめです。
秩父温泉 満願の湯(日帰り温泉)
秩父郡皆野町下日野沢にあります。
県道284号線に面している日帰り温泉施設です。
山の風景を楽しみながら露天風呂を楽しむことが出来ます。
山間ルートなら県道284号線
秩父市吉田から秩父郡皆野町までの山間の中を走るルートです。
夏場は快適な走行を楽しむことが出来るでしょう。
途中、華厳の滝や渓谷を見ることが出来ますので涼んで行きましょう。
道幅が狭い所もありますのでスピードに注意して走行しましょう。
定峰峠 ランチに鬼うどん
秩父郡東秩父村白石にある有名なうどん店です。
県道11号線定峰峠にあります。せっかく行ったものの麺が無くなると終了ですので早めに行くことをお勧めします。
定峰峠はヘアピンカーブや道幅の狭い所もありますのでスピードの出し過ぎには注意してください。
土坂峠
アニメ「頭文字D」で有名な峠ですね。
ライダーの間では聖地と呼ばれるほどの人気の峠です。
上級者向けと思われがちなのですが緩やかなカーブが続きますので初心者も多いですよ。
彩甲斐街道
国道140号線になります。熊谷市から山梨県南巨摩郡富士川町を結ぶロードです。
見通しがよく走りやすいワインディングロードと途中に道の駅や休憩所も多くあります。
雷電廿六木橋ループ橋と併せて是非ツーリングルートに入れましょう。
秩父方面まとめ
秩父方面への天気の良い日におすすめの埼玉県のツーリングスポットについて紹介しました。
季節ごとに変わる秩父の風景。季節別にルートを組みながらツーリングを楽しんでください。
埼玉編2では他のエリアも掲載していますので、行きたい場所が見つかったら目的地に合わせてルートを組むのも楽しいですよ。
埼玉編2に続きます
バイクの乗りにとっては天気が良い日は走りたくなりますよね。
道がきれいで絶景の道を走れたらすごく最高ですよね。
気持ちい風に乗りながら走るのはバイク乗りにとっては本当に楽しいです。
そこで、たくさんツーリングスポットを知っていれば、林道コースやさまざまな場所でツーリングを楽しむことが出来ますよね。
埼玉県にはたくさんのツーリングスポットがあるので是非、たくさんのツーリング場を知って、いろいろな場所へ行ってみてください。紹介した以外の場所もたくさんあるので調べてみてくださいね。
【埼玉編2】ツーリングスポット!仲間と自然活かした癒し空間求めて
天気の良い日はツーリングに最適です。
どこに出かけようかなと、ワクワク考えている方もいるのではないでしょうか。
埼玉県は東京の副都心でもありベッドタウンや商業施設が集まっていてグルメも美味しい街です。また、観光地や自然を感じられるスポットがあり、春夏秋冬の季節ごとにさまざまな表情を見せてくれる土地です。
いろいろなものを見て、ツーリングを満喫できるのです。
都道府県別ツーリングスポット、今回はおすすめのツーリングルートを紹介します。
レンタルバイクで日帰りおすすめツーリングルート
埼玉県でバイクツーリング仲間と一緒に回れたら楽しいでしょうね。
埼玉編は2回目になります。
今回は地元では有名ですが初めて埼玉に来られた方や県外から来られた方向きに穴場的なおすすめツーリングスポットを紹介します。
東京の副都心であるためレンタルバイクも充実しています。
観光スポットも多いため駅からレンタルバイクも人気です。
平日だと125㏄を安く借りたり、物足りなければ250ccや400ccクラスも空いています。
日帰りソロツーリングも楽しいですよ。
川越から出発しましょう!
