天気に関することわざや四字熟語はたくさんあると思います。今の時代はアプリやニュースなどで天気の状態を知る事が出来ます。そんな便利ツールがなかった時代に、先人たちは知恵により天気を予想していたのです。天気ことわざや四字熟語は調べたら調べるほど面白いですね。
天気や気候にまつわる四字熟語やことわざを知っていますか?これらの言葉を通じて、天候の変化や自然の驚異を楽しみながら学んでみませんか?この記事では、四字熟語やことわざを使って、天気と気候の世界を楽しく解説します!
覚えておきたい四字熟語で楽しく学ぶ天気と気候
天気や気候にまつわる四字熟語やことわざを知っていますか?
天気や気候は、私たちの生活に密接に関わっています。天気や気候によって、私たちの服装や食事、行動などが変わってきます。
天気や気候にまつわる四字熟語やことわざには、天気や気候の変化を予測したり、天気や気候の変化に適応したりする知恵が詰まっています。
天気や気候にまつわる四字熟語やことわざを知ることで、天気や気候をより深く理解することができます。
知っておきたい天気にまつわる四字熟語
このような四字熟語を知っていくと、そのようなシチュエーションだという時にさっと出てくるものです。また受験にも出て来るかもしれませんね。
自らが使うだけでなく、人が使った際の意味が分かるようにという意味でも、覚えておきたいものを挙げていきます。
「晴耕雨読」(せいこううどく)
晴れた日には田んぼや畑を耕し、雨の日には家で読書をすると表している言葉です。つまり、晴れた日には外で仕事に精を出し、それができない雨の日には家の中で勉強をする姿の表現となっており、勤勉な姿の象徴だと考えていいでしょう。
「あの人は、晴耕雨読の充実した生活を送っているそうだ」のような使い方になり、その人がとても真面目で、人間としてあるべき姿だと表現しています。
ただし、現在ではこの言葉を使うと少々大袈裟になってしまいがちなので、実際には意味を覚えておく程度でいいでしょう。
「干天慈雨」(かんてんじう)
日照りで困っていた時に降る恵みの雨のことです。
特に稲作で雨が降らずに困っていた時に降った雨に対して使われる言葉で、「この長雨こそ、正に干天慈雨だ」などと用いられます。
ここから発展した解釈で、何かが無く困っていた時に、それが訪れた(手に入った)といった使い方をすることもあります。
本来の意味ではありませんが、「あの参考サイトが干天慈雨になって、完成させることができた」のように使ったとしても誤りではありません。
「晴好雨季」(せいこううき)
晴れていても雨が降っていようと、どちらでも絶景だという意味の言葉になります。
使い方としては、「今度行く場所は晴好雨季だから、あまり天気は気にしなくていいよ」といった形になり、そこから転じて、天候は関係ないと解釈されて使われることも多いです。
本来は天気に関係なくいい景色が見えることの表現ながら、上のような使い方もよく見られる言葉で、天気にまつわる四字熟語にはこの手のものが多いのが特徴となっています。
ことわざで探るお天気と気候の秘密
天気、または気候が関係していることわざは、どれもそれなりの根拠があって作られたものだと考えていいでしょう。
多少オーバーだと思えるものもありますが、全くの誤解や間違いだというものはほとんどないのが特徴だと言えます。
「狐の嫁入り」(きつねのよめいり)
日差しが差しているいい天気なのに、雨が降ることを指しています。
いわゆる「天気雨」のことだと解釈して構わず、「狐の嫁入りがあったけど、もう止んで晴れている」といったように使われることわざです。
何故「天気雨」をこの「狐の嫁入り」と表現するのかと言えば、晴れているのに雨が降るとは、狐が化かしているのではないかという解釈からです。
「狐につままれる」という言葉もあるように、狐が人間にそのような幻覚を見せることがあると昔から考えられているのは有名な話です。
「猫が顔を洗うと雨」(ねこがかおをあらうとあめ)
