夜空に輝く星に関するクイズ!星を知って毎晩の空が楽しくなるかも?

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ふだん地球に住む全員が何気なく見ている星にも、しっかり名前があってそれぞれに歴史があります。そんな夜空の星に関するクイズを出題します。
何気なく聞いたことのある星、あまり聞いたことのない星さまざまあると思いますが、星のことをもっと知ればいつもの星空がまた違って見えてくるかもしれません。キャンプに行った時にふと空を見上げて、「あっ!流れ星!」と子供と言ったのを思い出します。

流れ星

流れ星

夜空に輝く星に関するクイズのはじまり、はじまり~

Q1 「明けの明星」とは何という星のこと?

(1)火星
(2)水星
(3)金星

 

正解:(3)金星 です。
解説:朝になるとどんどん星も見えなくなりますが、そんな中でも特に強く光ることができるが「明けの明星」こと金星です。金星の雲は太陽光を反射しやすいため強く輝くのです。
豆知識:金星は地球との位置的に明け方と夕方にしか見えません。夕方に見える金星は「宵の明星」と呼ばれていて、別名としては一番星と呼ばれており、まず一番最初に光り輝くことが名前の由来となっています。

 

Q2 夜空の北極に一番近い星(北極星)の正式な名前は?

(1)ポラリス
(2)アンタレス
(3)ベテルギウス

 

正解:(1)ポラリス です。
解説:ちょうど夜空の北極(=天の北極)にある星は動くことがなく、「北極星」と呼ばれています。最も近い位置にあるのが「ポラリス」というこぐま座にある恒星です。
豆知識:現在ポラリスが北極星と呼ばれていますが、実は大昔は別の星が北極星と呼ばれていました。地球の自転軸は少しずつズレていっているので、時代によって天の北極の位置が違うのです。今から2,000年後の未来には「エライ」という星に北極星の座が変わるとされています。

 

Q3 織姫と彦星の距離はどれくらい?

(1)約15光年
(2)約25光年
(3)約35光年

 

正解:(1)約15光年 です。
解説:天の川を隔てて輝く、織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)の距離は約15光年あると観測されています。光が1年に進める距離が1光年ですから、意外と遠い場所にあることがよく分かります。
豆知識:ベガはこと座の一等星で、夏の夜には非常によく見える星です。ちょうど天の川を隔てた対極にわし座の一等星アルタイルがあります。非常に目立つ星のため昔から親しまれ、「織姫と彦星」の童話も作られました。なお、地球から近いのはアルタイルの方ですが、それでも約16光年も遠い場所にあるのですから、非常にスケールの大きな話です。
天の川

天の川

Q4 「金環日食」とは月が太陽を隠して、どう見える現象のこと?

(1)太陽が全く見えなくなる
(2)太陽が欠けたように見える
(3)太陽が輪っか状に見える

 

正解:(3)太陽が輪っか状に見える です。
解説:金環日食は位置的に月がすっぽり太陽と重なるのですが、太陽のほうが大きく見えるため、ピッタリ月が重なった時に太陽光が周りから漏れ出して輪っか状になります。
豆知識:太陽と地球の間に月が入ると、太陽光が遮られて地球に影ができます。その影のある場所から見ると、太陽が月に隠れて見えますがこれを「日食」と呼びます。月が地球にかなり近い位置にあると太陽がすべて隠れますが、遠いとすべて隠せず太陽が輪っか状に見えることになります。

 

Q5 「W」の形で知られる星座の名前は?

(1)ペルセウス座
(2)アンドロメダ座
(3)カシオペヤ座

 

正解:(3)カシオペヤ座 です。
解説:秋から冬にかけて、北の空には「W」の形の星座が光り輝きます。これがカシオペヤ座(カシオペア座)で、時間帯によっては角度の違いでMの形にも見えます。
豆知識:星は季節と時間によって、見た目上の場所は大きく変わりますが、それぞれの星の見た目上の位置関係は変わりません。そのため毎年ずっとカシオペヤ座はWの形のままで見えます。しかし遥か未来にはちょっとずつ位置がズレたり、消滅・出現によって別の形の星座に変化するのかもしれません。

 

Q6 国内で夜見られる、一番明るい恒星はどれ?

(1)シリウス
(2)アルタイル
(3)スピカ

 

正解:(1)シリウス です。
解説:シリウスはおおいぬ座の1等星で、日中の太陽を除いて夜一番明るい恒星です。(日本国内から見て)。冬の空で特に目立つ星であるため、シリウスを含めた「冬の大三角」はまさに季節の風物詩となっています。
豆知識:シリウスは冬の大三角を構成する星の1つですが、他の季節にも「春の大三角(スピカなど)」「夏の大三角(アルタイルなど)」があります。ただし秋だけは「秋の四辺形」という4つの大きな星でまとめられています。

 

Q7 夜空の星は1時間に何度(角度)動く?

(1)10度
(2)15度
(3)20度

 

正解:(2)15度 です。
解説:地球が自転しているため星が動いて見えるのですが、地球は24時間に360度回転しています。つまり360÷24=15となるので正解は「15度」です。
豆知識:地球は1日に1回転、自転していますがもっと長い目で見ると、太陽の周りを1年かけてぐるっと回転しているのです。これを「公転」と言いますが、自転だけでなく公転もしているので春夏秋冬で見える星がガラッと変わってしまうのです。

 

まとめ

夜空に見えるそれぞれの星や星座にはさまざまな名前があり、さまざまな理由で動いたり光ったりしているのです。星の世界は非常にスケールの大きな話ですが、どこからでも見える非常に身近な存在でもあります。今回もし初めて知った星があれば、探してみると楽しい発見があるかもしれません。