天候に強いテントは、どんな天候でも快適に過ごせるので、アウトドアやキャンプには欠かせません。天候に強いテントは、どのような種類があり、どのような素材でできているのか、また、どのような設営方法なのかをご紹介します。
天候に強いテントの種類や素材と設営方法
テントを選ぶ際は、天候や季節を考慮することが大切です。
天候に左右されず快適に過ごせるテントを選ぶことで、キャンプやアウトドアがより楽しくなります。
雨天の場合
雨天でもテント内が濡れにくいように、フライシートやインナーテントには防水加工が施されているものがおすすめです。
また、雨水がテント内に浸入するのを防ぐために、ベンチレーション(通気口)が付いているテントを選ぶとよいでしょう。
雪天の場合
雪が積もっても倒れないよう、頑丈なフレームと生地が使われているテントがおすすめです。
また、雪がテント内に吹き込むのを防ぐために、スカートが付いているテントを選ぶとよいでしょう。
風が強い場合
風が強い日でも倒れないよう、頑丈なフレームと生地が使われているテントがおすすめです。
また、風にテントが飛ばされないように、ペグ打ちをしっかり行いましょう。
天候に応じたテントを選ぶことで、キャンプやアウトドアをより快適に楽しむことができます。
突然の雨でも安心!テントの選び方
アウトドアやキャンプでは天気予報が外れて急に雨が降ったり、強い風が吹きはじめたりと予想外の事態も起こりがちです。万が一の雨風に慌てないために、事前準備をしておきましょう。
レインコートやレジャーシート、長靴といったレイングッズは必須アイテムです。
そのほか、テント選びも手を抜いてはいけません。
耐水圧をチェック
テントにはさまざまな種類がありますが、急な雨に遭ってもトラブルなく使えるように、耐水圧のチェックが重要なポイントになります。
テント選びのポイント
テントの防水性は耐水圧で表します。耐水圧は500mm〜1000mmのもので、小雨〜普通の雨程度までしか耐えられません。
1500mm以上の対水圧であれば、強い雨に耐えることが可能です。
テントの耐水圧は、最低でも1500mm以上のものを選ぶと安心でしょう。
梅雨時期のキャンプや大雨の不安がある時には、2000mmのものを選んでおくとより安心です。
新品のテントは耐水性が高いものの、使用や経年劣化により防水機能は低下していきます。雨に濡れたら際は拭いて陰干しをしたり、撥水や防水スプレーをかけたりと、こまめな手入れが大切です。
しっかりメンテナンスをしておくことで、テントの耐水圧をキープすることができます。
冬場でも思いっきり楽しめるテントの素材
キャンプといえば夏のイメージが強いですが、キャンプは季節に関係なく楽しめます。
夏はファミリー連れで大賑わいといったキャンプ場も、冬になるとキャンプ客が少なくてゆったりと過ごせる点がメリットです。
冬キャンプに適したテント
寒い朝にキャンプ場で飲む温かいスープは格別です。
焚き火をしながらコーヒーを飲むのも、至福のひと時でしょう。
そんな冬の寒い時期にアウトドアやキャンプを思いっきり楽しむためにオススメなのが、ポリコットン素材のテントです。
ポリコットンとは、コットンとポリエステルを組み合わせて作られた生地です。
防水性が高く悪天候にも適しています。
冬場はテントの内側と外側の温度差が大きく、どうしても結露が多くなります。
朝起きたらテントがぐっしょり濡れているなんてことも、冬のキャンプではよくあることです。
一方、ポリコットンテントは結露がつきにくい特性をもつため、冬場のキャンプにも向いています。
また、ポリコットンテントは幕質が分厚くて保温性も抜群です。
そのため冬場でもテントの中が暖かく保てて快適に過ごせます。
アウトドアメーカーからはたくさんの種類のポリコットンテントが発売されているので、お気に入りのデザインもきっと見つかるでしょう。
急な強風にもびくともしない安心対策
テントを張る際に、雨よりも怖いのが突風や強風です。
キャンプの強風にも耐えられるテント
キャンプ場では時折、強い風が吹くことがあります。
突然の強風でテントが飛ばされるのを避けるためにも、風に強いテントを用意すると安心です。
強風にも負けないテントには、背の低いドーム型やティピー型のワンポールタイプが挙げられます。
ただしワンポールタイプはきちんと張ることができれば風対策になりますが、適切な位置にペグ打ちができていなかったり、テンションがかかっていなかったりすると、風で倒壊する恐れがあるので気をつけましょう。
テントが大きければ大きいほど、しっかり張るためにはスキルと労力を要します。
ドーム型テントは比較的手軽に設置できる
ドーム型は自動的に形が決まるので、ワンポール型よりは手軽かもしれません。
テントを設営した後に、フィンを使ってロープで補強しておくと安心です。
窓部分もフィンを使ってロープで補強しておくといいでしょう。
暗くなると作業が大変なので、明るいうちに設営を済ませることが大切です。
まとめ
キャンプでは、ウェザーニュースアプリを使って天気や風情報を仕入れておきましょう。
テント選びはデザインだけでなく、機能面のチェックも大切です。
雨や風、冬場の結露対策を行って、アウトドアを思いっきり楽しんでください。