【天気豆知識】山の天気で見かけることが多い霧の種類は7つもあった

霧
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霧とは何か?

都心部ではあまり見かけない霧。山にドライブやツーリングに出掛けると遭遇することもしばしばあります。その霧とは何なのでしょうか?雲・霧・靄の違い。また霧には何種類かあり、発生するときの空気の状態・場所・時間などによって分けられる呼び名を解説します。

霧の現象

天気で雨が降り、空気中の水蒸気の量が多くなり、湿度が上がります。そして湿度が下がり、空気中の水蒸気が小さい水粒となって空中に浮かび、雲がかかったように白っぽく見えます。この現象を霧といいます。

霧

霧が発生しやすい条件とは?

気温の変化と空気中の水蒸気の増加により霧が発生します。降っていた雨が止んで気温が下がると霧が発生しやすくなります。また、弱い風だと水蒸気が逃げずに長く滞留しやすいので、霧は盆地でも発生しやすくなります。

霧の散歩道

霧の散歩道

雲・霧・靄の違いとは?

霧と雲の違い

雲も霧と同じ天気の現象で空気中の水蒸気が集まり、水滴になった状態のことです。

違うところは、地面に接しているか、接していないかです。地面に接している状態を「霧」・地面に接していなくて空気中に浮かんでいる状態を「雲」といいます。

では、山の場合はどうなるのでしょうか?

例えば山にかかっている同じものを、山のふもとから眺めている人にとっては自分よりも高いところにあるので「雲」・その山の中にいる人にとっては自分の周りで、地面に接しているように見えるので「霧」となります。

つまり、同じものでもその人の視点によって呼び方が変わるということです。

雲海

雲海

霧と靄の違い

靄も霧と現象は同じです。靄との違いは水平方向に見通せる距離の差で変わります。

水平方向に見通せる距離が、1キロメートル以上の場合を「靄」1キロメートル未満の場合を「霧」と呼びます。

 靄

靄のかかる都市

霧の種類

霧には何種類かあり、発生するときの空気の状態・場所・時間などによって分けられます。

霧

移流霧

湿った暖かい空気が冷たい海上を移動するときに下から冷やされることで発生する霧のことです。

春から夏にかけて、三陸沖から北海道東方沖の冷たい海流に温められた空気が入ってくるので、初夏の千島列島から南北海道、さらに三陸側に発生しやすいです。海上で発生することが多く、「海霧」とも呼ばれています。

海霧

海霧

放射霧

風が弱い湿度の高い晴れた日の夜は、地面の熱が大気中に逃げていきます。そして、地表面の周りの空気が冷えていき、空気中にある水蒸気が水滴になり空中に浮かび、発生する霧のことです

方射霧が濃い時に山などの高いところから見下ろしたときに「雲海」が見えることがあります。気温が最も低くなる日の出前までが発生しやすく、日の出後1~3時間後には消えて晴れることが多いです。

発生場所が盆地では「盆地霧」・内陸では「内陸霧」・谷では「谷霧」と発生場所によって呼び名があります。

放射霧

放射霧

混合霧

空気は塊で動いて、これを「空気塊」といいます。空気塊は、気温の低さや高さ・湿度の低さや高さなどの組み合わせでできてます。

この2つの湿度と気温が異なる空気が風によって混合して、高温の空気が冷やされ、低温の空気は水蒸気が増えて発生する霧のことです。

湿度が高くて、気温の差が大きい時ほど発生しやすいです。

前線霧

前線によってできる霧のことで、違う性質の基壇が前線の付近でぶつかったり、温暖前線から降る雨が、前線の下で蒸発をして水蒸気となって、また冷やされて発生する霧のことです。

前線通過後に雨で湿った地表上に「放射霧」が発生することもあります。

前線霧

前線霧

蒸発霧

移流霧とは逆の現象で、冷たい空気が暖かい水面上を移動するときに発生します。冷たい空気は下から温められて、暖かい水面から蒸発をして、水蒸気によって霧が発生する霧のことです。

風呂場や暖かい飲みのからできる湯気と同じ原理で、「蒸気霧」とも呼ばれます。空気が冷たい湖や川の上を空気が通過した時に発生しやすいです。

川霧

川霧 蒸発霧

滑昇霧

空気が山を上り、上昇気流によって運ばれた湿った大気が上に行くことで冷やされて、霧が発生する霧のことです。天気のいい日に発生しやすい霧です。

逆転霧

気温の変化が通常と違う現象の逆転層の下にできた、灰色や白色の層状・霧状の雲の「層雲」などの雲低が、地表まで下がって霧が発生する霧のことです。

今回は7種類の霧を紹介しました。霧は幻想的で早朝には雲海を見れる場所もあります。

絶景な霧のスポットを探して出かけるのも楽しいと思います。

雲海

雲海と夕日

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