今回の埼玉県のツーリングは、国道16号線を走って到着する川越から始めます。
この16号線は東京都の昭島市まで繋がっており、都下のそちら方面から埼玉県に入る為の動脈とも言える道路です。
これといって走っていて面白い道路でもありませんが、途中で市街地並に左右に建物が建ち並んでいたり、それらがほとんどない少し寂れた場所など、走っている中で中都市ならではの色々な風景を楽しむことができます。
時の鐘
川越に着いたら、“時の鐘”を是非見学しましょう。
この時の鐘は、江戸時代には文字通り、時を知らせるのに重宝されていた歴史的建築物で、今でも毎日1日に4回、6時、12時、15時、18時にその音を聞くことができます。
この時の金は残したい「日本の音風景100選」に選ばれています。
時の金は1627年に川越城主・酒井忠勝が11年かけて建設したと言われています。
ちょっと江戸時代にタイムスリップした感じになりますね。
きっと江戸時代の方はこの時の金で時間を知っていたのでしょうね。
現在の時の鐘は1894年に再建されたものですが、当時の物見やぐらを兼ねたその佇まいは歴史を感じさせてくれます。
夜になるとライトアップもされています。
川越城
川越市にある川越城は日本100名城に選ばれています。
蔵造りの町並みと併せて珍しい本丸御殿を見学しましょう。
川越氷川神社
縁結びの神社、夫婦円満、恋愛成就のスポットとして人気を集めています。
歴史は古く1500年前に大宮氷川神社を分祠したことが始まりと言われる川越の総鎮守です。
いろんな縁結びの御守りや夏には風鈴が2000個以上掛かっていてインスタで人気を集めています。
秩父を目指して少し走ります
川越から国道16号線で昭島市の方面に少し戻り、右折して299号線に乗り換えると、反応方面に向かいます。
この道路は西武秩父線と呼ばれており、結構なワインディングロードとなっています。
山道とまではいきませんが、アップダウンやカーブが多数あり、バイクで走るにはとても面白い道です。
尚、西武鉄道には西武池袋線、西武新宿線といった名称の2つの路線があり、この西武秩父線も同様に路線のことだと間違えてしまう人が居ますが、この国道299号線のことなので注意してください。
西部秩父駅前
ちなみに秩父は埼玉県の観光エリアです。
西部秩父線の西部秩父駅に着くと温泉エリアやフードエリアやお土産エリアが広がっています。
西武秩父駅から直結で駅前温泉に到着です。
ここのフードエリアは秩父名物が食べられますよ。
ちょうどお昼時ならここで食事するのも良いと思います。
せっかくここまで来たなら温泉にも入ってゆっくりしたい気分になりますね。
予定変更してのんびりするのも良いですよ!
長瀞(ながとろ)のライン下り
299号線に乗り換えてからおよそ30キロほど走ると、秩父市に入ります。
ここで有名なのは長瀞(ながとろ)のライン下りです。
それ沿って国道140号線を北上していくと、小型の船でそれを楽しんでいる様子を横目で見ることができます。
このライン下りは荒川の上流の険しい流れのランディングを楽しむという性質で、ベテランの船頭さんが2人乗っているので危険はまずありませんが、救命胴衣の着用が義務付けられていることからも、ちょっとした冒険心を満たしてくれます。
そのすぐ脇を走る道路も天気の良い日には綺麗な自然の景色を楽しむことができるツーリングスポットで、紅葉に季節には真っ赤に染まった木々が辺り一面に広がります。
むさしの村は大きなランドマークです
長瀞から国道125号線に乗って東へ向かって少し走っていくと、自然に囲まれた先ほどまでとは違い、市街地に入ります。途中で北陸新幹線の高架下を通るので、尚更その感覚が強くなります。
そのまま約30キロ走って到着するのは“むさしの村”と呼ばれるレジャー施設です。
その昔、この地方が「武蔵国」と呼ばれていた名残りからのネーミングで、観覧車やジェットコースター、また、時間帯によって特定のイベントなどが多数楽しめる遊園地となっています。
他のメジャーなテーマパークなどと比べると、さすがにそれほど有名ではないものの、カップルや親子連れのお客さんが多く、この地域の大きなランドマーク的存在です。
