このブログにたどりついた方は、おそらくコピーライティングやブログ執筆に関心をお持ちの方だろうと思います。レトリックということばはあまり耳馴染みがないかもしれません。
日本語では「修辞技法」「修辞学」と訳されることが一般的で「弁論術」と訳されることもあります。
今回はレトリック技法について説明します。
うーん。聞きなれない言葉ですね。
先生、電子書籍も出版されたそうですね。
はい!(#^^#)!
最後に書籍の案内もさせていただきます。kindle会員なら無料で読めますよ。
コピーライティングのレトリックとは
先ずは、レトリックとは何かということを説明します。
一言で言うと、人を惹きつけるために用いることばの使い方です。魅了や説得する言葉でもあります。
魅力的なキャッチコピー
プロのライターでなくても、SNSやブログなどで文章を執筆・発表している方が数多くいますね。
せっかく文章を書くのであれば、キーワードプラス魅力的なタイトルで興味を持たせるような内容を書きたいと思いませんか?
決して私も上手いとはいえませんが
レトリックについてかなり勉強しています。
たしかに。ユーチューブやブログのタイトルは
まず目に留まりますね。
多くの人の目に触れるブログやユーチューブなら、タイトルにこだわり「なんだか惹きつけられる・・・」と思われたいと考える人が多いのではないでしょうか。
日記みたいな雑記ブログならそれほど凝ったものは見ませんね。
しかし、凝ったタイトルはキーワードが入ってさらにトップページに表示されているとクリックしたくなりますね。
有名人以外でユーチューブ等再生回数が多いほど興味湧くタイトルが付けられています。
ブログのための「修辞技法」
鍵となるのが、魅力的なことばの使い方を教えてくれる「レトリック」です。
レトリックは、古代ギリシャの時代から脈々と受け継がれてきた伝統ある学問でもあります。
この歴史深いレトリックを学ぶことで、魅力的な文章、キャッチコピーの達人になることができるでしょう。
具体的な例を参照しながら、魅力的なコピーまた文章がなぜ魅力的なのかを考えていきます。
コピーライティングとは
コピーライティングってなにかというと下記が解かり易いため2つ引用しました。二つとも本質を表現しています。
「コピーライティングとは「人間心理を深く理解して、言葉で読者を行動(主に購買行動)に駆り立てる広告の文章、またはその技術のこと」を意味します。商品を宣伝するために使われる新聞・雑誌の広告に書かれた言葉や、テレビCMの宣伝文句はすべて「コピーライティング」です。」
※引用元:コピリッチ「コピーライティングとは?基礎から書き方までこれ一本!」(https://socratesbiz.net/wp/コピーライティング/)
「コピーライティングとは、主に広告宣伝のために文章を書くこと、またはその技術をいいます。ここでの「コピー」とは、一般的に用いられている「写し」「複写」ではなく、「広告文」の意味です。このコピーに該当するのは、テレビCM、ウェブサイト上のバナー広告やテキスト広告、新聞広告、雑誌広告、ポスター、DM(ダイレクトメール)などに使用するテキストが挙げられます。このテキストによって消費者の興味を喚起し、気持ちを動かし、購買などの行動させることがコピー(コピーライティング)の役割です。」
※引用元:幻冬社メディアコンサルティング「コピーライティングとは」https://www.gentosha-mc.com/terms/copywriting/)
コピーライティングとは「ことばを用いて人の気持ちを動かし、購買などの行動に駆り立てる技術」と定義することができるでしょう。
コピーライティングが用いられる場面
コピーライティングが用いられている場面としては、以下が挙げられています。
「テレビCMの宣伝文句」
「ウェブサイト上のバナー広告やテキスト広告」
「ポスター」
「DM(ダイレクトメール)」
いずれも、私たちに身近なものばかりでよく見かけますね。私たちの日常がいかにコピーに満ちているかが分かるでしょう。
コピーライティングの具体例
コピーライティングの具体例を見ていきたいと思います。
有名な企業また商品のキャッチコピーを見てみましょう。
「お正月を写そう」(富士フィルム フジカラー)
「やめられない とまらない」(カルビー かっぱえびせん)
「そうだ京都、行こう」(JR東海)
「はやい、やすい、うまい」(吉野家)
「あったらいいなをカタチにする」(小林製薬)
「やっぱりイナバ、100人乗っても、大丈夫」(イナバ物置)
「インテル、入ってる」(インテル)
「ファイト一発!リポビタンD」(大正製薬)
ここに挙げたのは、いずれも有名企業の宣伝ばかりです。
聞いたことがあるキャッチコピーも多いです。
思い出すとテレビCMでついリズムに合わせて
口ずさんでしまいますね。
たしかに。
キャッチコピーに魅了されている証拠なんですね。
これまでのコピーライティングの役割として「商品の宣伝」や「購買」に焦点が当てられていました。事実、「コピー」ということばは「広告文」や「宣伝文句」という意味で用いられます。
キャッチコピーの力
コピーライターの川上徹也氏は次のように述べています。
「『刺さる、つかむ、心に残る』フレーズを書く能力は、何も広告コピーを専門とするコピーライターの専売特許ではありません。むしろ普通のビジネスパーソンにこそ、一番必要なスキルなのです。」
引用元:(『キャッチコピー力の基本』2010年、日本実業出版社)
広告を専門にしていない人、商品を宣伝する仕事に就いていない人にとっても、コピーライティングの技術は役に立つということです。
「普通のビジネスパーソンにこそ、一番必要なスキル」と述べる川上氏は、ビジネスの場面に注目しています。
興味をもってもらえるような企画書のタイトル、営業先で使える印象的なフレーズ、会議で注目してもらうための発言の工夫などです。
ビジネス以外の場面でも、コピーライティングの技術は役に立ちます。
ブログやSNSで活用
最近であれば、誰もがブログやSNSで文章を発表できるようになっています。
文章でなくても、動画を通じて情報を発信する人もいるでしょう。
いずれにしても、何らかの形で「ことば」が用いられているはずです。
例えば、タイトル。
ブログであれ動画であれ、タイトルをつけてアップロードするのが通例でしょう。
読者・視聴者の多くは、まずはタイトルを見て興味を惹かれるものです(もしくは、興味を削がれます)。
当然のことですが、興味を持ってもらえなければ、せっかく書いた文章も編集した動画も、読んでもらったり観てもらったりすることはできません。
出版した本で紹介するレトリックを巧みに用いることで、人を惹きつけることができるようになります。
電子書籍出版化
今回電子書籍でレトリック技法やパワーワード一覧表を付けて出版しましたので内容を説明していきます。(AMAZONキンドル会員は無料で読めます。)
本書は4部構成となっています。
「第1章 コピーライティングとは」にて、コピーライティングについて基本的なことがらを簡潔に紹介します。
「第2章 レトリックとは」にて、本書の要であるレトリックについて紹介します。
「第3章 コピーライティングのレトリック」を紹介してます。
「第4章 パワーワード一覧表」を掲載しています。
興味湧くタイトル付けやキャッチコピー作りに役立てていただければ幸いです。
まとめ
出版した本で紹介するレトリックを巧みに用いることで、人を惹きつけることができるようになります。
ブログのアイコンやデザイン、本の表紙やSNSのサムネイル作りには Canva が作りやすいですね。テンプレートも豊富で、感覚で操作できます。今回の表紙もCanvaで作成しました。
執筆に1ヶ月ほど費やしました。
ブログでも引き続きレトリックを紹介していきます。
また次回もレトリックの紹介ですね。
楽しみにしています。