大規模停電になったらトイレや水道やどうなるの?暮らしの備えや防災を学ぼう

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大規模停電に限らず、防災のためには「3日間は暮らせる」だけの備えが基本とされています。

電力会社でも台風などで一部の電柱や電気線が切れたりした場合はを原因がはっきりしているため復旧の計算の目処が立つところでしょう。

ただし大型の台風や地震などの大規模災害となると鉄塔や送電塔の被害があったりすることで復旧が長引く恐れもあります。

今回は大規模停電が発生した際に備えて自宅で3日過ごすための必要な準備を考えていきましょう。
ブラックアウトと星空と暖かさシリーズその4です。

大規模停電で自宅で3日過ごすため必要なものとは

まず、暮らしに最低限必要な電気製品を動かす電池が必要です。
その中でも一番心配されると思われるのはスマホの充電でしょう。

充電が無くなれば情報が入りにくくなります。
モバイルバッテリーを家族間で一緒に使いながら過ごすか、モバイルバッテリーが切れてしまえば車で充電するしか無いでしょう。

電源と燃料を備蓄

電池は、懐中電灯やランタンを動かす単1電池、ラジオなどに使われていられる単3電池の新品を揃えておきたいですね。

スマホの充電やUSB電源用の電気製品のために、モバイルバッテリーも欠かせません。

また、調理機器や暖房にはガス缶が必要なものもあります。

ガス缶なら、調理機器とガスストーブ用にそれぞれ1本ずつ用意しておく必要があります。

自宅で3日間は暮らせる準備

電源と燃料の次は、食料と飲料水、生活用品です。

食料は、電子レンジが使えなくても食べられるものが必要です。

缶詰や防災用の保存食が欠かせないのでは?と思いがちですが、保存ができるならレトルト食品やカロリーメイトのような健康食品も立派な保存食になります。

水道は止まると3日間生きるのに水はどれだけ必要

飲料水は、大人1人あたり1日2リットル必要といわれています。

オール電化住宅マンションの高層階では、停電で水道が止まってしまうため、3日分の飲料水は欠かせないでしょう。

忘れてはいけないのが、生理用品やティッシュペーパーなどの日用品です。

停電になると店舗の営業ができずに休業してしまうスーパーもあり、買い占めも起こります。

なくてはならない生理用品は、3日分は保存しながら使うようにしたいですね。

大規模停電に準備したいもの

ここからは、ブラックアウトを経験して役に立ったもの、あったら良かったものを取り上げてみます。

ランタンとポータブルライト

日が暮れてからの屋内での暮らしには、灯りがかかせないものです。

電気が消えた中でも、灯りがあると気持ちが落ち着くものです。

停電というと、懐中電灯が思いつきますが、懐中電灯よりも使い勝手が良いのがランタンです。

ランタンには、LEDランタン、オイルランタン、ガスランタンといくつかの種類があります。

停電の中、屋内で使うなら乾電池やバッテリーが電源のLEDランタンがおすすめです。

ランタンは、過ごす時間が1番長い居間に十分な灯りがあるものを1台用意しておきましょう。

キャンプメーカーから販売されているランタンには、分割して持ち歩ける高性能モデルもあり、ワンルームや1LDKなら1台で十分といえます。

何人かが別の場所で過ごすなら、居間用の他にそれぞれの部屋に1台、トイレとキッチンに1台ずつあると便利です。

他にも、ポータブルライトと呼ばれる小さなライトも持ち歩くことができ使い勝手があります。

カセットコンロとガスストーブ

オール電化住宅はもちろん、IHコンロをお使いの方は停電になるとお湯を温めることもできなくなります。

ここは、カセットコンロの出番です。

カセットコンロは、1台でホットプレート、ガスコンロの両方ができるモデルが役に立ちます。

普段は、焼き肉やお鍋を楽しむために使い、停電の際には調理機器として活躍してくれます。

また、同じガス缶が使えるガスストーブを用意しておくと、冬の停電で寒さを凌ぐことができますよ。

ラジオとポータブルテレビ

スマホが普及した令和の現代の思わぬ落とし穴は、インターネットと携帯電話回線が止まると情報が途絶えてしまう危険があります。

小規模の停電なら、他の地域から移動基地局が来ることもできますが、大規模停電では地域の通信は途絶えてしまいます。

こうしたときには、ラジオが役に立ちます。

ラジオには、手でハンドルを回す乾電池いらずのモデルもあり、モバイルバッテリーの代わりに充電ができるものもあります。

また、ポータブルテレビの中でもワンセグを受信できるものはテレビが視聴できていました。

カーナビの中で持ち運びができるモデルは、テレビの役割をこなせるのもを選んでみてはいかがでしょうか?

キャンプ用品は防災用品

ランタン、ガスストーブ、ラジオは防災用品であるとともにキャンプをする方にとっては身近なキャンプ用品です。

停電を経験した私も、キャンプ愛好家だったこともあり、普段使っているキャンプ用品がそのまま

防災用品の役割を果たしてくれました。

キャンプメーカーの製品は、屋外で使うことを想定した設定のため故障に強く信頼性は十分です。

これからアウトドアを楽しもうと思われている方は、キャンプ用品を防災用品として使うことを考えて商品を選んでみてはいかがでしょうか?

まとめ

防災のためには「3日間は暮らせる」だけの備えが基本とされています。

ブラックアウトのような大規模停電では、3日間電気が使えなくても暮らせる準備が必要です。

乾電池とモバイルバッテリー、ガス缶は必要な防災用品の分の新品を用意しておきましょう。

食料と飲料水、生理用品などの生活用品も予め備蓄しながら使うことを心掛けておくといいですよね。

防災用品は、「いざというときのために揃えておく」のはもちろんですが、「普段から使っておく」ことで停電のときにも手際よく使うことができますよ。

道具選びは、1つでいくつもの役割があるもの、キャンプメーカーのように信頼性のあるものを選ぶことをおすすめします。