バイクでのツーリングに適している場所ではありませんが、天気の良い日には周囲に露店が色々と出ているので、休憩がてら横目に見るという程度でも雰囲気は楽しめると思います。
もちろん入場料が掛かりますが、2人以上でのツーリングであれば、ここで少し楽しんでいってもいいかも知れません。
都市部の中の癒し空間へ向かいます
むさしの村を出た後は、国道122号線を10キロほど南下し、468号線に合流します。
ここで西の方面へ走っていくと、同17号線との交差点があります。
今度はそちらに乗り、左方向になる南下ルートへ向かってください。
15キロほどで大宮に到着します。
ここまで来るとすっかり都市部の様相が広がり、その駅前周辺は東京の主要駅とそれほど変わるものでもありません。
ですが、大宮公園という合計して面積が68ヘクタールもある(東京ドーム約15個分)観光スポットが駅から少し離れた場所にあるので、ここに立ち寄りましょう。
さいたま市・大宮公園
毎年の花見のシーズンには、広大に広がる桜並木がとても有名です。
この公園は第一、第二に分かれており、駅に近い方が第一(名称としては“大宮公園”です)、東側に道路で直結している側が“大宮第二公園”となっています。さいたまし
とても混雑する桜の花見には第二の方が穴場だと言われており、パーキングもそちらに隣接しています。
そこにバイクを留めて、両方の公園をゆっくりと楽しみましょう。
電動系のアトラクションはありませんが、親子で遊べる大きな滑り台などの遊具が第一の方に多くあり、第二の方はどちらかと言えば、ゆっくりと散歩をするのに適しているといった棲み分けができています。
以上が日帰りおすすめツーリングルートになっています。
時間があれば行きたい他のおすすめツーリングの場所
埼玉県は山間コースを爽快にバイクで走るのが醍醐味ですが、山間部を走るゆえに急な天気の変化に注意が必要です。
雨対策をしっかり準備していくことをお勧めします。
秩父方面以外にも他にもおすすめスポットを紹介します。
天気の変化や趣味に合わせて行ってみてはいかがですか?
忍城
映画「のぼうの城」で有名な忍城で続日本100名城に選ばれています。
行田市にあります。のぼうの城で石田三成が布陣した丸墓山古墳の他に多くの古墳が城周辺に残っています。
城好きな方は城巡りをされてはいかがですか。鉢形城は寄居町にあり北条家を代表する城で日本100名城です。
杉山城と菅谷城は嵐山町にあり武蔵嵐山駅から近い場所にあります。
いづれも続日本100名城に選ばれています。
日本100名城といえば川越城(川越市)鉢形城(大里郡)
埼玉県には、日本100名城に選ばれている「川越城」や、戦国時代に築城された「鉢形城」など、多くの城があります。
川越城は、埼玉県川越市にある城です。
江戸時代には、川越藩の藩主・松平氏の居城でした。
川越城は、現存する天守閣が日本最古の天守閣として知られています。
鉢形城は、埼玉県大里郡寄居町にある城跡です。戦国時代には、鉢形城主・北条氏邦の居城でした。鉢形城は、「天然の要害」と言われ連郭式の城郭で、全国でも珍しい城です。
埼玉県には、これらの他にも多くの城があります。
埼玉県に観光に来た際には、ぜひ城や城跡に訪れてみてください。埼玉県には、これらの他にも多くの城跡があります。
国営武蔵丘陵森林公園
国営武蔵丘陵森林公園(こくえいむさしきゅうりんしんりんこうえん)は、埼玉県比企郡滑川町と熊谷市にまたがる比企北丘陵にある国営公園です。
1974年に開園し、面積は約3.04km²です。
国営武蔵丘陵森林公園は、多目的に利用できる公園として設計されています。
園内には、サイクリングコース、ハイキングコース、バードウォッチングコース、キャンプ場、野外活動センター、屋内プール、屋内ドーム、ドッグラン、イベント広場など、様々な施設があります。
国営武蔵丘陵森林公園は、四季折々の自然を楽しむことができます。
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、いつ訪れても美しい景色を楽しむことができます。また、園内には約500種の野鳥が生息しており、バードウォッチングを楽しむことができます。
