道央のアウトドア小樽発着ニセコ方面
冬のレジャーをされる方は、ニセコと呼ばれる場所をご存知のはずです。
ニセコは、北海道の道央にある1つの地域で、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山のすそ野に広がるアウトドアが盛んな場所なんです。
道央の地理と季節の概要
北海道が日本一の広さの都道府県というのは、多くの方がご存知かと思いますが、1つの地方だけでも本州で広いとされている都道府県と同じか、さらに広い面積があります。
道央ニセコ周辺の地域
本州の都府県に比べて広大な面積の北海道は、大きく4つの地域に分けられています。
北海道を訪れたことのある方や、北海道に興味のある方は道南・道央・道東・道北といった呼び方をご存知かと思います。
今回取り上げさせていただく道央は、石狩・後志・空知と日高の西側という、3つの支庁と日高支庁の半分というとても広い地域を指します。
この中で1年を通してアウトドアが盛んなニセコ周辺を取り上げてみますね。
ニセコというのは、後志支庁にある羊蹄山の周りの市町村一帯の地域で日本海側から岩内町、共和町、蘭越町、ニセコ町、倶知安町が含まれています。
この中で岩内町は日本海に面した港町、その内陸側に共和町があり、山を隔てた南側の盆地に蘭越町があります。
共和町よりもさらに東の羊蹄山に向かうと倶知安町、倶知安町の南側にニセコ町があります。
この他、羊蹄山を取り囲む真狩村、京極町をニセコ含める場合もあります。
道央ニセコ周辺の季節と天気の特徴
日本国内の天気の分け方では、道央のほとんどが日本海側気候に入ります。
ニセコ全体が豪雪地帯に入りますが、海に面した岩内町は冬でも気温が下がりにくく曇りがちの天気が続きます。
羊蹄山に近づくにつれて冬の寒さが厳しく、-20℃という本州では経験されたことのない寒い日もあります。
一方、夏はとても蒸し暑く、日本海側は気温の変化が穏やかですが、倶知安町、ニセコ町、京極町、真狩村は昼間は30℃を超える猛暑日でも山間では10℃近くまで冷え込む日も珍しくはありません。
また、南側が太平洋側に開けたニセコ町、真狩村では太平洋側側から流れ込む暖かい空気で天気が不安定になる日もあり、雨対策は欠かせませんよ。
ニセコの交通事情〜ニセコ周辺にフェリーで向かうには?
景色も最高で道路も空いているニセコには、車やバイクで訪れたいものですね。
本州からニセコへ向かうには、小樽市と新潟市・舞鶴市の間で新日本海フェリーの定期便が運行しています。
小樽市からニセコ各地へは、岩内町までが高速道路を利用して1時間半。
倶知安町までは一般道を利用して、1時間20分、こちらは途中ソフトクリームで有名な赤井川を通ります。
羊蹄山の周りは、1周1時間20分ほどです。
どの道のりも1本道でわかりやすく移動は楽なんですよ。
おすすめのキャンプのスタイル
日本一広い北海道の中に、他県より大きな道央という地方があり、その中に他の都道府県と同じくらいの大きさの支庁があり、さらにいくつかの市町村が集まった地域があります。
ニセコといっても、6つの市町村が合わさっており、もちろん天気も違います。
夏のニセコの服装選び
日本海側の岩内町と山間の倶知安町やニセコ町では、キャンプの服装選びにも違いがあります。
どちらにも共通しているのは、寒さ対策です。
日本海側の岩内町では、風が心地よい海向きの高台にキャンプ場があり、風が強い日は外から羽織れるジャケットなどの防寒具が役に立ちます。
倶知安町やニセコ町は、風は穏やかですが夜に気温が10℃くらいは下がるため、さっと着込めるインナーがあるといいですね。
違いは、雨対策です。
岩内町では、天気予報に気をつけていれば突然の雨に困ることはほとんどありません。
倶知安町の南側や真狩村のキャンプ場では、夏場に天候が崩れ突然の雨になることもあります。
雨具はもちろんですが、テントの他にタープがあると役に立ちますよ。
2泊3日がおすすめのキャンプ場
夏の暖かい季節なら、時間をかけてニセコを楽しみたいものです。
2泊3日以上の予定で行きたいですね。
おすすめのキャンプ場は、1日目は岩内町の「いわないリゾートパーク マリンビュー」です。
こちらは、高台から建物や山に遮られることなく日本海を一望でき、心地よい夏風を感じられるキャンプ場です。
オートサイトが充実しており、フリーサイトも芝生近くまで車が入れるため、車移動のキャンパーに向いているキャンプ場です。
次の日は、羊蹄山を半周してニセコの南側「真狩キャンプ場」がおすすめです。
こちらは、羊蹄山自然公園の中にあり、夜はフクロウの落ち着いた鳴き声、朝は小鳥たちのさえずりで目を覚ますことができ、森の生き物の存在を感じながら過ごすことができます。
どちらも車で10分以内の距離に本格的な温泉があるのも嬉しいところですね。
ニセコ地域のまとめ
今回は、道央の中でもニセコにスポットを当ててみました。
本州からお越しの方は、是非フェリーで小樽を利用したキャンプを楽しんでみてくださいね。