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降水量10mmとはどれくらい強い雨?30mm未満までの強さ解説

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結論から申しますと1時間雨量の10mm(ミリ)~ 20mm(ミリ)未満は気象庁の予報用語では「やや強い雨」となります。
20mm(ミリ)から30mm(ミリ)は同じく予報用語では「強い雨」の表現になります。
今週も雨マークが多い6月になりましたね。毎年7月半ばくらいに梅雨明け宣言が出ますのでそれまでは災害等に気をつけたいものです。

それでは雨の強さと振り方に付いて10mm(ミリ)・20mm(ミリ)~30mm(ミリ)未満と雨の強さ別に解説していきます

前回まで降水量10mm(ミリ)未満の記事を掲載していますのでお出かけする日には併せて確認していきましょう。

前回の記事はこちら↓↓↓

降水量5mmとはどのくらいの雨や雪なの?5~9mmレジャー別解説

降水量0.5mmや1mmとは? 4mmまでどれくらいの目安か解説

 

降水量10ミリ~20ミリ~30ミリ未満別に雨の強さを徹底解説

降水量は「降った雨がどこにも流れ去らずにそのままたまった場合の水深」です。

1時間に10mm(ミリ)の雨って、どんな雨か分かりにくかもしれません。

降水量( 雨量)10ミリの計算

前回までのおさらいですが、1時間に1mm(ミリ)の雨は、10分間で約0.17リットル。
1時間で0.83リットルの計算になります。

これはコップ1杯ぐらいの水の量です。
10mm(ミリ)だと10分間でコップ10杯分の量になります。

1時間降り続けた場合は、60分ですから10分の6倍でコップ60杯分の計算になります。

もっと分かりやすく傘で解説します。
例えば傘の縦横1m×1mの傘があったとします。

100cm(1m)×100cm(1m)×1.0cm(10mmを1.0センチび置き換え)で計算する10,000cm3(立方センチメートル)です。

10,000cm3(立方センチメートル)を1リットルペットボトルに置き換えると10個分です。

これは1時間で1リットルのペットボトル10個分が縦横1m×1mの傘に降り注ぎます。
これが降水量10mm(ミリ)の雨のイメージです。

気象庁の降水量10ミリの定義

1時間あたりの降水量が10mm以上20mm未満の場合、気象庁では「やや強い雨」と記載されています。

その量の雨が降ると、地面に跳ね返る雨で足が濡れ、外に出ると雨の音で話し声が聞こえにくくなることがあります。

また、地面には水たまりが多く、未舗装の道路を歩くのが難しくなります。

1時間雨量(mm) 10以上~20未満
予報用語・・・・・・・・・・ やや強い雨
人の受けるイメージ・・・・・・ザーザーと降る
人への影響 ・・・・・・・・・・地面からの跳ね返りで足元がぬれる
屋内(木造住宅を想定)・・・・・雨の音で話し声が良く聞き取れない
屋外の様子・・・・・・・・・・地面一面に水たまりができる

引用元:気象庁HP https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/amehyo.html

天気予報の表現では「やや強い雨」となります。

1時間に10mmから20mm未満までが一括りになっていて今までの9mm以下の降水量とは捉え方が変わってきます。

アスファルトで跳ね返った雨でズボンの下や靴などの足元はびしょ濡れのイメージです。

雨の日

降水量10mmってゴルフなどのスポーツはどう?