国営武蔵丘陵森林公園は、東京都心から電車で約1時間で行くことができる、関東地方の人気観光地です。園内には、様々な施設があるので、一日中楽しむことができます。
嵐山渓谷
嵐山と言うと京都の嵐山(あらしやま)が一番に浮かんでくるのですが、埼玉は嵐山渓谷(らんざんけいこく)と呼び観光名所となっています。
実は京都の嵐山風景に似ていることから武蔵国の嵐山(あらしやま)と付けられ現在の由来となっています。
紅葉の時期は美しい自然に多くの観光客が訪れます。比企郡嵐山町にあります。
古代蓮の里
行田市大字小鉢にある古代蓮の里は絶景スポットとして有名です。
季節は6月上旬から8月にかけて蓮が開花します。
午前中が見ごろとされています。
近くに古代蓮うどん店があり、蓮に関連する「蓮きんぴらうどん」を食して見られませんか。
幸手市 権現堂堤
桜の咲く季節に行ってみたい桜名所です。
写真のように約1キロメートルに渡り1000本の桜のトンネルが見事に咲き誇ります。
菜の花畑とピンクの桜のマッチングが素敵でつい写真に収めたくなる風景です。
桜の季節外でも6月に紫陽花、9月に彼岸花、2月はスイセンといろんな花が楽しめるスポットです。
熊谷市 熊谷桜堤
こちらも桜の名所です。約2キロに渡って荒川の土手に500本のソメイヨシノが咲き誇ります。「日本のさくら名所100選」にも選ばれています。
桜の咲く期間中はライトアップも行われ写真にパチリと撮りたくなる幻想的なシーンです。
昼の桜や夜桜も楽しみたい場所です。
入間郡毛呂山町 鎌北湖
まだまだ桜が綺麗なスポットを紹介します。
入間郡毛呂山町にある鎌北湖です。周囲2キロメートルある鎌北湖の回りを桜が咲き誇ります。
湖畔周りを散策したりボートに乗って桜を見たり、写真に収めたいスポットです。
神川町 城峯公園
こちらは春と秋に桜が楽しめます。
神川町の神山にある城峯公園です。
秋は写真のように冬桜と紅葉が楽しめるお得な感じになったようねスポットです。
冬桜祭りも開催されて夜のライトアップも綺麗ですよ。
城峯キャンプ場が近くにありますので夜のライトアップとダブルで楽しみたいですね。
開放感あふれる自然を満喫してくださいね。
羽生パーキングエリア
パーキングエリア?と思った方もおられると思います。
羽生パーキングエリア上りにあるエリアは鬼平犯科帳の町並みを再現しています。
写真のように江戸の町や鬼平の好物喜楽前餅を味わってみたいものです。
お土産コーナーもあります。行かれた事がない方は一度行ってみると面白いですよ。
ワインディングの聖地・モータースポーツが盛んな埼玉県
県の西側に山地が広がる埼玉県は、山を縫うような急カーブと尾根沿いに走る急勾配の道もま
だまだ現役の生活道路です。
さらに、運送関係や観光バスは道端のある有料道路や国道を利用するため、いつ通っても空い
ている山道がほとんど。
こうした山道は、「峠(とうげ)」と呼ばれ、20~30年前には自動車やバイクで訪れる「走り屋」にとっては聖地と呼ばれたこともあります。
車好きの30~40代の方は、走り屋が速さを競い合う『イニシャルD』という漫画・アニメをご存知かと思います。
主人公の舞台として描かれるのは群馬県ですが、埼玉県内にある峠も登場しています。
実際に、本庄サーキット (埼玉県児玉郡児玉町)、埼玉県は桶川スポーツランド (埼玉県桶川市)
というサーキットもあり、モータースポーツが盛んな地域です。
法定速度を大きくオーバーしてしまったり。センターラインからはみ出してしまう違法な走行は危
険なため避けてほしいのですが、一般道でも埼玉県ときがわ町の定峰峠、二輪車は現在走行禁
止になっている本庄市の間瀬峠がドライバー・ライダーにとって聖地とされています。
間瀬峠などは、実際に危険な走行での事故が多発したためにバイクの乗り入れが禁止となって
いたことからも、ライダーにとっての人気が高かったことがうかがえます。
最高速度を超えた速さや華麗なコーナリングは求めなくても、左右上下へ細かく動く秩父周辺の
ワインディングは、季節に合わせて変化する周りの風景も相まって、忙しい日常や疲れから解放
