降水量0.5mmや1mmとは? 4mmまでどれくらいの目安か解説

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傘を用意し始めるくらいの降水量は1ミリくらいからです。
週間天気予報が出てゴルフ等のスポーツやディズニー等のレジャーの予定がある方は雨について気なる方も多いことでしょう。
5月末もしくは6月に入ると梅雨入りの時期に入ります。

今回は本格的な雨シーズンに入る前に降水量についてお話していきます。

降水量と降雨量って意味が違うの?4ミリまでの目安をレジャー別に徹底解説

雨が降り始めて降水量が1ミリくらいだと傘を用意し始める程度の雨なんです。
雨が降ると天気予報などで降水量が紹介されています。

降水量の単位についてレジャーの予定が入っていた場合とても気になりますね。
先ずは何故降水量の単位はミリメートルなのかを含めて詳しく紹介していきます。

降水量と降雨量って基準や意味が違うの?

「降水量」「降雨量」の表現方法の違いを説明します。

降雨量とは、降った雨の量を表しています。

ちょっと解りにくいかも知れませんが雨の量だけの場合は降雨量雪の量だけの場合は降雪量などと言います。

降水量とは、大気から地表に落ちた水の量です。

雨だけではなく、雪やあられなどを水に換算して降った量を表しています。
降水量は降った雨がどこにも流れることはなく、一定の時間にその場にたまった場合の水の深さで測られています。

降水量は気象台やアメダスで観測時刻までの一定の時間10分、1時間、12時間などに観測された数値です。

時間に対して観測された数値なんです。

降水量は1時間に降った雨の量で前1時間の量が一般的です。

降水量が11時に5ミリとなっていた場合には、10時から11時までの間に観測された降水量が5ミリということになります。

日降水量とは

例えば夜の午後11時から午前2時にかけて集中豪雨などの場合、24時をまたぐ降水では2日間に分類られるため、雨の激しさをうまく表せない事があります。

日降水量では、これを補うものとして任意の24時で計算する24時降水量があります。

降水量の単位は何故ミリメートル?

何故リットルや立方メートルを使わないんだろう?との疑問に答えていきます。

降水量なのにリットルや立方メートルなどの量で表さないのは測った場所での水深mm(ミリ)を示した方が合理的だからというのが理由のようです。

降水量はたまった水の量で比べるからです。

降水量の測り方や面積は?

実際には容器にたまった水の量、つまり体積は「底面積×水の深さ」なので、普段降水量と呼んでいるものは「単位面積あたりの降水量」といった方が正確ですね。

実際の観測で使われるものは、雨量計と呼ばれ、現在では「転倒ます型雨量計」というのが広く使われています。

雨量計の記事はこちらを御覧ください。
雨量計の仕組みって知ってる?転倒ます等の種類や計り方の方法を解説

【豆知識】夏休み宿題や自由研究にも使える雨量計の仕組みと自作方法

 

降水量0mmなのに傘マーク?0.5mmってどれくらい?

わずかな霧雨は0mmの降水量になる可能性があります。
傘を使わなくても、穏やかな雨です。

少し濡れる程度の降水量の目安は約0.5mmです。

ではここでクイズです。降水量が0mmなのに天気予報に傘マーク?
降水量が0.9mmのときは天気予報ではどう伝えられるでしょうか?

①そのまま  0.9mmで発表
②四捨五入で 1mmとして発表
③切り捨てて 0mmで発表
④切り捨てて 0.5mmで発表

 

正解:③切り捨てて 0mmで発表
解説:降水量が0mmなのに天気予報に傘マーク?天気予報では、0 mmの雨ごとに0〜0.9mmの降水量として定義されます。もちろん、画面は0.1mmでも0.9mmでも変わらず、「0mm」になります。0.9mmで可能な限り1mmに近いですが、天気予報画面は「0mm」です。ちょっと不思議ですね。実は0.5mmの発表は無いのです。
※気象庁の予報などでは、通常1㎜未満の降水量は切り捨てられ雨マークとせずに曇りマークとされている場合がほとんどです。
雨で濡れたくない方は、傘の持参をおすすめします。

 

ゴルフや野球のスポーツ→傘やカッパがなくてもは問題ないようです。
レジャーやディズニー行く方→濡れたくない方は、傘の持参をおすすめします。

結論は降水量が0.5mmの雨は軽く濡れる程度の雨です。

降水量1mmってどれくらい?

降水量の1ミリくらいから傘を用意し始めると言われてます。
感覚的には小雨です。

降水量が1ミリくらいが傘が必要だと思いましょう。

道路も雨で濡れていることがわかります。

このまま雨が止むとアスファルトもすぐ乾くでしょう。

ゴルフや野球のスポーツ→十分にゴルフができるレベルです。

プレー中ならポンチョ等を着るか悩むところですね。
野球もグランドが濡れる程度なので十分にできます。

腕や手が濡れていますので滑らないように注意したいところですね。

レジャーやディズニー行く方→1ミリが振り続けた場合は洋服が雨で濡れてしまいますので傘の用意が必要です。

季節にもよりますが暖かい日ならその後晴れれば乾きます。
寒い日は風邪など引かないように傘を準備しましょう。

結論は降水量が1mmは水たまりもできない程度の雨ですが少し濡れます。
傘やカッパの用意を悩むレベル
です。

雨の日

降水量2mmってどれくらい?

