豆知識・日本の四季や天気にまつわる四字熟語テーマにしたクイズ!

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日本は、春夏秋冬の四季の表情が豊かです。
季節ごとに特徴的な天気の傾向を知れば、日本の気象の特徴がだんだん分かっていくことでしょう。
今回はみなさんに日本の気象を知ってもらうために、天気にまつわるクイズや四字熟語を出題していきます。

 

日本の四季や天気にまつわる四字熟語テーマにしたクイズ!

 

問題1、なだれや火事の原因となる「フェーン現象」ですが、実は漢字2文字で表すことができるんです。どれでしょうか?

 

1、笛遠
2、風炎
3、楓燕

 

正解は「2の風炎」です。
解説:
フェーン現象は、風が山を乗り越えるように吹く風、風下側で乾燥した熱風となる現象です。だから漢字で「風炎」というわけです。
豆知識:この現象のメカニズムは、空気が上昇、下降する際の気温の変化が関係しています。
空気は、上昇するときに気温が下がり、下降するときに気温が上がるという性質があります。
山の風上側では、空気の上昇に従って雲が発生するため、風上側と風下側で気温変化の割合が異なります。この気温変化の違いによって、空気は山を乗り越えるとき気温が高くなるのです。
また、途中、空気中の水蒸気が雨となって落下して水分量が減ると、気温の上昇とともに湿度も下がり、空気は乾燥します。

 

問題2、梅雨の語源として2つの有名な説があります。1つ目は梅の実が熟すころの雨だったから。

2つ目は梅雨の時期は雨が多く「〇〇」が生じやすかったからだと言われています。それはなんでしょう

1、湿気
2、憂鬱
3、黴(カビ)

 

正解は「3の黴(カビ)」です。
解説:
梅雨(つゆ)のことを梅雨(ばいう)ともいいますが、実は黴雨(ばいう)ともいうのです。
豆知識:気象庁では、天気図や天気の状況などを総合的に判断して、梅雨入り、梅雨明けの日を発表しています。年によって、また地域によってかなり変動はありますが、東日本や北日本に行くほど、梅雨入りや梅雨明け日は遅くなる傾向にあります。
梅雨前線は日ごと大きく活動が違い、前線が途切れたり、一時的に消えてしまうこともあります。
また、前線の活動が弱まると、一時的に晴れ日が続くことがあり、これを「梅雨の中休み」といいます。
やがて、天気地図上から梅雨前線の姿が消え、太平洋高気圧にゆるやかにおおわれるようになると、梅雨明けとなり、本格的な夏が到来します。

 

 

問題3、「三寒四温」という四字熟語がありますが、これはある季節の天気を表しています。次のどれでしょうか?

1、春
2、秋
3、冬

 

正解は「1の春」です。
解説:「三寒四温」という言葉は、「3日寒い日が続いたあとは4日暖かい日が続く」という意味があります。寒暖差が繰り返される春の気温の上下の激しさを表しています。
豆知識:みなさんは「春一番」という言葉にどのようなイメージを持っていますか?
春一番は、冬から春への季節の変わり目で吹く風のことで、一般的には「春の訪れ」を知らせる明るいイメージかもしれませんね。
しかし、春一番は、日本海を進む発達中の低気圧によって引き起こされる風なので、海や山を中心に全国的に大荒れな天気となります。
実は言葉とは裏腹に、さまざまな災害を引き起こす恐れがある気象状況なのです。

 

コーヒーブレイク

一休み一休み・コーヒーブレイク

問題4、日本でもみられる現象で、海外では「インディアン・サマー」「老婦人の夏」など、さまざまな呼び名があります。この呼び名の現象は次のうちのどれでしょうか?

1、秋晴れ
2、常夏
3、小春日和

 

正解は「3の小春日和」です。
解説:
名前だけきくとは「春の季節のことかな?」と勘違いする人も多いですが、実は11月〜12月のことなんです。
旧暦では10月のことをいい、晩春から初冬にかけて、全国的に穏やかで暖かい晴れの日が続く現象を小春日和といいます。
豆知識:9月後半になると、秋雨や台風の影響が少なくなります。
次第に暑さもやわらぎ、さわやかな秋晴れの日が多くなってきます。
秋晴れの空は、春と違って、空が真っ青に澄み渡り、高く見える傾向にあります。
ところが、この秋晴れはあまり長続きしません。秋は春と同様に高気圧や低気圧が日本付近を西から東へと交互に通過していきます。
そのため、天気は短い周期で変化する傾向にあります。
この移り変わりやすい天気になぞらえて「女心と秋の空」「男心と秋の空」ということわざも存在します。

 

 

問題5、雷を発生させる積乱雲ですが、電気を生み出すメカニズムは「〇」がぶつかり合うことで発生させています。それは一体なんでしょう。

1、氷
2、湿った空気
3、水

 

答えは「1の氷」です。
解説
積乱雲の中で、氷同士がぶつかって電気をつくり、上の方に集まった軽くて小さな結晶などがプラスを、下の方に集まった重くて大きなあられなどがマイナスを帯ます。
豆知識:プラスからマイナスに向かって、一番通りやすいところを探して、大気中を無理矢理通ろうとします。そこで、一瞬にして大量のエネルギーの放出が行われることで、稲妻が走り、落雷が起きるというわけです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
天気にまつわる四字熟語や式についてクイズで紹介してきました。
なぜそうなるかというメカニズムは奥が深いので、多少難しいと思ったかもしれませんが、少しでも納得していただけたなら幸いです。