してくれることは間違いありません。
聖地とされていたのには、話題や伝説だけではなく、実際に埼玉県の風景が与えてくれる癒やし
が、多くの人に求められたからなのでしょう。
埼玉県ご当地メニュー忠七めし
埼玉県を訪れたら、食べに行きたいご当地メニューはまだまだあります。
忠七めしは、水にさらして辛味を抜いた長ネギ、ワサビ、柚子を乗せたご飯に鰹出汁のつゆを注
ぐお茶漬けのようなご飯です。
1939年に「日本五大ご飯料理」に選ばれた、歴史も味も確かなご当地メニューです。
日本五大ご飯料理は、関東では東京都深川の「深川めし」だけと、とても由緒あるご飯料理の1
つです。
行田ゼリーフライの小判型ゼリー
他にも、テレビで取り上げられることの多い行田ゼリーフライも有名ですよね。
有名過ぎて既にご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、もちろんゼリーを揚げた料理ではあり
ませんよ。
ゼリーというのは、小判の「ぜに」が訛ったことが由来です。
おからとじゃがいもを和えて小判型に整え、鉄板で焼き上げたお好み焼きのような料理です。
しょうゆを塗りながら焼き上げるお店、お好み焼きのようにソースとマヨネーズがかけられるお店
もあり、バリエーションが豊かです。
秩父おっきりこみ
ツーリングで、ほんの少しだけ空いてしまったお腹を満たしてくれることは間違いないでしょう。
本格的な食事として食べに行きたいのは、秩父おっきりこみではないでしょうか。
埼玉県秩父地方の郷土料理で、しょうゆ味で煮込んだ野菜の中に極太のうどんを「切りながら」
入れることに由来しているといわれています。
うどんの打ち粉が麺とともにスープに合わさり、ほうとうのようなとろみのある1杯が出来上がります。
とろみのある餡のようなスープと、食べごたえのある極太麺がツーリングで冷えた体を芯から温
めてくれるご当地メニューのおすすめです。
絶対喜ばれる埼玉土産
ツーリングの帰りには、土産話だけではなくお土産も忘れてはいけませんよね。
お土産は、できれば好みの違いが出ない万能選手が失敗が少ないでしょう。
埼玉県のお土産として喜ばれえいるのは、川越プリン、松ぽっくり、福蔵(ふくぐら)、3つです。
川越プリン・川越いも・河越抹茶・ゆずゼリー・いちごゼリー
中でも、世代を問わず人気の高いお土産が「川越プリン」です。
国産の牛乳と卵にこだわった、クリームのようななめらかさがたまらないプリンです。
川越産のサツマイモを練り込んだ「川越いも」、歴史的な名産品の抹茶が香る「河越抹茶」も人気
です。
プリンの専門店ならではの季節限定品も人気で、2022年5月は「ゆずゼリー」「いちごゼリー」と美味しそうな品揃えですよ。
松ぼっくり・COEDOクラフトビール・手焼きせんべい
埼玉県東松山市の老舗富久屋は、お団子が人気な和菓子店です。
松ぼっくりの形の皮につぶ餡がびっしりと詰まった最中(もなか)の「松ぽっくり」は、見た目も可愛らしくお土産にはぴったりですね。
東松山市は、街を上げて市内で生産されたお土産をアピールする東松山プライドを掲げていま
す。
金賞・銀賞・銅賞の3つのランクがあり、2022年度はCOEDOクラフトビール醸造所のクラフトビール、石田せんべい工房の手焼きせんべいとともに松ぽっくりも受賞しています。
銀賞に2年連続でランクインした商品から金賞が選ばれるため、お菓子好きはぜひ応援したいも
のですね。
福蔵(ふくぐら)
埼玉県で最中といえば、忘れてはならないのが川越市の和菓子店はくらづくり本舗です。
人気の「福蔵(ふくぐら)」は、福餅と呼ばれるお餅入りの最中です。
川越市を訪れた際には、川越プリンとどちらにしようか迷ってしまいそう。
そういうときは、両方をお土産にしてはいかがでしょうか?
まとめ
先のむさしの村は、言ってしまえば人工の遊興施設ですが、こちらは土地開発の後にも残った自然を活かした癒し空間となっており、この中都市から自然豊かな環境を走り、都市部に戻ってくるという埼玉県のツーリングコースの最後を締めるに相応しいスポットだと言うことができそうです。