降水量2ミリは弱い雨ですが本格的な雨です!
降水量2mmは傘が必要になる弱い雨です。

ゴルフや野球のスポーツ→降水量が2mmになると状況が異なりレインゴルフ対策が必要です!

野球はそのまま続けられるレベルですが雨での送球やグラウンドでボールが濡れて投げるのに滑ってしまいます。

レジャーやディズニー行く方→降水量1mmの倍降る雨の量ですから本格的な雨です。
たとえば、2mmの雨量は急いで傘を立てたり購入したりするのに十分な量になります。
レジャーでは傘もしくはカッパを用意しないと雨で濡れてしまいます。

結論は降水量が2mmになると、傘をさしても雨の音が聞こえるレベルですでに本格的な雨であることがわかります。

降水量3mmってどれくらい?

3mmの降水量の定義は、雨の量が流出せずに地表に蓄積した水の深さが3mmであるということです。

天気予報で降水量が1時間で3mmになるとすると、雨量は1時間で3mmになります。

参考までに、3mmの降水量は通常の雨とみなされ、3mm未満の場合はまだ弱い雨や小雨に分類されます。

降雨量3mmの雨天時には、イベントや野外イベントを開催するか中止するかを決める必要があります。

降水量3ミリのスポーツやレジャーの判断

ゴルフや野球のスポーツ→判定の差である降水量は3mmと一般的に言われています。

このまま続けるのかアプリや天気情報で判断するレベルです。

ボールが見えにくい状況ですから雨が止むのか振り続けるのか地域や時間によってスマホアプリで今後の雨や風の状況を予測しなければならないです。

レジャーやディズニー行く方→レジャーでは傘もしくはカッパを用意して見て回る分なら問題ないとです。

降水量3mmの雨が降る天候の際には、ずっと振り続けた場合には屋外行事やイベントを行なうか中止にするかの判断が必要になります。

よって遊園地では遊具によっては止まる場合もあります。

雨の日

降水量の落とし穴

それは1時間雨量なんです。
降水量3mmとされている場合、1時間雨が降り続けていれば問題ないんですが30分だけ3mmの雨が降って残り30分間雨がぴたりと止んだ場合で5も、時間降水量は3mmなのです。

よって結論は降水量が3mmになると今後の天気の様子を見る判断の分かれ目のレベルとなります。

降水量4mmってどれくらい?

雨量:4.0~7.5mm未満は音を立てて降る強い雨と定義されています。
※気象庁の予報などでは、通常1㎜未満の降水量は切り捨てられます。

前述のクイズでも述べましたが4.5mmでも4mmと計算されるんです。
ここからがちょっと本格的な雨になってきます。

夕立の雨を思い出してください。

夕立は一時的に強く振り地面から概ね4mmくらいの水がたまりができます。(これも降った時間によって変わりますので一概には言えません)

まだ、ピンと来ない方は1時間内に1リットルのペットボトル4本分が貴方の傘に雨が降ってきたと想像していただけたらと思います。

それが1時間に分けて降るのか夕立のように30分間降るのかでちがいます。

降水量4ミリのスポーツやレジャーの判断

ゴルフや野球のスポーツ→一度に降ってきた場合は視界も悪く一時的に中断します。

野球の場合はずっと降っていた場合はグランドのコンディションを見て水はけが悪い場合は中止を決定するでしょう。

屋外スポーツ大会は中止になる場合もあります。

ゴルフはレインコートやポンチョ着て回ったケースは沢山有ります。

視界も悪く芝も水を含んで転がりにくくなります。
ゴルフの場合は雨よりも雷が怖いですね。

レジャーやディズニー行く方→レジャーではレインコートやポンチョはもちろん、長靴の利用もおすすめします。

ディズニーやUSJや遊園地では一部乗り物やアトラクションが中止になるかもしれません。
ただ雨の日ならではの利用で人が少ないため楽しめる方も多いようです。
海や山のレジャーやキャンプは危険を伴うレベルになってきます。(私は雨より雷が怖いです)

よって結論は降水量が4mmになると水たまりができるくらいのしっかりした雨が降る、傘やレインコートが無いとびしょ濡れになるレベルです。

雨の日

 

5月6月の季節2022年梅雨入りはいつ?

旧暦では5月は梅雨の時期にあたることから「五月晴れ(さつきばれ)は梅雨の合間」といわれてました。

近年では五月晴れ(さつきばれ)は5月の晴天を意味することが多くなっています。

雨季前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われる晴天で気持ちいい日です。
しかし最近は五月晴れ(さつきばれ)は暑くなる日も多いようですね。

さて、今年2022年の福岡の気象台の発表では

◯降水量は平年並み
◯今年の梅雨入りは6/1頃
◯ラニーニャ現象影響で局地的大雨
◯例年よりやや早い梅雨明け
◎線状降水帯予測が開始になる  とのことです。

今年から◎線状降水帯予測が開始になります。

近年では九州は毎年どこかの県が水害にあっています!
西日本豪雨をもたらした線状降水帯の予測ができることは、避難行動に備える準備が早くできることで安心できる材料が増えました。
併せて防災グッズも早めに用意したいところですね。

まとめ

4ミリまでの降水量の単位について紹介しました。
ミリメートルにした方が良い理由があったんです。
ただ、ミリメートルって言われてもピンとこない方もだいたいの基準を知っておくと参考になるでしょう。
今まで雨に関してあまり興味がない人でも、今回の記事を読んで降水量について知っていただけたら幸いです。

降水量5mm~9mmまでの記事はこちらです↓↓