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冬の天気にまつわる氷やつらら・霜などの不思議ことわざ意味6選!

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氷やつらら、霜にまつわることわざ

冬は四季では12月から2月からと定められています。神無月は10月の別名で神様が出雲神社に集まる事で有名ですね。それでは11月のことを何月というでしょう?

正解は霜月(しもつき)といいます。11月なのに霜?と思われますが、これは旧暦の11月のことで、現代のカレンダーになおすと「11月の後半~1月の初め」をあらわしているそうです。

今回は冬の風物詩、雪や氷、霜などのことわざを集めてみました。意味を知っていると冬の寒さも楽しく思えて来るかもしれませんね。

 

イトポン先輩
イトポン先輩

寒い場所に行くと、池に氷がはっていたり、軒先につららが垂れ下がっていたりすることも多いよね。

後輩キナポン
後輩キナポン

見ているだけで、冷え冷えとする真冬の光景ですよね。

イトポン先輩
イトポン先輩

氷や氷柱(つらら)が使われたことわざはあるのかな?

後輩キナポン
後輩キナポン

おまかせください。どど~んとご紹介しますよ。

 

 

氷は水より出でて、水よりも寒し

真冬にカチカチに凍っている氷を手に載せてみると、あまりの冷たさにびっくりすることがあります。

そんなときに思い出してほしいのが「氷は水より出でて、水よりも寒し」ということわざです。

 筍子という漢詩に登場することわざなのですが「弟子が師匠よりも優れた存在になる」という意味をあらわしています。

 似たようなことわざ「青は藍より出でて、藍よりも青し」という例えがあります。

 どんなに困難なことでも一生懸命に、ひたむきにがんばっていれば、教えてくれた師匠よりも大きくて鮮やかな花を咲かせることもできます。

与えられた仕事を、どう自分のものにしていくかは「すべて自分しだい」。冷たい氷に触れる機会があったら、ぜひこのお天気ことわざを思い出してほしいと思います。

凍った川の拡大写真

氷山の一角

 氷山の一角というのは、小さな問題に見えたとしても、その根本には大きな問題がかくされているという意味があります。

いい意味か、悪い意味かでいったら、あまり良い意味としては使われないかもしれませんね。

ちなみに氷山というのは氷河や氷床という雪のかたまりが、海におし流されて作られます。

 似た言葉に流氷がありますが、こちらは海の水がかたまって作られたもの。

もともとの成分がすこし異なるようです。

 私たちの世界では、目に見える部分は氷山のあたまのように「ほんの少しだけ」ということもあります。

 見えている部分ばかりに神経を集中させず、ほかに何かが隠されているかもしれない…と視野をひろく持ってみると、全体像がみえて真実がつかめることもあります。

客観的にそして冷静になることの大切さを教えてくれる言葉です。

氷山の一角

ななめの氷柱は、風が強いあかし

寒い地方の名物、氷柱(つらら)。つららは屋根の雪が溶けて水になり、寒さで凍ったものです。雪⇒水⇒つららという、ひとつのストーリーが氷柱にはあるのですね。

つららの多くは、真っすぐ地面に向かって伸びていますが、たまに斜めになったつららを見かけることもあります。

 これはつららが形成されるときに、風が強かった証拠です。またつららの曲がっている方向を見ると、どちらから風が吹きやすいのか「風向き」を予想することもできます。

逆さつららが出たら、極寒の冷え込み

 「逆さつらら」という言葉を聞いたことがありますか。

 逆さつららというのは、地面の氷にツノのようなつららが生える状態をあらわしています。

 氷のつのは、軒先のつららによく似ているので「逆さつらら」と呼ばれるようになったみたいです。

水は冷えて凍ると、分子と分子の間にすきまが生まれて、体積が増えるという性質があります。

 逆さつららは凍ると体積が増える、水の性質から生まれる冬のユニークな現象です。

氷点下のとても寒いときしか見られないので、逆さつららを見かけたら、体にこたえる寒さがしばらくはつづくと思っていいかもしれません。

 

屋根からつらら

薄氷を踏む

冬のアウトドアシーンで氷のはった池をみかけたら、思わずスケートで滑りたくなってしまうこともあります。

そんなときに思い浮かべてほしいのが「薄氷を踏む」というお天気ことわざです。

 薄氷を踏むには、危なっかしい・デンジャラス・肝が縮むような…といったひやひやする意味合いが含まれています。

どんなにキレイな氷でも、大の大人がのったら、瞬く間につぶれてしまうことも良くあるからです。

ちなみにフィギュアスケートの氷の厚さは、10センチくらい。

プロの選手が安定して滑れるように、水に色々な薬品を混ぜて厚みのある氷をつくっています。  また割れにくい氷にするために、バームクーヘンのように数層に分けて作っているようです。

アイススケート、スケート靴を履いて滑っている

夏の虫、氷をわらう

 夏の暑さしか知らない虫が、氷のことを笑う―つまり、世間知らずの人が傲慢な物言いをおこなうことをあらわしています。

 似たようなことわざには、井の中の蛙大海を知らず―がありますね。

 自分の世界だけで生きていると、自分が世界で1番えらいような気分になることがあります。

けれども、世の中は思っているよりも広い。

世界を見まわしてみると、さらにすごいチャンピオンに出会えることもあります。

 狭くて小さな檻に閉じこもっているのではなく、ときには視野をひろく持って、まわりに目を向けてみる。

そうすると、色々な人の苦労や汗が感じられることもあります。夏の虫、氷をわらうには「生き方のヒント」が隠されているような気がします。

まとめ

氷や氷柱にまつわる、お天気ことわざと意味をご紹介しました。

ちなみに11月のことを「霜月(しもつき)といいます。

 11月なのに霜?と思われますが、これは旧暦の11月のことで、現代のカレンダーになおすと「11月の後半~1月の初め」をあらわしているそうです。

霜や氷などは「秋から冬に季節が一歩ふかまったサイン」として知られています。季節の移り変わりに目をやると、ハイキングやツーリングもさらに楽しくなるかもしれませんね。

 

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