台風の名前の付け方をご存知ですか?
台風の名前は、世界気象機関(WMO)が定めたリストから選ばれます。
リストには、各国の名前が登録されており、台風が通過した国の名前が付けられます。
今回は台風の名前の由来や選び方について、詳しくご紹介します。
台風の名前の付け方や由来と選び方
毎年発生している自然災害として台風があります。規模の小さなものから大きなものまで、近年は発生する頻度も増えていて自然環境に変化が起こっているのでないかと言われています。
台風は国内で発生したものは「台風〇号」というように数字で表示されますが、海外では人の名前のようなカタカナ名がつけられています。この台風の名前、一体誰がどのように決めているのか気になりますよね。
ソラ先生、こんにちは!
前回は日本の台風ランキング上位5を掲載しました。いずれも9月に発生していることやヘクトパスカルが低いと被害も大きくなることがよくわかりました。
今回のテーマは、「台風の名前は誰がどのようにつけているのか」でお話しお願いします。
台風の不思議ですよね。台風って日本では台風○○号の方が馴染みやすいですね。
前回の台風ランキングの伊勢湾台風はヴェラって名前がついてました。室戸岬台風はそのまま固有名詞に練っているんですよ。
Why?不思議ですね。何故なんでしょう?何時ごろから名前が付いたのでしょうね。
それは順に話していきましょう。
今回は台風の名前を決める方法や変わった台風の名前などまとめてみました。
台風の名前を付けるのは誰?
日本では台風の名前を決めているのは気象庁です。気象庁では、毎年1月1日から発生した順で台風に番号を振っています。そのため番号を見れば1年間でどれだけの台風が発生したのか分かります。
その中でも被害が大きかった台風に関しては別名もつけられる顕著ようになっています。例えば2019年9月の台風15号に関しては「令和元年房総半島台風」と名付けられました。
気象庁で名前を付ける基準は、顕著な災害をもたらし後世への伝承が必要とみなされるものとなっています。被害が大きい台風はこれにあたると言えるでしょう。
「引用元(国土交通省気象庁ホームページ、知識解説、台風について)
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-5 …
(台風のアジア名の付け方)」(2020 年8 月 14 日現在)から引用」
伊勢湾台風時代の名前の付け方は米国が英語名で人名を付けていました。女性名で付けられていたそうです。
現在の台風の名前の付け方は平成12年(2000年)から台風委員会で付けられています。
目的
- 国際社会への情報に台風委員会が決めた名前をつけて、それを利用してもらうことによって、アジア各国・地域の文化の尊重と連帯の強化、相互理解を推進すること
- アジアの人々になじみのある呼び名をつけることによって人々の防災意識を高めること (ここまで引用)
台風の名前を付ける目的があったんですね!
台風委員会があるんですね。次で説明します。
台風の名前の付け方
台風の名前は、世界気象機関(WMO)が定めたリストから選ばれます。
リストには、各国の名前が登録されており、台風が通過した国の名前が付けられます。
台風の名前の由来や選び方について、詳しくご紹介します。
台風の名前の由来は、古くからあります。
日本では、台風の名前は、神話や伝説に登場する人物や動物にちなんで付けられていました。
例えば、台風1号の名前は「あさかぜ」で、これは日本神話に登場する風の神の名前です。
WMOが定めたルール
台風の名前の選び方は、WMOが定めたルールに従って行われます。
ルールは、次のとおりです。
- 名前は、各国の名前でなければなりません。
- 名前は、1文字から10文字以内である必要があります。
- 名前は、同じ音の異なる綴りの名前を避けなければなりません。
- 名前は、差別的または攻撃的な意味を持つものであってはなりません。
台風の名前は、毎年更新されます。
更新される際には、新しい名前が追加され、古い名前が削除されます。
台風の名前は、台風の被害を軽減するために、台風の警戒や避難を呼びかける際に使用されます。
台風委員会で命名されている
台風の名前はリスト化されていると言われています。台風委員会と呼ばれる各国の政府間組織によって台風名が提案され、それをリスト化しているものです。
台風委員会は中国・香港・日本・韓国・フィリピン・タイ・カンボジア・ラオス・マレーシア・ベトナム・北朝鮮・マカオ・シンガポール・アメリカが属しています。
台風の名前をリスト化し、発生した台風にそのリスト順の名前を付けて、リストの最後の名前まで命名された場合は、リストの最初に戻って繰り返し名前が使われているようです。
名前候補として挙げられるのは、魚の名前だったり、女性の名前、男性の名前など様々です。
日本では星座の名前も台風の名前として提案しているそうです。「てんびん」とはてんびん座からきており、日本が提案しています。「やぎ」も山羊座から日本が提案した名前となっています。
リスト化されているんですね。そうですよね。発生してから付けてたらもう台風が消えてしまって間に合わないかもしれないからですね。
各国が提案している台風の名前って?
日本以外の国が台風にどのような名前を提案しているのか少しご紹介します。
【中国】
ハイクイ・ウーコン・イートゥー・バイルー・フェンシン・ハイシェン・ドゥージェン・ディアンムー・ハイマー
【ベトナム】
ソンティン・チャーミー・レキマー・ハーロン・バービー・ヴァムコー・コンソン・ソングダー・ソンカー・サオラー
【アメリカ】
フランシスコ・マットゥモ・ヒーゴス・アータウ・アイレー・ロウキー・ラン・オーマイス
【韓国】
トクスリ・ケーミー・チェービー・ナーリー・ノグリー・チャンミー・コーニー・ミリネ・メーギー・ノルー
【カンボジア】
ダムレイ・アンピル・コンレイ・クローサ・ナクリー・メイサーク・クロヴァン・チャンスー・サリカー・ソンカー
これらは一例でまだまだあります。全部で140もの名前がリストにあがっているそうです。
動物だったり植物、神様、自然、人の名前など幅広く名付けられているようです。
各国がどのようにして台風につける名前を決めたのかも気になってしまいます。
このように世界では、台風にさまざまな名前がつけられます。
日本では〇号という名前なので、次年度になるとまた同じ番号に戻ってしまうのは少しややこしいですね。
最近では日本の台風〇号にも台風委員会でつけられた名前を小さく表記しているようです。
新聞とかでは台風〇号と名前をよく見ますね。
まとめ
台風の名前がどのようにつけられているのか、台風の名前にはどのような種類があるのかをご紹介しました。
毎年たくさん発生している台風ですが、意外と名前については知らないことも多いので勉強になりますね。
いかがでしたか。意外と知らなかった事も多かったのではないでしょうか。雑学的に覚えておくのもいいかもしれませんね。
そうですね。知らない事ばかりでした。
でも次からは意識して見ることが出来ますね。
でも名前よりは台風〇号の発生数が気になるところです。
では、皆さん今日も当サイトをご覧いただきありがとうございました。
また、遊びにきてくださいね!