過ごしやすい季節には、絶景の中をバイクで風を切りながら走るのもいいものです。都道府県別ツーリングスポット九州地方編。長崎市は坂道が多いイメージですね。幕末、坂本龍馬は長崎で亀山社中を作りグラバーと取引しました。薩摩と長州を結ぶ長崎港で龍馬が時代の先を見ていたんですね。今回は、情緒あふれる魅力的な長崎県のツーリングスポットについて紹介します。
晴れた日の長崎県おすすめツーリングスポット

九州 長崎県
過ごしやすい季節には、絶景の中をバイクで風を切りながら走るのもいいものです。都道府県別ツーリングスポット九州地方編。
今回は、情緒あふれる魅力的な長崎県のツーリングスポットについて紹介します。

先輩は長崎はよくいきますか?

どちらかといえば山が多い熊本と大分が多いな!キナポンはよく長崎ハウステンボスや長崎市内に行ってるんじゃないの?

はい!年に2回は必ず行きますね!長崎ランタン祭りとハウステンボスの花火見たさに!では今回は私が紹介します。
皆さん、お付き合いの程よろしくお願いします。
平戸大橋を渡ってみましょう!

長崎県・平戸大橋
九州地方にはツーリングに適したスポットが多く存在しますが、長崎県だけに限っても、いくつかのそれが有名です。その中でもバイクで是非訪れてもらいたいのが、本土部と平戸島を結ぶ平戸大橋です。
潮風を満喫

平戸公園
この橋自体が国道(383号線)の一部となっており、橋の両側にある平戸公園と田平公園には九州のバイク乗りが多く集まることで有名です。これらの公園は共にバイク乗りの訪問を歓迎しており、バイクを留めることができる場所が広くとられているので、平戸大橋を渡る時にはどちらも是非訪問してください。
平戸大橋は全長が700メートルもなく、飛ばすとすぐに渡り切ってしまうので、遭えてそれほど速度を出さずに渡るのが通の走り方となっています。天気が良い日には、眼下に広がる広大な海、そこからの潮風を満喫することができるでしょう。
カトリック田平天主堂

田平天主堂
尚、平戸大橋から本土側で県道221号に入って10分ほど南下すると、赤レンガ造りで有名な教会のカトリック田平天主堂が見えてきます。この教会は、かつての隠れキリシタンに由来があるとされる由緒あるキリスト教会となっているので、見学しておいて決して損はないでしょう。
尚、集会(ミサ)は原則的に日曜日(復活祭やクリスマスなどの特別な行事がない限り)に行われ、誰でも自由に出席が可能ですが、それ以外の日は外から見るだけになります。
生月サンセットウエイ
長崎県の平戸島。そこから北西にある生月島です。平戸島から生月大橋で渡れます。
そんなに知っている人は少ないと思う穴場的な名道です。この島がツーリングには最適なシーサイドロードになっています。海風を受けながら快適なツーリング。一周回ると林道もあり標高もやや高い所もあり田園風景や棚田も見えてこんなところがあったのかと思わせてくれるに違いありません。
交通量も少ないため夕方のサンセットは独り占めでしょう。
彼女にしたい女の子を後ろに乗せて絶景が見えるスポットで降り、夕日が沈むオレンジ色の空にロマンティックに彼女に語り掛けると一発で恋に陥る事でしょう。(演出や気分は大事です。きっとそうなるように願っています。)
サンセットロードも外せません
カトリック黒崎教会

大村湾
長崎でのツーリングと言えば、このサンセットロード(県道28号線)も外すことはできません。この通りから臨む天気の良い日の夕日の沈む光景は、バイク乗りでなくとも一見の価値があります。途中で大村湾パーキングエリアを挟み、国道202号線に入るとその先にはカトリック黒崎教会が見えてきます。
先の平戸大橋の近隣にも有名な教会があると書きましたが、こちらのカトリック黒崎教会にもとても綺麗なステンドガラスに囲まれた礼拝堂(聖堂)が存在し、映画のロケ地としてもよく使われています。
キリスト教には大きく分けてカトリックとプロテスタントという2つの教派がありますが、長崎県ではカトリックの教会が見られます。これは、先のようにキリスト教徒がキリシタンと呼ばれていた時代から存在する教会(教派的にカトリックになります)が多く残っている為です。
仁田峠循環道路
長崎県の雲仙市と南島原市に位置する雲仙普賢岳。
1991年に発生した雲仙普賢岳の大火砕流災害。あれから30年経った今も雲仙普賢岳は活火山として活動しています。
仁田峠循環道路は雲仙天草国立公園に位置する山岳道路です。
また冬になると霧氷が美しい仁田峠。仁田峠は標高1080メートルにもなります。仁田峠展望台から妙見山頂へはロープウエイが通っていますので是非よってみたいスポットです。
四季折々の顔尾を見せる仁田峠。雲仙普賢岳の噴火でできた平成新山や島原湾に有明海も展望台から見渡せるでしょう。
循環道路は一方通行になっていて、とても走りやすく整備されています。
遠藤周作文学館

恋人の聖地
そのすぐ近くには遠藤周作文学館があり、同氏の作品のファンが多く訪れています。先に挙げた大村湾パーキングエリアは恋人たちのスポットとしても有名で、ここもまた映画の1シーンに登場したことがある場所となっています。
長崎県にはあまりこの恋人たちの為のスポットというものがない中、とてもロマンチックな雰囲気のある場所なので、ツーリングの目的によっては必ず立ち寄るべきだと言えるかも知れません。
西海橋公園まで走りましょう!

西海橋
ここまでの順に、長崎県の北部からのツーリングとなる最後には、西海橋公園を訪れてください。この公園に掛かっている西海橋という約300メートルの鉄橋は、海面からの高さが43メートルもあり、晴れている天気の日には走る時の迫力も満点です。
その西海橋は佐世保市と西海市を繋ぐ橋となっており、西海橋公園はその両方に掛けて存在している大きな公園となっています。
設置されている船を模した大きな遊具は、子供と一緒に楽しめるアトラクションとしてよくテレビや雑誌などに紹介されています。
バイク乗りとしては、この西海橋や西海橋公園を楽しんだ後にザ・パラダイスガーデンまで走ると、そこでメンテナンスなどを行うことができます。この施設はバイクのピットとして名高く、長崎県のバイク乗りには知らない人は居ないと言われています。工具の無料の貸し出しも行っているので、帰りの前にしっかりと愛車をここで整備しておきましょう。
24時間営業のガソリンスタンドも近隣にあり、施設としてはその他に天然温泉が無料で利用できます。ツーリングの最後にここで汗を流し、きちんとバイクの整備や給油を終えた上で帰途に着くことができるという、長崎県のツーリングの最後には相応しい目的地となっています。

如何でしたか?平戸から西海橋までのルート!かなりの距離がありますが車は少ないですよ。海岸線も綺麗なので凄く走りやすいと思います。次回は佐賀県です。また次回楽しみにしていてください。