観測史上、過去最も早い月と遅い月に日本に上陸した台風ってクイズ!

台風の様子
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9月に入り台風シーズンになりますね。気になる台風の個数を調べてみました。最近3年間の9月台風発生数は2020年9月3個、2019年9月6個、2018年9月4個です。
最近3年間の10月台風発生数は2020年10月6個、2019年10月4個、2018年10月1個です。
今回は地球温暖化シリーズ3回目になりますが地球温暖化と台風は影響するのでしょうか?過去の統計を調べながらクイズ形式を交えながらの記事にしてみました。

参考:気象庁: https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/generation/generation_j.html

イトポン先輩
イトポン先輩

台風が発生すると進路が気になりますね。夏に発生する台風は日本に太平洋高気圧が張り出しているため速度が遅くて迷走台風になりがちです。9月以降は日本上空の太平洋高気圧の外側が日本列島と重なるんですよ。

後輩キナポン
後輩キナポン

地図上で言うと太平洋高気圧が北側に引っ込むと言う感じですか?

イトポン先輩
イトポン先輩

そうです。太平洋高気圧の外側を通るのです。9月以降は張り出していた高気圧が引っ込むことで台風の通り道ができるため速度も速くなるんです。

後輩キナポン
後輩キナポン

なるほど。夏の台風と秋の台風の違いがなんとなくわかってきました。

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1951年からの統計と最近10年間の月別の台風発生数

最近10年間の月台風発生数うち日本上陸件数をみてみました。

2011年から2020年までで、8月は11個、9月は12個、10月は4個発生しています。

イトポン先輩
イトポン先輩

ここで問題です!

Q1. 1951年からの統計で年間通して台風が一番発生する月は何月?

正解:8月です。
解説:1951年からの台風発生の月別統計で8月が390個、9月が345個です。
その次が7月の268個で10月は264個発生となっています。
ちなみに2011年から2020年の10年間では1月6個・2月 5個・3月 4個・4月 4個・4月 4個・5月 4個・6月22個・7月40個・8月53個・9月51個・ 10月37個・11月23個・12月10個で8月が若干多いと言えます。

Q2. 直近10年間(2011~2020年)からの統計で日本に上陸した台風が多い月は?

正解:9月 です。
解説:直近10年間では8月11個、9月12個が日本上陸しています。1個しか違わないんですね。
1951年からの統計では8月が73個、9月が66個上陸しています。10年間単位で見ても8月が多かったり9月が多かったりしてます。一番台風の上陸が多い月は8月と9月だと言えます。
ちなみに10月はここ10年間で4個、1951年からは18個日本に上陸しています。

Q3.1951年からの統計で日本に最も早く上陸した月があります。それは何月でしょう?

正解:4月 です。
解説: 観測史上最も早い日本上陸の台風は、1956年4月25日午前7時30分頃に鹿児島県の大隅半島に上陸しています。この時の台風は上陸後まもなく1時間くらいで消滅したとの記録が残っています。
ちなみに4月に上陸したのは過去1回だけです。

Q4. 逆に1951年からの統計で台風が日本に最も遅く上陸した月は何月でしょう?

正解:11月 です。
解説:1990年11月30日14時頃に和歌山県に上陸し本州を横断しています。
それまでは1967年10月28日に愛知県に上陸したのが一番遅かったのです。1ヶ月以上も遅く上陸しています。
1990年11月30日の台風28号は広い範囲で大雨や暴風の猛威を振るい162棟の被害を発生し死者行方不明者4名の被害の記録が残ってます。
ちなみに11月に上陸したのは過去1回だけです。

参考:気象庁ホームページ: https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/generation/generation_j.html

後輩キナポン
後輩キナポン

何問正解でしたか?解説見ると意外でしたね。

イトポン先輩
イトポン先輩

これもクイズになりそうやな。
去年2020年は何個日本に台風が上陸したのでしょうか?
答えは最後に。

台風の様子

台風の様子

台風の変化にも海水温の上昇

日本の台風のイメージは夏~秋なのが、南の海上では一年中発生しています。

実は台風の変化にも、「海水温の上昇」という地球温暖化の影響が密かに関わっていたんです。

台風の変化には、海水温と風が大きく関わっています。

台風はなぜ起こる?

