昨年2020年2月から3月、全国有数の観光地 函館市は危機に直面していました。本州でクルーズ船での新型コロナウイルス拡大が取り上げられてた頃、北海道でも感染が広まりつつありました。
五稜郭だけじゃない函館周辺の地域と函館のレジャー
新北海度スタイル5記事目になります。
五稜郭の桜はとても綺麗ですね。
今年は見に行けるかな?
今年見に行けると良いですね。
新北海道スタイルシリーズ今回で最後になります。
北海道行かれる方は参考にしてくださいね。
北海道の南の観光都市函館というと、お花見にウォーキング、幕末の函館戦争を学べる箱館奉行所など見所が込められた五稜郭公園は人気の観光地です。もちろん、観光都市の函館市には、五稜郭公園の他にも魅力的な観光地がたくさんあります。
ノスタルジックな函館山周辺の元町・ベイエリア
函館駅前から函館山にかけて、明治から大正初期の面影を残す地域は「元町・ベイエリア」と呼ばれています。商店街や飲食店が並び、函館朝市で賑わう函館駅前に比べ、坂道から見下ろす風景、教会やかつての洋館をリノベーションしたレトロなカフェが並ぶ空間です。
海の向こうに日が沈む時間を過ごした後は、函館山ロープウェイで夜景を楽しむことができるムード溢れる素敵な地域です。
道内有数の湯の川温泉
函館市中心部から路面電車に30分ほど揺られた先には、江戸時代から利用されていたとされる湯の川温泉があります。泉質は無色透明のナトリウム・カルシウム-塩化物泉、源泉のお湯は少々熱めです。
住宅街の中に温泉旅館と温泉ホテルが立ち並び、路面電車の駅前には飲食店街が軒を連ねています。付近には、ラーメン屋さんからスーパーまであり、地域の生活感を感じながら過ごすことができます。この地域は、北海道の中でも独特の「朝温泉」の文化があり、朝早くから日帰り温泉に入ることもできます。
電車で行ける大沼公園
函館駅から特急で20分、普通列車で50分ほど移動すると、一面に湖の広がる大沼公園があります。火山の駒ケ岳の周りにできた浅い湖の周りには、キャンプ場やサイクリングなど屋外のレジャーを楽しめる施設がたくさんあります。
大沼公園の湖そのものも、遊覧船で移動することができ、天気のいい初夏から夏にかけての季節なら、1日中楽しむのもいいかもしれません。
こちらでは、練り餡やゴマ餡、みたらしの中に小さな団子が詰められたお弁当のような「大沼団子」が昔から愛されています。
新北海道スタイルの実践
本州や海外からの観光客に支えられていた北海道では、観光地の旅館やホテル、飲食店が厳しい経営状態にあります。これからは、昨年6月に発表された「新北海道スタイル」に取り組むことで、安心して観光客の方を迎えられる環境づくりが整いつつあります。
新北海道スタイルは、利用客でもある地域の人と事業者それぞれが感染予防に効果のある取り組みをすることで、感染症に強い新しい生活様式を広めるためのものです。
函館市の実践する安心宣言
新北海道スタイルは、道南から道北まで北海道全体で取り組まれています。運用方法は、他の都道府県と大きく変わらず、地方自治体に申請をし認可を受けるという仕組みです。
新北海道スタイル安心宣言の函館市
函館市は、飲食店に限らず新北海道スタイルを実践している事業者が多くあります。函館山ロープウェイでは、人数の制限と環境で感染しにくい環境を整え、利用される方に安心して夜景を楽しんでもらえる取り組みを始めています。
函館市内で新北海道スタイルを実践し、安心宣言の認証を受けた施設は、函館観光の情報サイトでも公表されていますよ。
湯の川温泉の新型コロナ打開策
観光地の中でも、湯の川温泉では新北海道スタイルが徹底されています。実は、昨年2020年2月から3月にかけて、国内で感染者が広まる前、北海道では集団感染クラスターが発生していました。
まだ海外からの観光客が訪れていた湯の川温泉も、最初にクラスターの被害を受けた観光地の1つです。本州の他の温泉地よりも早く、新型コロナウイルスの影響を受けた湯の川温泉は、いち早く新北海道スタイルを実践し始めました。感染に強い観光地へ向け、安心宣言への取り組みに必死なんです。
大沼公園の新北海道スタイルの取り組み
大沼公園では、レストランを運営している大沼交通を中心に地域の店舗ごとに新北海道スタイルに取り組んでいます。温泉施設とスキー場を運営しているグリーピア大沼では、全ての施設で新北海道スタイルを徹底しています。
さらに、新たに導入された「北海道コロナ通知システム」への登録をお願いし、万が一感染がわかった時に早めの対応ができるように環境が整えられています。
新北海道スタイルと安心宣言のまとめ
全国的に試されている新しい生活様式。他の地域よりも早く感染拡大が起こった北海道では、いち早く感染に強い世の中を作り上げるため、新北海道スタイルが広まっています。
他の地域よりも公表が早かったこと、その他にはたまたまではありますが、「新しいもの好き」「建前より本音」の価値観がある北海道では、こうした新しい取り組みは好まれやすいことがわかっています。
参照:新北海道スタイルPDF https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2020013000031/files/20201030leaflet.pdf
函館市公式観光情報 https://www.hakobura.jp/info/news/11275.html
函館山ロープウェイ https://334.co.jp/news/2020/0609-11986/