前回は9mmまでのゴルフの状況をきさいしましたが降水量10mmは相当な大雨です。

10ミリが降り続けた場合は行事が中止になります。野球も翌日には晴れたとしてもグラウンドが使えないかもしれません。

昔と比べて非常に精度が高くなった天気予報。1時間に10mm以上20mm未満の雨。ゴルフ前日に参考にする方も多いと思われます。

事前にチェックしておくことで、途中で雨が降ってきてしまった場合の対策や今後の雨模様に対して傘やポンチョやサンバイザーなどの着用有無を立てやすくなります。

ゴルフは10ミリが降り続ける場合は諦めましょう。殆どの人はプレイの中断を迷うことはありません。

理由はと言うと・グリップが濡れて滑る・ボールが飛ばない、転がらないし見つからない・
雨でレインウェアの中も濡れて引っかかって思うようにスイングできない・寒いし服が汚れて水を吸って重たい・水たまりで歩きづらいし靴の中が気持ち悪いなどの理由が挙げられます。

ゴルフ場によっては特に台風や落雷がない場合は雨による中止の線引はありません。

しかしゴルフどころではありません。

雨粒もなかなかの大粒でプレーにもかなりの影響を及ぼします。フェアウェイも川のようです。

サッカーやラグビーは雨でもやるスポーツなんです。

危険がない限りは多分するんじゃないかと思われます。

テーマパークで10ミリの降水量は屋外の場合は更に天候が悪化した場合は休止の可能性がありますが、屋内のアトラクションは雨が原因で運営休止となることはほぼ無いようです。

降水量20mm~30mm未満の定義はどう?

1時間あたりの降水量が20mm以上30mm未満の場合、気象庁では「強い雨」と記載されています。

「強い雨」の定義だと、傘をさしていても服が濡れ、寝ていても多くの人が雨に気付くくらいの雨の音になります。低地では道路は冠水し、川のようになる事がります。

もう土砂降りの表現で車のワイパーを早くしても視界が悪い状態になります。

1時間降水量の20ミリ以上は大雨状態ですね。

道路も川のように流れて運転するのも歩くのもかなり危険な状態と言えるでしょう。

 

1時間雨量(mm) 20以上~30未満
予報用語・・・・・・・・・・ 強い雨
人の受けるイメージ・・・・・・どしゃ降り
人への影響 ・・・・・・・・・・傘をさしていてもぬれる
屋内(木造住宅を想定)・・・・・寝ている人の半数くらいが雨に気がつく
屋外の様子・・・・・・・・・・道路が川のようになる
車に乗っていて・・・・・・・・ワイパーを速くしても見づらい

引用元:気象庁HP https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/amehyo.html

 

降水量20mmでもサッカーはあるの?他のスポーツはどう?

雨では中止にならないサッカーには2つの理由があります。

野球と違ってボールの大きさが違う理由が一つです。

野球だとボールが小さいた土砂降りだとボールが見えないため中止になりますがサッカーだとボールが大きいため見失うことがありません。

もう一つの理由はイギリスがサッカーの発祥地だと言うことです。

イギリスは雨の多い国でサッカーは紳士的なスポーツだと言われています。

雨の多い国ゆえ、ラグビーもサッカーボールもきっと大きんでしょうね。
以前書いた記事も参考にしてください。↓↓↓

スポーツ発祥の地での天気文化は?季節別スポーツと効果を考えてみた

サッカーって雨で中止になったこと無いの?

上記の理由だとサッカーで試合が中止になることは稀ですが過去には中止になったことがあります。

それは台風です!

