雪には、雪片の形や大きさ、降り方など、さまざまな種類があります。ここでは、雪の種類について詳しく説明します。
今回は、雪どうやって降るのか、雪の種類や名前は?沖縄でも雪は降るのか?日降水量の記録は?あられやひょうの違いなど雪をテーマにして確率降水量過去の大雨のデータ等を解説しました。
雪の種類の降り方や見分け方
雪の種類は、その形や大きさ、降り方などによって、さまざまな呼び方があります。
例えば、雪片が六角形の形をしているものを「六角柱状の雪」と呼び、雪片が大きいものを「大粒の雪」と呼びます。
雪の降り方も、地面から舞い上がる「舞い上がる雪」、空から降ってくる「降る雪」、地面から吹き上がる「吹き上がる雪」など、さまざまです。
雪の種類は、その地域の緯度や気候によっても異なります。
例えば、北極や南極では、六角柱状の雪がよく降りますが、日本では、六角柱状の雪のほかに、大粒の雪や舞い上がる雪がよく降ります。
おはようございます。
先生、今日は雪について教えてくれますか?
雪の種類や降り方等お願いします。
おはようございます。
今回は雪の種類や降り方ですね。
順を追って説明していきます。
まずは次の説明を見てください。
雪はどうやって降るの?
真冬になると、日本付近にはシベリア大陸で発達した高気圧から、北寄りの冷たく乾燥した季節風が吹きやすくなります。
山雪型の大雪は、西高東低の冬型の気圧配置が強まって等圧線がほぼ南北に縦じま模様になり、衛星挿絵では雪雲が北西から南東に筋状に並ぶケースにおこります。
このようなケース、北西の強い季節風が日本列島の高い山々に吹き付けるため、山の風上側で雪雲が発達して大雪をもたらします。
里雪型の大雪は、冬型の気圧配置が弱まって等圧線の間隔が空間、上空に強い寒気が流れ込んで大気の様子が不安定となった事例に起こります。
このような事例、海岸沿いで雪雲が発達し、海岸や平地に大雪をもたらします。
一方で、山に吹き付ける風は弱いため、山間部での雪雲の発達は顕著ではないのです。
粉雪とぼたん雪
粉雪は寒く乾燥した事例に降ります。
反対に、空気がわりと暖かく湿っているケースにぼたん雪となります。
ですから、粉雪は軽い雪に、ぼたん雪は重い雪になります。
あられとひょうの違い
雲の中を落ちてきた雪のクリスタルが、下からの上昇気流におし上げられて、しかも落下するという事を何度も繰り返しているうちに、数多くの水の粒が凍りついて降ってくるものをいいます。
あられが直径5ミリ以上のものになると、ひょうと呼ばれ、ゴルフボール大のものや、ときには野球ボールより大きいものが降る事もあります。
みぞれとは
上空から雪が降ってくる途中、地上近くの気温が高いと、雪がとけて雨になります。
一部分とけずに雪のまま落ちてくると、みぞれになります。
みぞれは、観測分類上は雪に含めます。
沖縄の雪の観測記録
久米島のみぞれ観測は、1977年2月17日以来、2度目となり、名護のみぞれ観測は、1966年の観測開始以来初めての観測となりました。
この風がわりと温かな日本海をわたってくる途中で、水蒸気の補給を受けて雪雲ができ、日本海側は雪が降ります。
雪雲が日本列島の中央の山脈を越える時に、全くの雪は落ちてしまい、太平洋側では晴れとなります。
山間部を中心に大雪になるケースを山雪型の大雪、海岸や平野部を中心に大雪となる事例を里雪型の大雪と呼んでいます。
雪にも多くの種類があるんですね。
今まで降った雨や雪はいつ頃ですか?
また、雪も降水量ですか?
はい。雪は降水量や降雪量に分けられます。
降水量と降雨量の違いは関連記事を掲載していますので併せて読んでみてください。
日降水量の記録
日降水量では、深夜から未明にかけての集中豪雨など24時をまたぐ降水では2日間に分類られるため、雨の激しさをうまく表せない事があります。
これを補うものとして任意の24時で計算する24時降水量があります。
観測史上の雨量記録
一例を挙げれば、静岡では2004年6月30日に静岡地方気象台で観測歴史上最大限の368mmの雨量を記録しましたが、これは日降水量に関連する記録です。
24時降水量では1974年に起こった七夕豪雨で、508mmと日降水量を大幅に上回る記録をもっています。
同じくに、マックス1時間降水量も任意の1時間の降水量の最大限値を表します。
24時をまたぐ期間に激しい雨が降ったケース、マックス1時降水量が日降水量を上回る事がります。
50年に一度や100年に一度ってこういうところから来てるのかもしれませんね。
後は余談ですね
確率降水量過去の大雨のデータから統計学的に推定して算出した降水量
ある現象が平均的に何年に1回起こるかを表した値を「再現期間」と言い、ある再現期間に1回起こると心積もりられる降水量を「確率降水量」と言います。
確率降水量は、学術研究、防災計画、河川計画などにおいて、大雨についての地域特性を知るための基礎資料として活用されますが、平年値や極値・順位値など、いつも公表されている実のところの雨量を示す降水量とは質の異なる「統計値」である事に配慮が必須になります。
その上、確率降水量の「危険性マップ」は、稀にしか起こらない極端な大雨の剛性や頻度を示したもので、災害の剛性や頻度を直接示すものではないのです。
最後は難しい。まあ余談から。
また、次回もよろしくお願いします
最後は聞きなれない言葉ばかりでしたからね。(汗)
では、また次回にお会いしましょう。
まとめ
雪には、雪片の形や大きさ、降り方など、さまざまな種類があります
雪の種類は、その地域の緯度や気候によっても異なります。
雪の種類について知っておくと、雪の観察や雪遊びがより楽しくなりますよ。