日本には数々のことわざが存在し、「急がば回れ」「犬も歩けば棒に当たる」など誰もが知っているであろうものの他に、天気に関することわざも数多くあります。
ことわざには天気の予測に役立つものもあり、知っておくと便利です。
ここでは、天気に関することわざとその意味を紹介します。
雨がつくことわざ一覧はこちらでも紹介しています。↓↓
知っているようで知らない?天気にまつわる名言ことわざと雨がつく諺一覧
2023.1.17風がつく諺を追加しました。

天気と風と雨に関することわざシリーズの紹介です。
今回もイトポン先輩と真面目に一生懸命にお届けします。

キナポン、アドバイザーよろしくお願いします。
コホン、では、天気に関するもことわざの多くは先人の知恵が詰まったものと言われてます。

天気に関することわざの多くは天気予報がなっかた昔の時代に天気を読む先人の教えが入っているんですよ。
では、最初のことわざ紹介です。
(先輩緊張してるみたい・・。フフフ)
天気や雨・風に関することわざと風がつくことわざ一覧
雷が鳴ると梅雨が明ける
日本には約1ヶ月半ほどの梅雨があり、長い間雨が降り続けます。これはオホーツク海高気圧と太平洋高気圧がぶつかることで梅雨前線ができ、梅雨前線が日本列島付近に停滞するからです。
梅雨明けが近づいてくると梅雨前線が北上、太平洋側から湿った暖かい空気が流れ込んできます。この空気が山の斜面を昇って上昇気流となり、積乱雲が発生。
高い場所ほど空気は冷たくなるため、湿った空気が冷やされて氷の粒となり、次第に大きくなった氷の粒が重さに耐えきれず地上に落ちてきます。落ちてくる氷の粒同士がぶつかり合うと静電気が起きて、雲の中に電気がたまっていきます。たまった電気が地上に向かって落ちてくるのが雷です。
つまり、 梅雨前線の北上により雷が発生する、梅雨前線が北上すると梅雨明けが近い。「雷が鳴ると梅雨明け」ということわざは、自然をよく観察していることわざといえるでしょう。

雷は大嫌いですが、梅雨が明け、夏本番がくるぞっ!と言ってるような、雷が季節を知らせてくれる合図みたいですね。
朝焼けはその日の洪水
朝焼けがみられる日には、やがて大雨になるという意味です。
朝焼けとは、日の出のころに東の空が赤く見えることです。
朝には太陽の高度が低く、地上までの距離が長くなります。太陽の光には、青、緑、赤、紫などさまざまな波長の光が含まれていて、それぞれ波長の長さが違います。波長の短い青い光は散乱をして人間の目には見えなくなってしまいますが、波長の長い赤い光だけが届いて赤く見えるのです。これが朝焼けの仕組みです。
鮮やかな赤は空気中に水蒸気が多いためみられる現象です。水蒸気が多いと雲が発生をして、雨が降る可能性があります。

虹のレインボーは人間の目で見えるのが七色だからって聞いたことがあります。本当はもっとたくさんの色があるそうなんですよ。虹もよく考えると不思議なんですが、朝焼けも水蒸気が関係してるんですね。
では、次のことわざです。
朝虹は雨 夕虹は晴れ

朝虹
朝焼けはその日の洪水と似た意味のことわざに「朝虹は雨 夕虹は晴れ」ということわざがあります。
プリズムを通した光を見たことがありますか? プリズムに光を通すと、光の屈折が起こって赤、黄色、青、緑、紫などさまざまな色の光を見ることができます。
虹もプリズムと同じような現象です。太陽の光が空気中の水滴によって屈折・反射されることで虹が見えるようになります。
朝に虹が見えるときは西側に雲がある状態です。この雲が東側に移動してくると雨が降る可能性があります。
逆に夕方に虹が見えると翌日は晴れる可能性が高くなります。夕方に虹が見えるときは東側に雲があり、西側はよく晴れている状態のため、翌日は晴れるのです。

虹の見え方でこの後の天気を予測するってロマンチックですね。
昔の人は太陽の位置関係と虹で天気予測していたんですね。
春北風に冬南いつも東は常降りの雨

春北風
風が関わることわざもあります。
このことわざは、春には北風、冬には南風、また四季を通して東風はいつも雨という意味です。
東からの湿った空気が流れこんでくると、雲が発生して雨が降る可能性があります。
春の北風や冬の南風による雨は地形の影響を受けます。風が吹く山の斜面側では湿った空気が上昇して雲が発生し雨を降らせますが、反対側の斜面では雨を降らせた後の乾いた空気が流れこんできてよく晴れます。