台風の場合、交通機関のマヒや外に出ること自体危険なケースがあるため試合場に行くことさえ出来ません。

よって前もって主催者側で中止の有無の判断決定があります。

それと雷雨や危険な状態の雨です。荒天の場合は選手や観客の安全を考え、考慮した上で中止の決定が下されます。

試合途中に雷に打たれた選手の映像もあるぐらいですから中止になるのは当然の理由です。

小学生や中学生のサッカーはというと雨でも行うのが基本ですがやはり大会の主催者の判断で中止や延期をすることがあります。

特に学校のグラウンドでは雨天時にグランドを使用が禁止するとグラウンドが荒れてしまいます。よって学校によって禁止される場合があります。

他にも雷鳴があった場合には、主催者や審判により試合が中断され体育館等、安全な場所に避難をする場合が多いです。

保護者も雷鳴がなったら、気になりますよね。特に子どものサッカーの場合は安全面を第一に考えています。

雨模様

高校サッカーで中止になった例

高校サッカー全国大会は年末から年始にかけて行われます。よって過去を調べると大雪で中止になったケースがあります。

冬場なので大雨ではなくて大雪だったんですね。雪も降水量なんです。もしくは降雪量ともいいます。

2013年に同様に大雪が降った際には試合は延期となりました。

高校サッカー決勝、初の雪延期 19日に
第91回全国高校サッカー選手権の決勝、鵬翔(宮崎)-京都橘は14日に東京・国立競技場で行われる予定だったが、降雪で19日(午後0時5分開始)に延期された。
(中略)

15大会前の「雪中決勝」東福岡-帝京戦は黄色と黒のボールを使い、強行した。今回はその時より2時間ほど早く降り始め、雪上試合は回避された。
大会の延期は首都圏開催以降で2例目。89年1月7日の昭和天皇崩御を受け、88年度大会の準決勝、決勝が順延して以来で、天候の理由は初めて。

引用元:日刊スポーツ高校サッカー決勝、初の雪延期 19日に[2013年1月15日7時56分 紙面から]

天候の理由で全国高校サッカー選手権が延期された例は一つだけでした。地方の予選大会では雷や荒天での中止はいくつかあったようです。

その15大会前の「雪中決勝」東福岡-帝京戦が気になって調べてみました。
「雪中決勝」はナント黄色と黒のボールを使い、強行されたんですね。

第76回全国高等学校サッカー選手権大会(だい76かいこうとうがっこうサッカーせんしゅけんたいかい)は、1997年12月30日から1998年1月8日まで10日間わたって行われた、全国高等学校サッカー選手権大会である。1月8日の決勝戦は雪が降る中で行われたため、「雪の決勝」と呼ばれている。

引用元:出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

決勝は帝京 1 – 2 東福岡で東福岡が優勝しています。決勝は大雪の中で行われファンの間では「雪の決勝」として語り継がれています。

1998年は試合直前に雪が強くなったために中止の判断が間に合わなかったという事情があったようです。

降水量20mmでのイベントは?

20mmでは道路の所々に水たまりができるため外でのイベントなどはほぼ中止か延期されるでしょう。室内でのイベントは問い合わせしなければ分からないレベルです。

理由は冠水の危険や電車などの交通機関が動かないと予測されるためです。

降水量の単位はミリメートル(mm)です。

天気予報で、「1時間に20ミリの雨が降っています」と聞いてもよくわからないと思いますが昨晩からの雨量が「100ミリを超えました。地盤が緩んでいるところもありますので気をつけてください」との報道はよく耳にされたことがあるでしょう。

1時間に20ミリの雨も5時間降れば100ミリになります。よって前後の雨量が重要になって来ます。

降水量20mmキャンプやアウトドアはどうする?

アウトドアに出掛ける先で20mmという場合には、そこで何時間降るのか予想降水量を見たいところです。

6時間降水量で20ミリなら降った雨も地面が吸い込んでくれるでしょうが、連続して100mm(10cm)の雨が降る場合は、振った雨がどこかに流れたり、地面に染み込むようなことがなければ6時間で10センチの高さまで水が溜まるという解釈になります。

アウトドアやキャンプにいかれる方は雨の日も楽しむ方もおられる方も多いかもしれません。

しかし私の場合は一日中雨なら中止します。

一時的な雨ならその後の水滴がついた花の写真撮影が楽しみです。

まとめ

強い雨では、車の運転に影響が出るほど視野も悪くなります。

風速も関係してくるば判断する決断が必要です。
天気予報で大雨予報が出ていた場合、どの程度(時間)の雨が降るのか確認しましょう。

ここ数年ゲリラ豪雨や水害被害が増えていることからハザードマップ等で地域のことを知る事も重要です。
水害が多い6月7月の梅雨時は日頃から天気予報を含め、いざという時の対策を立てておきましょう。

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