顔を洗うと言っても、前足で顔をぬぐうような仕草がそれに当たり、これが見られるとじきに雨が降ってくると表していることわざです。
これにもきちんとした理由があり、雨が近付くと空気中の水分によって湿気が高くなり、それが猫の髭にまとわりついて、その不快感から先のような仕草をすると考えられている為です。そこまでの根拠ではないものの、一応そのような理由付けができていることわざなのです。
「暑さ寒さも彼岸まで」(あつささむさもひがんまで)
これは有名なことわざで、一年に二度ある「彼岸」を境に季節や気候が変わることを表しています。春の彼岸は「春分の日」の前後3日間のことを言い(合計して7日間)、そこを境に暖かくなってくると言われています。実際にも3月20日の前後になることの多い「春分の日」の辺りから初夏に入ることが多く、このことわざの通りです。
秋の彼岸は「秋分の日」を含めた前後3日間で、こちらは毎年9月の中旬以降になります。まだ暑さが残っていることも多いですが、そろそろ夏は終わり、秋から冬への季節が変わるタイミングなのは間違いありません。
実際の使い方としては、9月に入っても7月の下旬や8月のように暑いという場合に、「暑さ寒さも彼岸までだから、もう少しの辛抱だよ」などとなります。
使うポイント
さらっと使うのがポイントです。これらの四字熟語やことわざは、どれもじっくりと意味も含めて使うという性質でもなく、会話中でさらっと用いるのがおすすめです。決して知っていることを威張れるようなものでもなく、「知識」というよりも「雑学」に分類されるものも多くあります。
ですが、どれも知っておいて悪いことはなく、それによって会話が弾むきっかけになることもあるので、この機会に上のものは是非覚えておくといいでしょう。
それぞれ他にも色々と存在しますが、ことわざは前述のように何かしらの根拠から作られているものなので、知らないものを見たり聞いたりした時には、それを調べてみるのも楽しいかも知れません。
【特集】四季折々の天候と四字熟語・ことわざ
この記事では、四季それぞれの特徴的な天候に関連した四字熟語やことわざを紹介します。
春の桜、夏の暑さ、秋の秋雨、冬の雪…それぞれの季節が持つ特徴を四字熟語やことわざで表現し、それを通じて自然の移り変わりを楽しみましょう!
春の季節
【春】春は新生活の始まりでもあり、自然界でも新しい命が芽吹く時期です。
そのため、「春眠暁を覚えず」のような四字熟語があります。
これは、春の快適な眠りからなかなか覚められないという意味です。
また、「春一番」や「春風駘蕩(しゅんぷうとうとう)」といったことわざもあります。
夏の季節
【夏】夏は暑さで知られ、暑さを表す四字熟語やことわざがたくさんあります。
「炎天下」や「酷暑厳(こくしょごん)」など、暑い夏の日を表現する言葉です。
また、「夏虫疑氷(かちゅうぎひょう)」ということわざは、経験が浅いと物事の本質を理解できないという教訓を伝えています。
秋の季節
【秋】秋は収穫の季節で、四字熟語の「秋豊年(しゅうほうねん)」や「秋桜飛舞(しゅうおうひぶ)」は、その豊かさを表現しています。
ことわざでは、「秋の日は釣瓶落とし」があり、秋の日が短くなる様子を表しています。
冬の季節
【冬】冬は厳しい寒さが特徴で、「冬眠」や「寒中水泳」などの四字熟語があります。
「冬三日」は、冬でも暖かい日が続くことを表すことわざです。
以上のように、四字熟語やことわざは、季節や天候にまつわるさまざまな事象を表現しています。これらを覚えて、自分で詩やエッセイを書いたり、友だちと話すときに使ったりしてみてください。
楽しく学べるとともに、言葉の力を身につけることができますよ。”
まとめ
四字熟語やことわざを使って、天気や気候の世界を学んできました。
これらの知識を使って、天気予報を見る楽しみが増えたり、理科の授業がより面白くなったりするかもしれませんね。
これからも四字熟語やことわざを使って、自然のことをもっと深く理解していきましょう!