天気のいい日に行きたい青森県のツーリングスポット
本州最北端、東北を北上するツーリングの目的地にもなる青森県のお話をさせていただきますね。
青森県の先には、地続きではない都道府県の北海道があります。
青森県から北海道への行き方を知りたい方のためにも、フェリーの航路を書かせていただきましたよ。
都道府県の地理と天気
本州最北端という立地と厳しい冬の寒さ、世界中で親しまれているリンゴの名産地の青森県は、都道府県認知度と呼ばれる他の地域の方が都道府県をどれだけ知っているかの値が上位3位に入っています。
都道府県の地理
青森県青森県の形は独特ですね。
戦国武将の兜のような鍬やクワガタムシの顔のように、本州の北端にあります。
地図に向かって鍬の右側、つまり東側は下北半島、反対の西側が津軽半島です。
下北半島の北側には、マグロの一本釣りで有名な大間町があります。
反対の津軽半島からは、本州と北海道を結ぶ青函トンネルが行き来しています。
2つの半島に囲まれた海が陸奥湾で、その中央に県庁所在地の青森市があります。
青森市から西の日本海側は、津軽平野と呼ばれる広い平野が広がっており、日本一のリンゴの産地でもあります。
都道府県の天気の特徴
日本国内では、最北の北海道と青森県、秋田県、岩手県は世界的な気候の分け方で亜寒帯湿潤気候に分類されています。
天候の分け方は、緯度の他にも高い山地や海が関係するため、太平洋側の下北半島西部は西岸海洋性気候とされています。
東北の都道府県では、山を挟んで東西どちらかが海側かで内陸性気候と海洋性気候に分けられます。
北側が海で南側が山地の青森市だけは、東北の都道府県の中でも青森市よりも北側が海洋性気候、十和田湖ある南側が内陸性気候に当たります。
青森市を含む北側、中でも日本海側は冬に大雪が降る豪雪地帯に当たります。
また、青森市よりも南側では標高が高く冬の寒さが厳しい特徴があります。
雪解けも遅いため、雪道に慣れないドライバーやライダーの方は山間の雪が溶けきる6月から訪れた方がいいでしょう。
おすすめのツーリングスポット
天気のお話をさせていただいたところで、いよいよ東北最北端の青森県のツーリングスポットを取り上げてみます。
そして、津軽海峡を隔てた先にある北海道への行き方も合わせて伝えさせていただきますね。
今回は、青森県に訪れる前の2つの都道府県どちらから訪れるかで分けさせていただきました。
岩手県からなら十和田湖東側を抜けて奥入瀬渓流に寄りたい
岩手県を超えて青森県に訪れる方は、十和田湖と奥入瀬渓流に立ち寄り、八甲田山をかすめて走るのはいかがでしょうか?
出発点を岩手県盛岡市とすると、国道282号を北へ進み、一度秋田県鹿角市で国道103号に入ります。
そのまま道なりに進むだけで、十和田湖の西側を半周する道に出ます。
乙女の像
十和田湖の名所、乙女の像の付近でひと休みすることもできますよ。
さらに道なりに進むんだ先に、十和田湖の源流、澄み切った奥入瀬渓流があります。
十和田から八甲田山を望みながら青森市へも、道なりに進むだけで着くことができます。
谷地温泉と酸が湯温泉
時間に余裕のある方は、八甲田山の南回りに2カ所、谷地温泉と酸が湯温泉があるので立ち寄られてもいいのではないでしょうか?
特に酸が湯温泉付近は、ホテルやキャンプ場、パーキングエリアが充実している地域ですよ。
秋田県からなら弘前と岩木山に寄りたい
秋田県から青森市を目指す方は、途中歴史的な街 弘前市に訪れてはいかがでしょう?
大館市を出発する場合、国道7号を北へ進み、奥羽山脈の山道を超えた先に津軽平野が広がっています。
岩木山
山を降りながら、その先に広がる大地、晴れた日には西に岩木山が見える風景は、旅の達成感を十分に満たしてくれるはずです。
弘前市は宿泊施設も飲食店も充実した、規模の大きな街です。
時間に余裕のある方は、青森市に向かう前にこちらで一泊するのもいいですね。
気になる北海道-函館市へのフェリー乗り場は?
青森市と函館市の間には、津軽海峡フェリーと青函フェリーが運行しています。
津軽海峡フェリーは、1日8往復、所要時間は3時間40分、料金は2060円〜7230円で3つの期間と4つの船室で違いがあります。
津軽海峡フェリーでは、バイクは荷物扱いになり、750cc以下のバイクは2710円〜3900円、750cc以上で3620円〜5200円と他のフェリーに比べて安く設定されています。
また、1日2往復ですがマグロで有名な大間と函館を結ぶ片道90分の航路があり、さらにお得な料金設定です。
また、2020年11月の時点で運行の確認が取れておりませんが、青函フェリーというフェリーも青森市と函館市、大間と函館市を結んでいます。
また、八戸市からは北海道 苫小牧市と室蘭市の間を行き来するフェリーが運航されています。
運行しているフェリー会社はシルバーフェリーで、八戸市と苫小牧市の間は1日4往復、片道の所要時間はおおよそ8時間です。
八戸市と室蘭市の便は1日2往復で、片道の所要時間は7時間とほんのわずか早く到着します。
運賃は八戸市-苫小牧市の便が5600円〜14000円、八戸市-室蘭市の便は5200円〜13000円と苫小牧市行きの方が500円高い設定です。
シルバーフェリーでもバイクは荷物扱いになり、125cc〜750ccは八戸市-苫小牧市の便が8000円、八戸市-室蘭市の便は7500円です。
青森県と八戸市の距離も離れていますが、行き先の函館市と室蘭市・苫小牧市の距離は同じ北海道でもさらに離れています。
室蘭市と苫小牧市も高速道路で2時間ほどかかるので、本州の距離感なら他の県を1つまたぐ程度の時間がかかります。
行き先に注意してツーリングの予定を立てたいものですね。
都道府県とツーリングのまとめ
青森県・外ヶ浜町青森県の天気とツーリングのお話はいかがでしたか?
ツーリングスポットの弘前市は、桜の名所でもあるので桜が咲く季節に訪れたいものです。
フェリーで青森県に直行しない場合、山道のツーリングになります。
桜が咲く季節にどうしても訪れたい方は、フェリーを活用するのも1つの方法だと思いますよ。
シルバーフェリーhttps://www.silverferry.jp/fare/
津軽海峡フェリーhttps://travel.willer.co.jp/ferry/carrier/52.html