ツーリングの際に立ち寄りたい東北地方パワースポット
パワースポットが多いとされる東北六県の中から、青森県、岩手県、宮城県、山形県、福島県に存在する有名な場所や施設をいくつか挙げていきます。
ツーリングで近くを通った際に立ち寄ってみたり、またはそれらを目指したツーリングコースを考えるのも面白いでしょう!
“パワースポット”とは?
俗に言われる“パワースポット”とは、訪れた人に幸運が訪れると考えられている場所や施設を指して使われています。
昔からの言い伝えだったり、これまでにそのような人が多かったことから自然にそうだと評判になることがほとんどで、そこを訪れる人が絶えないほど人気になっているスポットもいくつかあります。
福島県「円明院(えんみょういん)」
福島県にある円明院は、“奇跡の寺院”として有名なパワースポットです。
そのように呼ばれるようになったのはおよそ10年前からで、それまでは全国的な知名度はほとんどありませんでした。
それが何故有名になったのかとなったのかと言えば、あの東日本大震災の中で、周りの施設が軒並み倒壊してしまった中、奇跡的にここだけほぼ無傷でそのまま残ったことから、ここを訪れると「運がつく」と評判になり、パワースポットと呼ばれるようになったという経緯があります。
今では関東地方から日帰りツアーが組まれるほどの人気で、一度だけでなく、何度も訪れる人も少なくないようです。
山形県「出羽三山神社(でわさんざんじんじゃ)」
山形県の出羽三山神社は、同県にある月山、羽黒山、湯殿山を合わせて三山と表現することから、その3つの山に昔からある言い伝えのによる利益を受けることができるとされている神社です。
病気や怪我がよくなるという“疫病退散”が一番のご利益とされていますが、2446段もある石段を登っていくと、その間にどこかの石段に盃やひょうたんなどの絵が33個も刻まれており、それら全てを見付けた人は自分の好きな願いが叶うとも言われています。
これらの場所は変わることはないので、一度で全て見付けられなかった人が再び残りを探しに訪れることも多く、中にはSNSなどに“ネタバレ”をしてしまっている人まで居ますが、それはさすがに無粋というものです。
宮城県「金蛇水神社(かなへびすいじんじゃ)」
宮城県にある金蛇水神社は、金運アップが期待できるパワースポットだと評判です。
蛇を“神から使い”として崇めており、いつしかそれが象られた境内の置物に財布を当てると金運が上がると言われるようになりました。
ここに限らず、パワースポットと呼ばれる場所に寺院や神社が多いのは、仏や神を祀っているという性質からに他ならず、そういった場所を訪れるのは、そここそ「神様、仏様」といった側面も多いにあると考えていいでしょう。
また、元からの言い伝えなどが現代風に解釈され、そのように呼ばれるようになったスポットも多数存在しており、いわゆる“インスタ栄え”の為に訪れるような人も多くなっています。
岩手県「龍泉洞(りゅうせんどう)」
岩手県の龍泉洞は、鮮やかなブルーに輝く水面で有名な鍾乳洞です。
現在では観光施設化されており、入場料を払って入るシステムなので、特に危険もなく訪れることができます。
この龍泉洞は、恋愛運の上昇が望めると評判のパワースポットとなっています。
1人で訪れた場合はこれからのそれに期待でき、2人で訪れれば今までより深く絆が結ばれるとされている為、カップルでの訪問にもとても向いています。
近年になって“恋人たちの聖地”と銘打った看板が入り口に堂々と立てられるようになり、今では自他共に認めるそのようなスポットとなっているようです。
青森県「北金ヶ沢の大銀杏(きたかねがさわのおおいちょう)」
青森県を走る国道101号線から1本日本海側に入った道路沿いにその姿を構えるこの北金ヶ沢の大銀杏は、樹齢にして1000年以上の鎌倉時代から存在している巨大な樹木で、高さが30m以上、幹周は約22mの日本一の銀杏の樹とされています。
ここを訪れると、母乳の出がよくなるという言い伝えがあり、その理由は幹から垂れ下がっているいくつもの気根が女性の乳房に似ていることからで、そこから発展し、それに触れるとバストが大きくなると若い女性の間で(勝手に)広まっているスポットでもあります。
日本海からの海風が気持ちよく、バイクで訪れるには適したスポットですが、男性が訪れても今ひとつご利益にはありつけないかも知れません。
まとめ
科学的な根拠は何もありません。
これらのパワースポットは、言い伝えやそこで起こった出来事、誰かからの発信などから有名になったもので、科学的にそこを訪れると本当に何かしらのご利益があるのかと言われれば、全くないとしか表現のしようがありません。
神秘的な存在とは元来そのようなもので、それこそ“当たるも八卦”の感覚で訪れるのをおすすめしますが、少なくともバイク乗りの間での話のネタにはなりそうです。