山でキャンプをする際には、いくつかの注意点があります。
天候に注意し、水場を探し、火に気を付け、夜は暗くなることを忘れずに、動物に注意しましょう。
これらの注意点を守れば、山で安全にキャンプを楽しむことができます。
山でキャンプをする際の天候の注意点
最近はソロキャンプが多いんです。日頃のストレスを忘れ静かなところで癒やしたい。そんなキャンパーも多いのでは無いのでしょうか。
しかし。初めてのソロキャンプは少し不安。
そんなキャンパーに向けて記事にしました。
水道や設備がきちんとしたキャンプ場なら安全ですが、設備が不十分で管理人も夜はいないところでのキャンプ場や少し離れたところの人がいないフリーサイトを利用する場合少し不安が湧くかと思います。
しかし山でキャンプをする際には、いくつかの注意点を守れば安全にキャンプを楽しむことが出来ます。
天候に注意する
山は平地とは違い、天候が急変することがあります。
雨や雪が降ってきたら、すぐにテントや寝袋を準備し、安全な場所に避難しましょう。
水場を探す
山には水場が少ないため、水は必ず持参しましょう。
また、水は煮沸してから飲むようにしてください。
火に気を付ける
山で火を起こす際には、必ず火気厳禁の場所を避けましょう。
また、火を起こしたら、必ず消し忘れのないようにしてください。
夜は暗くなる
山でキャンプをする際には、夜は暗くなるため、懐中電灯やランタンを必ず持参しましょう。
動物に注意する
山には野生動物が生息しています。
生ゴミを外に出しておくことは動物を呼び寄せます。
しっかりと二重三重に封をして生ゴミは別にしておきましょう。
動物に遭遇した際は、慌てず、ゆっくりと離れましょう。
これらの注意点を守れば、山で安全にキャンプを楽しむことができます。
山の天気
山の方へ行くことが多いキャンプの場合、天気が崩れやすくなります。
ただ、雨が降るだけなら良いのですが、渓流近くにテントを張っててしまって川が増水し、中州に取り残されニュースになった事もありました。
管理人がいないキャンプ場では大雨が降ったときのために周りの地形を確認する事も大事です。
また、山と渓流近くのキャンプでは事故に合わないよう十分な注意と最悪中止にするなどの決断も必要です。
楽しいキャンプにするために天気の崩れに備えましょう。
キャンプで突然の雨について
先生こんにちは。
もうすぐ夏休みですね。休みが合えば私たちの家族と山へキャンプ行きませんか?
8月になると休みは取れやすいので、是非とも一緒にいきましょう!では今回の講義はキャンプと山の天気にしましょう。
いいですねー。ちょうど知りたい内容でしたわ。よろしくお願いします。
山の天気は崩れやすい理由
キャンプは山の方へ行くことがほとんどですよね。
そのため、天気が変わりやすくいきなり雨が降ってきた、地上は雨が降らないのに、山だけ雨が降っているということも十分にあるのです。
では、何故山の天気や山の方の地域は天気が変わりやすいのか紹介したいと思います。
雨が降るのは雲のせい
雲ひとつない晴天のときは、穏やかで雨が降らないことがほとんどです。
反対に雲が多くなってきて、さらに黒い雲だと雷や大雨が降るのです。
つまり、雨が降るかどうかは、雲がカギになっていることが分かりますね。
夕立とかまさにこんな感じですね。黒い雲が広がるって感じは夏の夕立を思い出しますわ。
そうですね。辺りが急に暗くなってきてその後大雨になった経験はありますよね。山の中では雲が出来るスピードが違ってきます。
午後から天気が崩れやすい理由
特に午後から天気が崩れやすいということがほとんどだと思います。
そのときにどんなことが起こっているのでしょうか。
実は山特有の天気である上昇気流が原因となっています。
これは街の方ではあまりないのです。上昇気流によって山で雲が出来てしまいます
。風が山にぶつかると、風はほかに行き場がなくなり、強制的に山の斜面を吹き上がってきます。
これにより、山では風が吹けばあっという間に上昇気流が発生するのです。
また、晴れた日、太陽の熱によって山肌が温められると、地面付近が暖かく軽い空気となり、上昇気流が作り出されます。
この2つが原因となって山の上は上昇気流により雲ができやすい場所となっているのです。
今まで気にしてなかったけど、山の天気が変わりやすいのはこういう事だったんですね。
雨が降るサインとは
では、雨が降るサインである注意点を紹介していきたいと思います。
大気の状態が不安定なとき
これは天気予報などでよく耳にするワードですね。
暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ向かう動きが起こり、強力な上昇気流が発生します。
これにより、急激に発達した雲が積乱雲となり、雷を伴った大雨を降らせます。
積乱雲とは、山でもっとも危険な雲のひとつです。
とにかく巨大な雲なので、時に災害が起こるような大雨になることがあります。
天気予報で「大気の状態が不安定」といわれたら無理のない早めの行動をして、キャンプへいくなら時間や日にちをずらすようにしましょう。
嫌いな雷の話をしましたが、備えあれば患いなしです。折角のキャンプが台無しにならないよう情報には気を配っていきましょう。
雷だけはさすがに嫌ですね。積乱雲には気をつけなくては。
いざという時は車の中に避難しましょうね。
海から風が吹き込むとき
海の上は水分が蒸発しているので、水蒸気を含んだ空気がたくさんです。
この海が山にぶつかると、上昇気流が発生し、風上側で天気が崩れやすいことが予想されます。
風向予報はネットなどでもチェックすることができるので、山の方へ行く場合は、風向きもチェックしてみることをおすすめします。
たとえば有名な富士山の場合なら、夏場の富士山は静岡県側から風が吹くと静岡県側で特に天候悪化や積乱雲の発達に注意が必要です。
雲を読むことが大切
山の天気は著しく変化するのですが、その変化の前兆はすべて雲の様子があらわしています。
変化の前兆を見逃すと遭難したり、災害に巻き込まれて命の危機になってしまうので、雲の様子をみていきましょう。
たとえば空気に透明感がなかったり、遠くの山が白っぽく見えたりするときには大気中に水分が多く含まれているので雲が発生しやすい状況だと言えます。
また、放射状の雲や西や南の方から広がるときも天気が崩れる前兆になるので、このような状況になったら、対策をすることが大切です。
キャンプなら外に出してあるものを非難させたり、火をつけていたら、火を消したり、雨が降っても大丈夫なように準備をしておくことが大切です。
また、雨が降ると一気に寒くなることがあるので、防寒具や雨対策の服装もあらかじめ準備しておくことが大切です。
うんうん。雲は要注意。
流れを見ることが大事なんですね。
まとめ
キャンプの突然の雨について紹介しました。
キャンプは山の方へ行くことが多いので、天気が崩れやすくなります。
ただ、雨が降るだけなら良いですが、大雨が降ると予想できる時はキャンプを中止にするなど、山の方へ行かないようにすることも大切です。
キャンプへ行く予定がある人は是非参考にしてください。
次のキャンプは先生がいるから安心ですね。
キャンプといえども、夏の山の天気と雷は注意ですね。
キャンプ場でいろいろと教えてあげられますよ。黒い雲や雷は実践出来ない方がいいですけどね。
では、また会いましょう!