西の空から天気が変化する理由とは?なぜ西から東に天気が移っていくの?

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西の空から天気が変化する理由は、偏西風が西から東に吹いているためです。偏西風は、地球の西側から東側に向かって吹く風で、地球の自転の影響で発生しています。偏西風が吹いているため、天気は西から東に移り変わります。

 

天気の移り変わりを予測する方法とは?

 

西の空から天気が変化する理由

西の空から天気が変化する理由は、偏西風が西から東に吹いているためです。
偏西風は、地球の西側から東側に向かって吹く風で、地球の自転の影響で発生しています。
偏西風が吹いているため、天気は西から東に移り変わります。

天気の移り変わりを予測する方法

天気の移り変わりを予測するには、気象庁の天気予報を確認することができます。
気象庁の天気予報は、気象衛星や地上観測所からのデータをもとに、天気予報士が作成しています。
天気予報は、1日、3日、5日、7日、10日先まで予測することができます。

天気を知るメリット

天気を知るメリットは、天気の変化に備えることができることです。
天気の変化に備えることで、台風や大雨などの災害から身を守ることができます。
また、天気によって服装や外出の計画を立てることもできます。

アウトドアと天気

アウトドアの予定を立てる際に欠かすことができない天気予報の確認。残念ながらあまりいい状態ではない場合でも、該当エリアよりも西側が晴れていれば徐々に回復してくるだろう、そう判断するかたも多いでしょう。

逆に、今晴れていても西側の地方が雨でぐずついていれば、この雨雲がこちらにもやってくるかもしれないと予想をします。

天気は西から変化

多くのかたが当然のように「天気は西から変化」することを知っていますが、そもそもなぜ天気がそのように変わってくるのか、ご存じでしょうか。

実はこうした西から東への天気の変化は、日本を含めたヨーロッパやアメリカなど、限定された地域のみで起こっている現象で、条件として「西側から東に向かって強く風が吹く」ことが挙げられます。

富士山が見えるキャンプ

富士山が見えるキャンプ

天気の変化と偏西風の重要な関係

日本の場合には上空5,000mから10,000mの「偏西風」による影響が理由です。

この風が日本の西側から前線、低気圧や高気圧をたらすことから、雨を降らせる雲や台風も西から東に向かって移動をします。

時速にして37km、天気予報はこの速度を考慮した上で雲の動きの変化を予測したものなのです。アウトドアを楽しんでいる時には、時々意識をして西側の空模様をチェックするようにしておきましょう。

厚い雲がかかっていれば、早めに雨対策を行うことをおすすめします。

偏西風はなぜ東に向かって吹いているのか

天気は西から変化する、その影響が偏西風によるものだということはわかりますが、この偏西風がなぜ西から東に吹いているのか、ここにも疑問が残ります。

答えは

答えは明確で、地球が自転をしていて日本が北半球にあるからです。

偏西風が吹かなかったら日本の天気はどうなるのか、そんな風に考えたことがあるかたも少なくないでしょうが、そもそも前提として「吹かないことはない」、ということもわかります。

地球はどのエリアであっても同じ角度かつ同じスピードで西から東に回転していて、大気も同様の早さで回転しているというのが基本。

ですが、丸い地球を外側から見た場合、回転時の移動距離は赤道が一番長くなり、最も高速で動いていることになります。

赤道付近は

赤道付近は大気の層も厚く、最も活発に動いているエリアです。

また、太陽の熱もこの赤道エリアの大気をたくさん温めます。

温められた大気は赤道よりも気圧の小さいところに移動をしていくため、赤道よりも北側にある日本も南側から上ってくる気流の影響を大きく受けるです。

そして、この気流が日本付近にやってくると、自転によって発生した偏西風の影響で西から東に流れます。

雨雲や台風など、日本にやって来たものが西から東に移動するのはこうした理由です。

 

予測が非常に難しいゲリラ豪雨

ただ、日本の天気がいつでも西側から変化をもたらすものであるとは限りません。

たとえば、夏場は日本列島を太平洋高気圧が覆うために偏西風も北寄りに流れていき、東側の雨量が減る傾向にあります。

ゲリラ豪雨

ゲリラ豪雨

増えてるゲリラ豪雨

また、2000年代に入ってから非常に増えているゲリラ豪雨も、やはり西側からの天気の変化によるものではありません。

上空にある冷えた空気と、ヒートアイランド現象等で温まりすぎてしまった地面との温度差で発達した積乱雲が文字通りにゲリラ的に生じ、激しい雨を降らせます。

ゲリラ豪雨降水域

ゲリラ豪雨の降水域は大体四方20kmから30kmほどと局所的。同じ市内にいても一方では曇りなのに一方ではバケツをひっくり返したような雨量である、といった現象が起こることがあるのが特徴です。

発生時期が多いのは5月から夏場にかけてで、気象庁では数時間に100mmから数mm降る集中豪雨に対し、数十分間で数10mmの雨量のものをゲリラ豪雨としています。

まとめ

ゲリラ豪雨は予測しにくいということ、被害が局所的であることから、二次災害が想定しづらいという問題があります。
崖崩れの危険がある山や水場付近にレジャーに出かける際には、くれぐれも注意しましょう。もしもの時の避難場所の確認が大切です。