台風の発生は、まず海面温度が26度から27度の南太平洋の海域太陽に照らされ水温がさらに上昇、蒸発して空に昇ったものが渦を作り始めます。

この渦の中心に向かいどんどん水分を含んだ空気が集まってくることで、上昇気流が発生するのが台風の始まりです。

上昇気流により作られる雲が大きく成長していき、やがて積乱雲になるのですが、この過程で海面から蒸発した水蒸気も凝結し、雲を形成する大きな水の粒になります。

さらに、この時の雲を作る際に熱が放出されます。

この熱が周辺の空気も温めることによって、さらに上昇気流の勢力を強めていく、という流れを繰り返していくことで小さな空気の渦はやがてどんどん大きくなり、何度も何度も繰り返された結果生まれるのが熱帯低気圧です。

台風には、誕生後も生き物のような年齢がありますね。

台風の発達

成長期や中年期のように4つの段階があり、それぞれ「発生期」「発達期」「最盛期」「衰退期」と呼ばれています。

発生期は、雲が大きくなり台風へと発達するまでの期間でこの頃はまだ南太平洋の海上にいます。

発達期は、成長し続けて勢いを強めていく期間で、少しずつ北上し日本列島に近づいてきます。

最盛期は、台風が最も勢力を増している期間でこの頃に日本列島に上陸することが多く、大きな災害が起こってしまう危険な段階です。

衰退期は、勢いを弱めていき消滅するまでの期間で、この頃の台風は既に本州に上陸しているか、北海道の方向へ進んでいます。

この海水温が高くなる時期で2020年7月は台風は1個も発生していません。
過去には例が無かったのです。

原因は不明ですがその時予想されたのは伊勢湾台風並みの超大型台風の発生があるとの見方でした。
現に9月と10月に超大型台風が発生、12号と14号が日本に接近し千葉県に大きな被害をもたらしました。

台風の移動と地球温暖化の深い関係

南太平洋で発生した台風は、日本列島に向かって北上するのが一般的な動きです。

台風は高気圧と地球の自転と風、いわゆる貿易風と偏西風の影響を受けて移動します。

貿易風は緯度がおおよそ30度以下の地域で東か、西に向かい吹いており、偏西風は緯度がおおよそ35〜65度の地域で西から東へ向かい吹いています。
日本の南部で発生した台風は自転により大気の流れに乗って北上。

東から西に向かって吹いている貿易風によって北西に進みますが、この貿易風は沖縄県の南側で弱まり、続いて西から東に向かって吹いている偏西風の影響により台風の進路が北か北東に変わります。

2つの大きな風の力で、「台風がちょうど日本列島に沿って移動していく」形になるため、日本には台風被害が多いのです。

また、台風の動きを見ていると、日本列島に日本海側から上陸したり、日本列島を避けているような不思議な動きもあります。
これは、低気圧の台風は高気圧を避けるように移動するためです。

本州が太平洋高気圧に覆われている夏本番の6月から8月は台風が日本に近づけません。
8月末頃から徐々に台風が増えてきて、10月終わり頃までに最も近づく頻度が多くなるのは、徐々にこの太平洋高気圧が弱まり始めることが原因です。

風の流れ

風の流れ

まとめ

台風は、海水の熱をエネルギーにしていたんですね。
つまり、移動する先の海水温と気温が高いほどエネルギーを失わず、反対に低いほどエネルギーは失ってしまいます。
近年の台風の増加は、地球温暖化が影響している可能性が確実というのが専門家の方の常識のようです。また水害の被害が多くなるため今後も注意いて行きましょう。

イトポン先輩
イトポン先輩

答えは2020年の日本上陸数は0個でした。

後輩キナポン
後輩キナポン

台風12号と14号は接近で上陸はしませんでした。上陸になったらもっとだ被害が出ていたかもしれませんね。次回も地球温暖化シリーズです。また見てね~。

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