もしかして、三国志の諸葛亮孔明は赤壁の戦いで風が変わることを知ってたと言われますが、このことも知ってたのでしょうね。
大昔からの言い伝えがあるなんてロマンを感じます。
明日には明日の風が吹く
明日は今日と違った風が吹きます。昨日は北風が強かったけれど、翌日になったらピタッと風が治まっていた、そんな経験はありませんか?
明日のことをくよくよ思い悩んでいてもどうにもできません。天気のことを人間の力でどうにもできないのと同じです。悩んでいても仕方がなく、明日には別の流れに変わる可能性があるので、くよくよせずにいましょうといった意味です。

「明日は明日の風が吹く」って決め台詞カッコイイですね。くよくよしたってしょうがない。明日は来るんだからって、ね イトポン先輩!
あれ?イトポン先輩間もなく終わりますよ!
雨ばかりだったり、暑い日が続いていたりすると気分が落ち込んでしまいがちですが、明日の天気はどうなるかわかりません。天気のことでくよくよせずに、明るい気持ちを持っていると毎日が過ごしやすくなるかもしれません。
嵐の前の静けさ
良く聞くことわざですね。何かが起こりそうな予感の時に使います。また不気味な平穏さの時にもったりします。これは暴風雨が来る前に一時的に風雨が収まり静かな状態を表してます。例えば台風の目に入った時にさっきまでの台風の風がピタっと止んだ経験などはありませんか?そしてまた吹き返しの強い風がやってきます。そうした現象で嵐の前の静けさは日常的にもよく使われることわざですね。
雨垂れ石を穿つ
雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)の意味は根気よく努力を重ねていけば達成できるという例えになります。雨垂れのようなポツンポツンと小さな雫でも長い年月をかければ石を砕いたり穴が空いたりします。コツコツと努力すればいつか努力が実るとの意味で使うことわざです。
雨後の筍
雨後の筍(うごのたけのこ)は後から似たようなものが次から次へと出てくることわざです。と言うのも雨が降った後は筍が次から次へと出てくる様子を現しています。筍は成長も早いですよね。例えば近くにマンション建設ラッシュが続くとあそこの一帯はまるで「雨後の筍のようにマンションが建っている」というように使ったりします。
風前の灯火
風前の灯火(ふうぜんのともしび)は灯火が風で消えそうな様子を現しています。例えば戦国時代に例えれば危機が迫って今にも滅びそうな状況の時に「相手は風前の灯火だ。間もなく城も落ちるだろう」というように使います。逆に「我が陣は風前の灯火だったが援軍が来たおかげでこの危機を脱する事が出来た」等の使い方もあります。いずれも何かあれば直ぐにでも滅びてしまう状態の時に使うことわざと覚えておけば良いでしょう。
雨降って地固まる
よく聞くことわざですね。でも意味はと言うとなかなか説明できにくいことわざですね。もめ事等があった場合に「その後はかえって良い結果をもたらす」意味になります。もめ事は避けたいですよね。しかしそのもめ事があったことにより、より良い方向に向かった時に使ったりします。例えば幕末の明治維新に例えると対立していた長州と薩摩。坂本龍馬の働きにより薩長同盟が成立。討幕に動き出す。これこそ「雨降って地固まる」のことわざにピッタリと言ってはいいのではないでしょうか。
風前の灯火(ふうぜんのともしび)
風がつくことわざで有名なことわざです・
人の命のはかなさを例えたことわざです。
また、危険にさらされて今にも滅びてしまいそうな様子のときにも使います。
説は風が吹き付けるところに灯火があって、風で今にも火が消えてしまいそうに揺れている灯火を現しています。
似たことわざで「風の前の塵(ちり)」というのもありますが意味は同じですが風前の灯火が有名ですね。
大風が吹けば桶屋(おけや)が喜ぶ
あることが原因となって意外なところに影響を及ぼし思いがけない結果を招く意味のことわざです。
なぜ桶屋?と思うかも知れませんが連想ゲームみたいになっています。
大風が吹く→砂ぼこりが目に入る→目を病んで目の不自由な人が増える→目の不自由な人の多くは三味線を引く→三味線に使う猫の皮が必要→多くの猫が捉えられる→猫が少なくんネズミが増える→ネズミは桶をかじる→桶が売れて桶屋が儲かって繁盛する。
というような説になっています。説からは江戸時代当たりを想像してしまいますね。
※風がつくことわざは随時追加していきます。
まとめ
雨と風にまつわることわざはいかがだったでしょうか。今後も天気にまつわることわざや四字熟語をテーマにした記事を作成していきますので当サイトにお寄りくださいませ。。

(スマホをイジイジしてる)

あっ なんか静かだと思ったらスマホでゲームしてる~!
せんぱーい!(ーー;)

いや、あの、その、
次のテーマを探していました(>_<)。

スマホ画面、見えたんだから~
焼肉おごってもらうからね!

はいスミマセン(-ω-)/

みなさん、いかがでしたか。今回はキナポンが一人でお届けしました!
また寄ってくださいね。