ファイナンシャルプランナーが伝える初心者でもローリスクで利益を得る再現性の高い投資手法をシリーズ化でお届けします。
最近の情勢はロシアのウクライナ侵攻や環境問題にガソリン値上がりと不安な状況ばかり続いています。
最近の値上がりや物価高にはコロナの影響も絡んでいます。
その中でもATMが便利だったゆうちょ銀行でも、2月から小銭預金や両替等に関して手数料を取るようになってしましました。
現代の時代背景と金利情勢・貯蓄から投資へ
筆者は仕事上FP(ファイナンシャルプランナー)2級と二種証券外務員の証券資格を有していました。有していたとの過去形になっているのは、昨年6月までは某会社に勤めていた関係です。
二種証券外務員資格は退職後は返納してしまい営業はできなくなりますが、知識としてはファイナンシャルプランナー同様に持ち続けることが出来るのです。
持っている知識でこれから投資でも始めようかなと思っている方へ役に立てられるようシリーズで執筆させていただきます。
資産運用でお金を増やす時代
銀行の1年定期貯金にしても100万以上預けて利息は年利0.1%前後。10万円以下だと年利息0.02%前後の銀行がほとんどです。
今の現役世代にとって資産運用でお金を増やす能力が不可欠です。銀行でも主に投資信託に力を入れている銀行もあるようです。
銀行に行くとNISAは始められていますか?と声掛けされたことはありませんか?
時代は預金から投資の時代へ
昨年の現役時代はお客様と話しているとき金利の話になると必ずご年配の方は「昔はよかったね。ゆうちょで100万が10年で倍近くになってたからね」とよく耳にしました。
バブル経済の時代、1990年(平成2年)定額貯金で半年複利で6.33%まで伸びた時代です。
定額貯金は半年複利ですから利息が利息を生んで10年満期で倍近くになっていました。
その後金融業界ではバブル崩壊や2008年のリーマンショックもあり金利はどんどん下がり1999年から0.02%前後の時代が長く続いています。普通預金では0.001%前後がずっと続いています。
貯金をするにしてもATMでお金を降ろす度に手数料がかかってしまいもはや貯金という感覚は薄れているのかもしれませんね。だからといって高齢者になるにしたがってタンス貯金ほど危険なものはありません。
金利が上がらない3つの問題
まず1つ目は年金システムが構造的な問題を抱えているからです。
皆さん少なからずとも年金問題は聞いた事があると思います。
まず年金というのは現役世代が納めている年金を運用して高齢者へ給付しています。
少子高齢化が進む日本では現役世代がおよそ7400万人、高齢者がおよそ3600万人です。
よく言われることですが現役世代2人で1人の高齢者を支えている状況です。
これが将来的には現世代1人で1人の高齢者を支えなくてはならない状況になります。
その場合、現役世代の負担を増やすのか、高齢者への給付を減らすのかという議論になりますが、恐らく給付を減らす方向になるのではないでしょうか。
そのことから老後2000万円が不足するというニュースが一時的に話題になりました。
つまり2000万円を用意するために資産運用を始めようということです。
日本型の雇用慣行が崩壊
次に2つ目が年功序列、終身雇用といった日本型の雇用慣行が崩壊しているからです。
昭和の時代は年功序列、終身雇用が当たり前でしたから、働き続ければ給料は上がり、退職金はもらえるのが当たり前でした。
しかし今の日本は違います。
資本主義経済の流れに沿って株主の利益を最大化するために不要なコストを削減するのが当然になっています。
もちろん人件費も削減対象です。
成果を出していない社員は昇給しないのは当然ですが、解雇される可能性もあります。
今や年収200万の人口は15%にも登ってきており、若者の間では年収400万から高給取りと認識されています。
平均寿命が伸びている
最後に3つ目が長生きしてしまうからです。
長生きするというのは本来喜ばしいことですが、お金もなく不健康な体だけが残りまともな医療を受けることができない人々が増えるのではないかと思います。
そんな状態で長生きすることは本当に幸せなのでしょうか?
本来伝えたいこととは少し逸れてしまいますが、ある程度のお金がないと健康的な生活を送ることができません。
結果として医療費がかかりさらに貧しい生活を余儀なくされることすらあり得ます。
暗いことばかり言ってしまいましたが、早い段階で対策を練ることが出来れば大した問題ではありません。
現役を引退するときに2000万円を用意すれば良いだけです。
若いうちから始めれば決して難しいことではないのです。
決してギャンブルのような投資ではなくローリスクな資産運用を行うのが1つの解決策です。
その解決策は次回に書いていきますのでぜひ見てくださいね。
まとめ
本文中にも掲載しましたがATMで小銭も入金出来て便利だったゆうちょ銀行でも小銭預金や両替等に関して手数料を取るようになってしましました。
やはり金融業界においても体力が落ちてきているのかなと感じてしまいます。
1つの銀行に預けるのではなく複数の銀行の預金口座を持ち、分けて預けることが益々重要な時代になってきています。
次回は具体的な投資商品を交えながら時間を味方につけ資本主義の恩恵を受けることであなたの将来への不安は小さくすることを書いていきます。