例えば1社に全財産を投資している状態でその会社が倒産したら一瞬にしてあなたの財産は0です。このようなリスクを避けるために投資先を分散する必要があります。
つまりリスクを少なくするための分散投資です。今回も投資を始めようかなと思ってい初心者向けに記事を書いていきます。
シリーズ3回目の記事になりますので前回の記事長期投資のメリット・デメリットについてはこちらをご欄ください。
投資の基本、分散投資を学ぼう
株価は毎日変動します。価格が下がる日もあれば、上がる日もあります。
長期分散の投資のメリットは前回話したように一喜一憂しないことです。
ここが短期トレードと全く違うところです。
会社の業績、社会情勢に左右されます。
ここでは分散には3つの種類があり、これを覚えておけば限りなくローリスクで投資することが出来ます。
1つ目は時間の分散
まず1つ目は時間の分散です。
こういった価格変動リスクをさけるために毎日、もしくは毎週、毎月など決まったタイミングで定期的に投資することで時間を分散することができます。
そうすることで価格が低い日に買うこともあれば、価格が高い日に買うこともあります。
それを繰り返すことで保有資産の額は平均的な価格に落ち着きます。(ここが大事です)
この投資手法をドルコスト平均法と言います。
ドルコスト平均法を利用することで大儲けもできませんが、大損することもありません。
しかし市場全体が成長するということやインカムゲインを得ることができることを前提とすれば負けなければ必ずプラスになるのです。
2つ目が地域の分散
次に2つ目が地域の分散です。
地域は大きく4つに分けましょう。
1つ目は日本、2つ目はアメリカ、3つ目はヨーロッパ、4つ目は新興国です。
地域を分散することであらゆる社会情勢や政治情勢、自然災害のリスクヘッジになります。
この4つの地域の中で成長に期待できるのが、アメリカと新興国です。
新興国というのは中国、ブラジル、東南アジア、南アフリカなどです。
日本とヨーロッパは所謂先進国と位置付けられています。
成熟した経済状態のため大きな成長は期待されていませんが、比較的安定した経済といえます。
3つ目が業種の分散
最後に3つ目が業種の分散です。
例えばコロナによって航空業界は大ダメージを受けました。
もし航空業界にのみ投資をしていたら大きな損失を生んでしまいます。
逆にコロナで株価があがった業界としては生活必需品を取り扱う小売業界の株価です。
このようにどこかの業界の株価が値下がりしても、どこかの業界の株価はあがるため異なる業界に分散して投資をすることはリスクヘッジになるのです。
インデックスファンドを利用して長期分散積立投資
先ほどは3つの分散投資について解説しました。
しかしそもそも、そんなに分散できるほどお金が無いよという人もご安心ください。
投資信託を利用すれば最低100円から投資をすることができます。
(松井証券なら100円で投資信託が始められますよ。) https://www.matsui.co.jp/
そして投資信託の商品の中には世界全体に分散投資をしている商品もあります。
つまり世界全体に分散投資している商品を毎日(証券会社の営業日)100円ずつ購入すればそれだけで手堅く利益を狙う王道の投資ができるのです。
また世界全体でなくてもアメリカの経済指標に連動したものや、日本の経済指標に連動した商品もありますから独自の割合で分散することができます。
私のおすすめはアメリカと新興国と日本の経済指標に分散するポートフォリオです。
アメリカはGDP第1位、新興国に分類される中国はGDP第2位、日本はGDP3位です。
所謂経済大国に分散投資をするスタイルです。
まとめ
今回は分散投資について話をしました。分散投資と言ったら銘柄を分けて分散すると思われて方も多いのではないでしょうか?
分散は3種類ありましたね。ここを頭に入れて置くと中期投資でも役に立ちますよ。
是非上記を参考にして先ずは少額から試してみるのもおすすめです。
投資信託の中にはインデックスファンドとアクティブファンドがあります。
この2つの違いについて次回解説しますね。